本日の公演は3月より行われたツアー「アンジュルム CONCERT TOUR ~The ANGERME~」の千秋楽公演。昨年12月に新メンバーとして平山遊季が加入した10人の現体制としては、初の武道館ワンマンとなった。ライブの模様はひかりTVにて生中継されたほか、全国47都道府県の映画館でライブビューイングも実施された。
レーザーも交えたサイバー感あふれる演出でメンバーがセンターステージに現れ、5月にリリースされた最新シングルより「愛・魔性」でライブはスタート。アンジュルムが得意とする熱量の高いラテンナンバーに乗せ、それぞれが自信たっぷりに魅惑的な表情を見せる。「The ANGERME」「PERFECTION」というワードが盛り込まれたライブタイトルについて、リーダーの竹内朱莉は「ライブを最後まで観ていただけたらわかりますので!」と語った。
中盤では一度メンバーが退場したあと、中央のビジョンにアンジュルム名義になってからの過去のツアー名と当時のメンバーを切り取った映像が映し出される。上映が終わるとセンターステージ中央が一段せり上がり、メンバー1人ずつがソロで歌唱していくメドレーコーナーが展開された。最年少の松本わかなが「わたし」を披露したのを皮切りに、伊勢鈴蘭は「愛さえあればなんにもいらない」、為永幸音は「上手く言えない」と、バラエティ豊かなナンバーが順に歌われていく。「君だけじゃないさ...friends」では全員が透明感のある歌声を響かせ、橋迫鈴の「私を創るのは私」に続いた上國料萌衣の「ナミダイロノケツイ」がメドレーの最後を飾った。上國料がクライマックスで幸せそうに涙を浮かべると、メンバー全員に優しく迎えられるひと幕も。
ライブ後半戦は「乙女の逆襲」からアップテンポなナンバー5曲が連続で繰り出され、アンジュルムの初のシングル曲「大器晩成」、そして「46億年LOVE」で本編は締めくくられた。アンコールではメンバーそれぞれがツアーを振り返っての感想を述べていく。ひさしぶりの卒業公演ではない武道館公演の空気に喜びつつ、公演を通して自分たちの成長を見せられたと口々に語るメンバーたち。先ほどのメドレーコーナーを振り返って、橋迫は「ずっとソロでやりたかった曲を歌えました」と急に思いを爆発させて涙を流し、それに佐々木莉佳子ももらい泣きしそうになりながら「後輩の強さや先輩の頼もしさも感じられて、これが今のアンジュルムです」とコメント。佐々木は最後に「チュッ!」と照れ隠しの投げキッスを放ち、客席には笑顔があふれた。
竹内は「アンジュルムのライブって、本当に愛にあふれてるなって思いました。めちゃくちゃ楽しかったです。これからも最高な空間を作り上げていきたいと思います!」と快活な笑顔を見せ、ライブはラストナンバー「愛すべきべき Human Life」へ。ステージを四方に駆け回るメンバーと観客を、会場いっぱいに発射されたシャボン玉が包みこんだ。最後にスクリーンに流されたエンドロールには、グループの改名後にリリースされたシングル13作の全楽曲名がずらり。ツアーと本日の日本武道館公演のセットリストを合わせるとCDシングル全曲を網羅するという“PERFECTION”なエンディングで、一連のツアーは締めくくられた。
「アンジュルム CONCERT TOUR-The ANGERME- PERFECTION」2022年6月15日 日本武道館 セットリスト
01. 愛・魔性
02. はっきりしようぜ
03. タデ食う虫も Like it!
04. 泳げない Mermaid
05. ハデにやっちゃいな!
06. 次々続々
07. 恋はアッチャアッチャ
08. 泣けないぜ・・・共感詐欺
09. 忘れてあげる
10. メドレー / わたし(松本わかな)~愛さえあればなんにもいらない(伊勢鈴蘭)~上手く言えない(為永幸音)~魔法使いサリー(川名凜)~全然起き上がれない SUNDAY(竹内朱莉)~君だけじゃないさ...friends(全員)~臥薪嘗胆(川村文乃)~夢見た 15年(平山遊季)~愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間(佐々木莉佳子)~私を創るのは私(橋迫鈴)~ナミダイロノケツイ(上國料萌衣)
11. 魔女っ子メグちゃん
12. 限りあるMoment
13. ドンデンガエシ
14. 乙女の逆襲
15. 愛されルート A or B?
16. 七転び八起き
17. 大器晩成
18. 46億年LOVE
<アンコール>
01. 出過ぎた杭は打たれない
02. 愛すべきべき Human Life
長野ニュース @naganonews
ソロメドレーも!アンジュルムが現体制初の武道館ワンマンで見せた“PERFECTION”なステージ(ライブレポート / 写真7枚) - ナタリー
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