M!LK、ホールツアーファイナルでドームへの決意新たに「ここからが勝負です！」

M!LKの東名阪ホールツアー「M!LK HALL TOUR 2022 満月の夜 君と逢う」最終公演が、昨日10月16日に大阪・NHK大阪ホールで行われた。

幕が上がると月の神殿をイメージした巨大なステージが現れ、空中ブランコに乗ったメンバーが登場。夏のラブソング「奇跡が空に恋を響かせた」でライブをスタートさせた。「やっと出逢えたね」という決めゼリフで得意の変顔を見せた佐野勇斗が「大阪！ ツアー最終日。行くぞ！」とオーディエンスに呼びかけ、会場の熱気を一気に高めた。

「ボクラなりレボリューション」でメンバー4人が横になった佐野を抱えて入場し笑いを誘ったかと思えば、「反抗期アバンチュール」では指名されたメンバーが自身のリアルな反抗期を実演。さらに「サンキュー！N・D・K！」では5人がペンキ衣装でステージを駆け回り、山中柔太朗が牛の鳴きマネを披露するなどユニークな一面を存分に発揮してみせた。

背景が夜空へと変化すると、山中、佐野、吉田仁人、塩崎太智、曽野舜太と1人ずつソロ歌唱で歌い継ぐバラード「最愛」で客席を魅了。ハードなダンストラックにリミックスされた「Over The Storm」では、6面のLEDに映し出される映像とリンクしたダンスパフォーマンスで観客を圧倒した。また佐野、吉田、山中によるユニット曲「月明かりの透明」では、塩崎と曽野が前半はダンサーに徹し、最後に歌に合流するなど、これまでにない新鮮な演出も飛び出した。

ライブが終盤に差し掛かると5人は「かすかに、君だった。」「Don’t think, Jump!」「Around The World」とアップテンポなナンバーを畳みかけ、最後にみ！るきーず（M!LKファンの呼称）との絆を結んだメジャーデビュー曲「Ribbon」を熱唱して本編を終えた。

アンコールでは2023年春のツアーの開催を発表。ファイナルの会場が東京・東京ガーデンシアターであることを明かすと、場内からはどよめきが起きた。すると佐野は「M!LKも来月で結成8周年を迎えます。今、思えば、いろんな試練や苦労を乗り越えてきたなと思います。8年前からずっとドームツアーがしたいと言ってきましたが、まだドームにもアリーナにも立ててません……正直、悔しいです」と目に涙を浮かべながら語り始め、「8年間、毎晩寝る前にM!LKがドームに立つ姿を想像してきました。その姿が見えなくなかった時期もあったけど、今、まずはアリーナが見えてきました。ステップアップをするために次のツアーは大事です。やっぱり、ドームツアーをするためには、み！るきーずの力が絶対に必要なのよ。頼むわ、みんな。次のツアーを満員にするためにぜひ皆さんの力を借りたい。次のツアーを成功させて、アリーナに行って、ドームツアーをしたい。ここからが勝負です！」と決意を新たにファンへ呼びかけた。そして5人は「夢の実現に向けて一緒に進んでいこう」というメッセージを込めた「ERA」を観客1人ひとりに届けるように歌い上げ、ツアーの幕を閉じた。