all at onceが“ワンスん”と作り上げた「The Greatest Day」笑顔あり涙ありのツアーファイナル

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all at onceのライブツアー「all at once live tour 2023 "The Greatest Day"」の最終公演が4月22日に東京・Veats Shibuyaで開催された。

all at once(撮影:達川範一)

all at once(撮影:達川範一)

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4月12日にリリースされた2ndアルバム「The Greatest Day」のタイトルを冠したこのツアー。all at onceは愛知、大阪、東京でライブを行い、最新アルバムの楽曲をメインに披露した。

「all at once live tour 2023 "The Greatest Day"」の様子。(撮影:達川範一)

「all at once live tour 2023 "The Greatest Day"」の様子。(撮影:達川範一)[拡大]

定刻を迎え、サポートメンバーの大場映岳 -hana-(Key, Manipulator)、裕木レオン(Dr)、嶋田圭佑(B)がスタンバイするステージへall at onceのITSUKIとNARITOが登場。2人は軽快なステップを踏みながら「もういんじゃない」でライブをスタートさせ、スタイリッシュな曲調と“諦め”を肯定する潔い歌詞によって会場に解放感をもたらした。大野雄大(from Da-iCE)とのコラボ曲「プレイメーカー」を2人で見事に歌いこなした彼らは、コール&レスポンスで観客の喉を温めたのち、シンガロングパートのある「Take mo' Chance」「マカロン」をパフォーマンス。ステージ上を動き回りながら会場の隅々まで見渡し、ファンとアイコンタクトを取りながら、はつらつと歌い踊った。

ITSUKI(all at once)(撮影:達川範一)

ITSUKI(all at once)(撮影:達川範一)[拡大]

ITSUKIは「今日はツアーファイナルということで、“The GreatestなDay”に、最高の1日にしていきましょう!」と挨拶。NARITOは「バンド編成のワンマンライブが約1年ぶりということで、かなり気合が入っています。誠心誠意、歌を届けたいと思います」と意気込んだ。次に披露されたKEN THE 390とのコラボ曲「myself」は自問自答がテーマで、場内が一気に内省的なムードに変化。「風のしわざ」からの3曲はしっとりとしたアコースティックアレンジで届けられ、2人の歌声の魅力がストレートに堪能できる贅沢な時間となった。

「ガチガチのMCが続いたので……」とITSUKIが切り出し、2人はリラックスした雰囲気でトークを展開。ITSUKIの衣装のアクセサリーが何度も破損し、ついには修復をあきらめて新調したというエピソードではフロアから「もういんじゃない!」と曲名を用いた合いの手が飛ぶひと幕もあった。さらに2人はファンネームが“ワンスん”に決定したことを報告。そのかわいらしい響きと、NARITOの打ち間違えから誕生したというお茶目な由来も相まって、場内に笑顔が広がった。

NARITO(all at once)(撮影:達川範一)

NARITO(all at once)(撮影:達川範一)[拡大]

その後、NARITOが指揮を執るストレッチタイムからライブ後半がスタート。「oh oh oh oh」のパートで手や腕で思い思いの“O”の形を作る「デジャブ」、歌詞とリンクした振付が用意された「Mission to the moon」で音楽を通じたファンとのコミュニケーションを楽しんだall at onceは、最後にツアータイトルにもなった「The Greatest Day」を伸びやかに歌唱しステージをあとにした。

アンコールで2人が語ったのは、支えてくれている人たちへの思い。2020年に本格始動し、コロナ禍の影響で思うように活動ができなかったことを振り返り、NARITOは「応援してくれている皆さんがいるからこそ、僕たちがこうやって歌えるんだなと活動を始めてすぐに痛感したなと思って。本当に数え切れないほどの感謝を、たくさんの人に……伝えなきゃなって」と涙で言葉を詰まらせながら話した。ITSUKIは「皆さんに音楽を届けられないんじゃないかと思った日がありました。それでも僕たちは、すごくたくさんのスタッフさん、そして応援してくれるみんなの言葉のおかげで、今も歌い続けることができています」と感謝の思いを口にした。

all at once(撮影:達川範一)

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「all at onceという名前には、僕たちだけじゃなく、全員で1つのものを作り上げるという意味が込められています。なのでこれからも記憶に残る歌、ライブを作り上げていきたいと思っています」というITSUKIの言葉に続いて届けられたのは、all at onceが初めて2人だけで作詞し、感謝の気持ちを込めたという「記憶」。心を込めて歌われるこの曲に、観客はじっくりと聴き入った。そして最後に、明日以降の日々の始まりを祝福するように「Fanfare」を高らかに歌唱したall at once。「やいやい泣き虫くん。最高の1日になったかい?」というITSUKIの問いかけに、NARITOは「こんなん、The Greatest Dayでしかないだろー!」と泣き笑いの顔で答えた。

なおall at onceは2ndアルバム「The Greatest Day」のリリースイベントを5月に日本各地で行う。詳細はオフィシャルサイトで確認を。

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「all at once live tour 2023 "The Greatest Day"」2023年4月22日 Veats Shibuya セットリスト

01. もういんじゃない
02. プレイメーカー feat.大野雄大(from Da-iCE)
03. Take mo' Chance
04. マカロン
05. myself feat. KEN THE 390
06. 風のしわざ
07. 蒼空
08. Make it better
09. 星合
10. 年をかさねて
11. デジャブ
12. RIVALS
13. Mission to the moon
14. The Greatest Day
<アンコール>
15. 23:59
16. 記憶
17. Fanfare

all at once 2ndアルバム「The Greatest Day」リリース記念イベント

2023年5月6日(土)東京都 タワーレコード渋谷
2023年5月7日(日)神奈川県 ダイナシティ ウエスト1Fキャニオンステージ
2023年5月14日(日)岐阜県 イオンモール各務原 1Fノースコート
2023年5月21日(日)兵庫県 ミント神戸 2Fデッキ
2023年5月21日(日)大阪府 タワーレコード梅田NU茶屋町店 店内イベントスペース
2023年5月28日(日)福岡県 六本松 蔦屋書店 ミュージックスペース
2023年5月28日(日)福岡県 タワーレコード福岡パルコ店

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タワーレコードインフォメーション @TOWER_Info

#ワンスん めちゃくちゃ良いライブでした。
ナタリーさん、お写真ありがとうございます✨ https://t.co/RA8YTHJMYd

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