Kroiが自身最大規模となるZepp DiverCityをダンスフロア化、新旧織り交ぜた全21曲パフォーマンス

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Kroiが4月23日に大阪・BIGCAT、5月25日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)でツアー「Kroi Live Tour 2022 "Survive"」を開催した。この記事では東京公演の模様をレポートする。

Kroi(Photo by Leo Youlagi)

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昨年6月にポニーキャニオン内のレーベル・IRORI Recordsからメジャー1stアルバム「LENS」を発表し、2022年も「Small World」「Pixie」といった楽曲をコンスタントにリリースして精力的な動きを見せるKroi。彼らにとって過去最大規模となるZepp DiverCity(TOKYO)を舞台に行われた東京公演のチケットはソールドアウトし、バンドの勢いを感じさせる中での開催となった。

Kroi(Photo by Leo Youlagi)

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開演時刻を20分ほど過ぎた頃、客電が落ちステージ中央の白幕にメンバー5人が出演する映像が映し出される。その中でテレビゲームを楽しむメンバーがゲーム機にとあるカセットを差し込むと映像が切り替わり、ゲーム風のナレーションが流れてライブ本編へ。そしてステージの照明が灯りステージに上がった5人のシルエットが紗幕に浮かび上がり、益田英知(Dr)のドラムを合図に「Small World」の演奏がスタート。Kroiは息の合ったアンサンブルを奏でて、オープニングからガッチリと観客の心をつかんだ。内田怜央(Vo)は「皆さん、ようこそいらっしゃいました。Kroiちゃんでございますよ。よろしくお願いします」と挨拶し、ライブ定番曲「Mr. Foundation」「sanso」をときに軽やかに、ときにエネルギッシュにプレイ。そして「始まるのが遅くなって申し訳ございません。あのー、いろいろ準備してたらこんな時間になってしました。最高のパフォーマンスをするので許してください(笑)」と開演時間が遅れたことを謝罪すると、その言葉通り「Balmy Life」で抜群のコンビネーションを見せつけてオーディエンスの体を激しく揺らした。

内田怜央(Vo)(Photo by Leo Youlagi)

内田怜央(Vo)(Photo by Leo Youlagi)[拡大]

MCでは内田がZepp DiverCityのフロアを眺めながら「俺らがZeppでライブしてるってちょっとウケるね(笑)」と笑顔でひと言。関将典(B)は「Zeppでライブして、しかもこんなに人が入ってるんだよ?(笑) いろんな記事を読んでくれてる人は知ってると思うけど、俺らインディーズ時代は月の半分くらいずーっと地下のライブハウスで黙々とライブをする日々を送ってたからさ」とインディーズ時代を振り返り、Zeppのステージに立った喜びを感慨深そうに語った。彼らはその後、「selva」「Page」「Flight」といった楽曲をライブならではのアレンジを織り交ぜて次々とパフォーマンス。真っ赤なライティングの中で披露されたスローナンバー「侵攻」では、静かな立ち上がりから徐々に熱を帯びていく演奏と、内田のソウルフルなボーカルで観客を圧倒した。

「Kroi Live Tour 2022 "Survive"」東京公演の様子。(Photo by Leo Youlagi)

「Kroi Live Tour 2022 "Survive"」東京公演の様子。(Photo by Leo Youlagi)[拡大]

内田が「ここからはゆるゆるセクションなので、皆さんも心を落ち着かせてください」と話すと、「Never Ending Story」の演奏を開始。オーディエンスを踊らせたライブ前半とは打って変わり、メロウなサウンドをじっくりと聴かせて場内にドラマチックなムードをもたらした。ライブ終盤に披露された人気曲「Custard」では、曲中に関と益田のリズム隊によるセッションを盛り込むなど技巧派バンドぶりをいかんなく発揮。Kroiは最後に千葉大樹(Key)の「こんなに多くの人たちに自分たちの音楽を届けられたことを幸せに思います。次で最後の曲になります。特別な曲を作ってきました。聴いてください。『WATAGUMO』、セクシーバージョン」の言葉を合図に「WATAGUMO」を演奏。千葉の宣言通りどこかアダルトなムード漂うバンドアレンジに、長谷部悠生(G)が「セクシー」の合いの手を入れるなど、音楽の中にユーモアをちりばめた彼ららしいパフォーマンスでライブ本編を締めくくった。

Kroi(Photo by Leo Youlagi)

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アンコールでは、まずステージ後方の白幕に告知映像が映し出される。その中でメジャー2ndアルバム「telegraph」のリリースや、バンド初の全国ツアー「Kroi Live Tour 2022 "BROADCAST"」の開催、オフィシャルファンクラブ「ふぁんく らぶ」が開設が発表されると、オーディエンスからは大きな拍手が湧き起こった。再びステージに登場したKroiは「Fire Brain」「Suck a Lemmon」の2曲を届け、大盛況の中この日の公演の幕を降ろした。

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「Kroi Live Tour 2022 "Survive"」東京公演 2022年5月25日 Zepp DiverCity(TOKYO) セットリスト

01. Small World
02. Mr. Foundation
03. sanso
04. Balmy Life
05. Juden
06. selva
07. Page
08. Flight
09. 侵攻
10. Monster Play
11. Pixie
12. Never Ending Story
13. Polyester
14. 帰路
15. Custard
16. Network
17. Shincha
18. HORN
19. WATAGUMO
<アンコール>
20. Fire Brain
21. Suck a Lemmon

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Kroi @KroiOfficial

🎙Live Report : @natalie_mu

音楽ナタリーにて、先日開催の「Kroi Live Tour 2022 "Survive"」Zepp DiverCity公演のライブレポートが公開されました。

【ライブレポート】Kroiが自身最大規模となるZepp DiverCityをダンスフロア化、新旧織り交ぜた全21曲パフォーマンス https://t.co/xmBprVcYsM

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