全編フルバンドによる迫力のあるパフォーマンスが見どころのGran☆Cielのワンマンライブ。今回の公演ではオープニング映像の上映を経て、Gran☆Cielの冬の定番曲「スタークラシック」が1曲目に披露された。前回のワンマンは紗幕と照明を使った演出で幕を開けたが、今回は客席の間を歩きながら歌う夢咲りりあのしっとりとした歌唱でパフォーマンスがスタート。このほか、序盤では昨年11月にリリースされた1stアルバムの楽曲を中心にライブが展開され、「雲」「Tomorrow」「願いYou &I」といった特にエモーショナルな楽曲が続くと、会場内が心地よい一体感に染まっていった。
ワンマン恒例のアコースティックコーナーで届けられたのは、Jewel☆Ciel時代の代表曲「蒼の向こう」「明日へ!」「ナツオト」。緩やかなアコースティックサウンドによって楽曲の新たな一面が引き出された。そして今回のワンマンのタイトルにもなっている楽曲「Future」を皮切りに、ライブは終盤のブロックへと突入。ここからゲストギタリストとして三宅英明がバンドに加わり、サウンドにより一層の厚みをプラスする。「夢ガチャ☆」「Message!」「short story」「夜明けBrand New Days」とライブで盛り上がる曲が続く中、本編のラストに披露されたのは「この声」。メンバーの歌声がバンドの演奏とともに力強く響き渡った。
アンコールではライブTシャツを着たメンバーが「First Star」に合わせて登場。曲の終盤に客席に飛び出し、会場にさらなる一体感をもらたす。アンコールの2曲目には作詞・利根川貴之、作曲・三宅英明というGran☆Cielの楽曲でお馴染みの作家陣による新曲「つなぐ」が初披露された。続くMCでは5月23日にニューシングル(タイトル未定)がリリースされること、7月16日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)でGran☆Ciel史上最大規模のワンマンライブが開催されることが発表され、客席から大きな拍手が沸き起こる。新曲「つなぐ」は5月リリースのシングルに収録される予定だ。
今後の活動を発表し、ファンの期待を膨らませたGran☆Cielはラストナンバーとして「虹」を歌唱。前進していくGran☆Cielの思いを象徴する曲でワンマンライブの幕を閉じた。
Gran☆Ciel ワンマンライブ
2023年7月16日(日)東京都 Zepp Shinjuku(TOKYO)
パラ @luckypara
【ライブレポート】Gran☆Cielお馴染みのフルバンドで届けた3rdワンマン、夏のZepp Shinjukuへ向けて前進(写真17枚) https://t.co/PHiZ1JWT5z