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acid android圧倒的な世界で魅せた2011年初ライブ

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acid androidが、8月4日に神奈川・川崎CLUB CITTA'にて今年初のライブ「acid android live 2011」を実施した。

開演時刻が近づくと、yukihiroの名を叫ぶ声が聞こえ始め、フロアは緊張感に包まれていく。そして定刻の19:00ぴったりに場内が暗転。エレクトロなSEによって独特の世界が作られた頃、バンドメンバーとyukihiroが登場すると絶叫に近い歓声が会場に響いた。

1曲目に届けられたのは、重厚なギターリフが刺激的な「chaotic equal thing」。yukihiroは体をしなやかにくねらせながらエッジが効いた歌声を響かせ、オーディエンスの視線を釘付けにする。続くダンサブルな「let's dance」ではoiコールが発生し、会場の熱狂が加速。yukihiroはそんな観客の反応に応えるように、挑発的なパフォーマンスを展開した。

毎回ライブでは新しい要素を取り入れているacid androidだが、今回はLEDライをフィーチャーした演出を導入し、観客を惹きつけていく。ストイックなステージングにはさらに磨きがかかり、MCも休憩も一切挟むことなく、次々とハードな楽曲を畳み掛けていった。

重々しくダンサブルな楽曲を連投する一方で、中盤の「chill」は、ステップを軽く踏みながらメロディアスに歌い上げ観客を魅了する。かと思えば「useless action」では轟音が響く中、突き刺すようなボーカルでフロアを圧倒した。

後半に差し掛かると会場の空気はさらに熱気を帯び、yukihiroの牙を剥くような声が印象的な「enmity」、観客とのコール&レスポンスのようなやり取りが繰り広げられた「rtn2010」と、クライマックスに向けて激しいナンバーが投下される。yukihiroの動きは時間が経つに連れて自由さを増し、「daze」の途中ではマイクを床に叩きつけ、ヘッドバンキングを始める場面も。

そしていよいよライブはクライマックスへ。上着を脱ぎタンクトップ姿になったyukihiroは、バンドの轟音に乗せて、艶やかでクールなボーカルを響かせた。「violent parade」の終盤ではステージの両脇に移動し、オーディエンスにマイクを向け声を求める仕草をみせる。最後にyukihiroは一切の余韻を断ち切るかのようにマイクを床に叩きつけ、片手を上げ颯爽と舞台袖へと消えていった。

ブランクを感じさせない、濃密な1時間半のステージに観客も大満足の様子。明るくなったフロアからは、充実したパフォーマンスを讃えるように長い間拍手と歓声が止むことはなかった。

acid android「acid android live 2011」セットリスト

01. chaotic equal thing
02. let's dance
03. imagining noises
04. double dare
05. relation
06. chill
07. useless action
08. clockwork dance
09. gamble
10. balancing doll:1.02
11. a moon tomorrow
12. egotistic ideal
13. enmity
14. rtn2010
15. daze
16. violator:1.02
17. i.w.o.m.f.p.p just an android
18. violent parade

※記事初出時、カメラマンクレジットに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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