「Our Likeness」は、1992年にMuteレーベルよりリリースされたアルバム。クリスロ・ハース(DAF)がPhewにその制作を持ちかけ、ヤキ・リーベツァイト(CAN)、アレキサンダー・ハッケ(Einsturzende Neubauten、Hackedepicciotto)、トーマス・スターン(Crime & The City Solution)らとともに、コニー・プランクが所有するスタジオで録音された。このスタジオでは過去に、DAF、Kraftwerk、Neu!、Cluster & Enoなどもレコーディングを行なっている。
クリスロ・ハースは当時、本作のためにPhewとMuteレーベルの創始者であるダニエル・ミラーを引き合わせたという。リイシュー盤のリリースに際してPhewは「もし、クリスロがまだこの世にいたら、どんな音楽を作っていただろうかとよく考えます。それから24年後、ポーランドのフェスティバルでアレックス・ハッケと再会し、そこでhackedepicciottoと一緒に演奏することになったのです。そして今、私はDanielle de Picciottoと一緒に仕事をしています。まだまだこれからです!」とコメントしている。
※Einsturzende Neubautenのuはウムラウト付きが正式表記。
Phew コメント
1981年にコニーズ・スタジオでレコーディングしていたとき、若いドイツ人男性が訪ねてきて、しばらくスタジオに静かに座り、そして何も言わずに帰っていきました。彼の礼儀正しさは長く記憶に残り、今でも思い出すことができます。彼がD.A.F.のクリスロ・ハースであることを知ったのは、彼が来日したときでした。1980年代の終わりに彼が東京にやってきて、一緒に何かを作ろうということになり、数ヵ月後にコニーズ・スタジオでレコーディングをすることになりました。クリスロは参加したミュージシャン、アレックス・ハッケ、ヤキ・リーベツァイト、トーマス・スターンに連絡を取り、Muteにこのプロジェクトのことを伝え、『Our Likeness』がリリースされたのです。もし、クリスロがまだこの世にいたら、どんな音楽を作っていただろうかとよく考えます。それから24年後、ポーランドのフェスティバルでアレックス・ハッケと再会し、そこでhackedepicciottoと一緒に演奏することになったのです。そして今、私はDanielle de Picciottoと一緒に仕事をしています。まだまだこれからです!
Phew「Our Likeness」収録曲
01. The Last Song
02. Our Likeness
03. Being
04. Like Water And Water
05. Glitter Of Night
06. Spring
07. Smell
08. Depth Of The Forehead
09. Our Element
10. Expression
11. Ocean
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