≠ME、秋の全国ツアー完走！冨田＆蟹沢ユニット曲初披露や4周年コンサート発表に沸いた福岡公演

≠MEの全国ツアー「全国ツアー2022『もしこれが恋ならば君しか無理なんだよ』」のファイナル公演が、11月27日に福岡・福岡市民会館にて昼夜2部制で行われた。

センター冨田菜々風の「ツアーファイナル行くぞー！」という元気いっぱいな煽りとともに、ライブは2ndシングル「まほろばアスタリスク」でスタート。このツアーのために作られた新衣装を身にまとった≠MEは「秘密インシデント」「クルクルかき氷」「好きだ!!!」と4曲連続でパフォーマンスを届け、序盤のブロックを勢いよく駆け抜けた。MCに入ると、リーダー蟹沢萌子は「大好きな福岡に去年（のツアー）ぶりに帰って来れて本当にうれしいです！」と喜びをあらわにし、菅波美玲は「集大成をお見せできるようにがんばります！」と笑顔で意気込む。落合希来里が「『クルクルかき氷』の煽りでは毎回ご当地ネタを入れてみました！」とツアー各地での「クルクルかき氷」のパフォーマンスを振り返ると、本田珠由記は「私は『ずんずんずんだ！』が一番好きだった！ 初日の仙台かな！」と笑顔を弾けさせた。

昼公演では11月23日にリリースされたばかりの5thシングル「はにかみショート」より、蟹沢と冨田のユニット曲「ピオニーズ」が初披露され、赤いドレスに身を包んだ2人が麗しく舞う姿に会場中の視線が釘付けに。また昼、夜どちらの公演も5thシングルのカップリング楽曲である櫻井ももの初センター曲「桃色デイブレイク」、尾木波菜の初センター曲「ウルトラレアキッス」がセットリストに組み込まれ、今まで以上に楽曲の幅が広がったことを観客に印象付けた。

その後、≠MEは「チョコレートメランコリー」や「す、好きじゃない！」といったシングル曲を惜しみなく歌唱。このツアーの見どころの1つである、＝LOVEの楽曲をカバーするコーナーでは大人びたクリスマスソング「The 5th」が披露され、客席に歓喜と興奮が広がった。ライブの終盤には「自分賛歌」「君はスパークル」「僕たちのイマージュ」とエモーショナルな楽曲が並び、冨田は「ここまでみんなで走ってこられたのはいつも応援してくださる皆さんがいてくださるからだと思います。やっぱりツアーっていうのはすごくいろんなことが起きるんですよ。でもそんなハプニングがすごく楽しいものになったり、私たちを強くしてくれる。ここからまだまだ前に進んで大きくなっていけるんじゃないかなって、このツアーを通して強く感じました。そして≠MEという空間がすごく幸せで素敵なものになるように、もっともっと全力でこの≠MEのメンバー12人みんなでがんばっていきたいなと思いました」と挨拶。晴れやかな楽曲「虹が架かる瞬間」でライブ本編が締めくくられた。

アンコールを求めるファンの拍手に応え、≠MEは再度ステージへ。最新シングル「はにかみショート」がパフォーマンスされると、会場のファンもキャッチーな“はにかみピース”の振付を真似して踊る。さらに「『君と僕の歌』」を歌い、冨田がラストナンバーの紹介に移ろうとすると、ステージ上のスクリーンに突然「特報」の文字が。2023年3月31日に「4th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」が開催されることが発表され、メンバーは大きな拍手に包まれながら喜びを口にした。

サプライズに沸いた≠MEは気を取り直し、グループの始まりの曲「≠ME」をパフォーマンス。冨田は「このツアーはどの公演も気持ちは12人でみんなでがんばってきたんですけど、本当のことを言うと少し寂しかったり、心細かったです。でも次またお会いできるときに12人みんなで、またこんなにも楽しい空間を一緒に作れたらいいなって思うので、そのときまで皆さん私たちにずーっとずーっとついて来てください！」と学業に専念するため活動を一時休止中の永田詩央里について触れながら客席に呼びかけ、蟹沢は「マスク越しに笑顔が見えたり、たくさん目が合ったり、ペンライトの色がきれいだったり、みんなが振ってくれるのが本当の虹みたいで、私たちだけじゃこのステージは作れないものだと思いました。私たちが見ている景色を、12人で立っているときと一緒に感じることができたのは皆さんのおかげだなっと思います」と感謝の気持ちを伝えた。そしてピースフルな雰囲気が漂う中、メンバーがステージを去るも、場内の拍手は鳴り止まない。「ダブルアンコールありがとうございます！」と笑顔で再びステージに姿を現した≠MEは、2回目の「はにかみショート」を披露。「全国ツアー2022『もしこれが恋ならば君しか無理なんだよ』」の大団円に導いた。

なお、YouTubeではこの日初披露された楽曲「ピオニーズ」のミュージックビデオが公開されている。