学芸大青春から南優輝が脱退、芸能界を引退し別の道へ…10月以降に現体制ラストライブ

学芸大青春から南優輝が脱退することがYouTubeの生配信で発表された。

南はこの配信のために用意してきたという手紙を朗読する形で、グループの脱退と芸能界を引退することを発表。歌手としての実感を得るほど心の葛藤が大きくなったという南は、今年3～6月に行った5thライブツアー「ダンス! ダンス!! ダンス!!!」後に、メンバーやスタッフに「家族や友人など身近な人たちとの時間を大切に生きていきたい」「ライフワークバランスの整った人生を送りたい」といった思いを打ち明け、慰留を望むメンバーやスタッフと話し合いを重ねたが、最終的には自身の意思が尊重される形となったと経緯を説明した。

南は学芸大青春としての第1目標であった日本武道館ワンマンライブの夢を叶えないまま、志半ばでグループを脱退することを何度も謝罪しつつ、現段階で発表されているイベント等には精一杯参加する意志を伝えた。また10月以降に現体制でのラストライブが予定されており、このライブを終えた来年には一般企業に就職することが決まっていると報告した。

最後に南はこれまで活動を見守ってくれたじゅねフレ（学芸大青春ファンの呼称）に向けて「これまでたくさんの愛をありがとうございました。私、南優輝として最後の願いは、これからも学芸大青春として活動を続けていく4人のことを引き続き応援していただくことです。これからも学芸大青春をよろしくお願いします」とコメント。「学芸大青春として皆さんと過ごした時間は何物にも代え難い財産です。皆さんからいただいた思いを忘れず、これから歩む別の人生でも一生懸命生きていこうと思います。これまで本当にありがとうございました」と深く礼をして配信を終えた。

オフィシャルサイトには南による手書きのメッセージ全文と、メンバーおよびスタッフからのコメントが掲載されており、メンバーから南へ「この先、歩む道は別々になるけど、お互い頑張りましょう。武道館の一番良い席を空けておくので、絶対観に来てね。来ないと人生損するよ」と温かいメッセージがつづられている。

学芸大青春は“現実世界とメタバースを行き来する”をコンセプトに活動する、相沢勇仁、内田将綺、仲川蓮、星野陽介、南優輝の5人で結成されたダンス＆ボーカルグループ。キャラクター化された“2次元”と、実在のメンバーによる“3次元”の姿で活動を行っており、2次元のキャラクターデザインはイラストレーターの冨士原良が手がけた。2019年9月の歌手デビュー以降も3次元の姿では素顔を隠して活動していたが、2022年9月に東阪で行われた3周年記念ライブで3次元の素顔を解禁した。