「Stray Kids 2nd World Tour “MANIAC”」は、最新ミニアルバム「ODDINARY」を携えて行われるワールドツアー。このソウル公演を皮切りに日本の神戸と東京、アメリカのニューアーク、シカゴ、アトランタ、フォートワース、ロサンゼルス、オークランド、シアトルの計10都市で18公演が開催される。なお5月1日に行われた韓国公演最終日の模様はBeyond LIVEを通じて全世界に配信された。
「ODDINARY」のキーカラーであるグリーンを基調としたオープニング演出のあと、Stray Kidsは同アルバムのリード曲「MANIAC」でライブをスタート。ビジュー付きのチェーンがあしらわれたオールブラックの衣装に身を包んだ8人は、「ODDINARY」のオープニングナンバー「VENOM」も披露し、アルバムの世界観をSTAY(Stray Kidsファンの呼称)に強く印象付ける。「Red Lights」では、リード付きの首輪を装着し、抑制された環境の中でセクシーなダンスを踊る。最初のMCパートでは、バンチャンとヒョンジンが恥ずかしがりながらも「Red Lights」で繰り広げたセクシーなダンスを再度披露した。
スンミンが「蜘蛛の巣にかかって頭のネジが外れたかのように楽しんでくださいね」と「MANIAC」と「VENOM」の歌詞を引用して挨拶したあと、Stray Kidsはレーザーが会場を駆け巡る中で「Easy」をパフォーマンス。日本1stミニアルバム「ALL IN」表題曲の韓国語バージョンやデビュー曲「District 9」のパフォーマンスでは、背後の巨大ビジョンで繰り広げられる映像演出に加え、花火や火柱などド派手な特効でSTAYを驚かせた。
スクールテイストの衣装に着替えた8人は「Back Door」では強烈なサウンドで、続く「Charmer」では鍛え上げた腹筋を見せながらの官能的なパフォーマンスでSTAYを沸かせる。「B Me」や「Lonely St.」では椅子に座って歌ったり、スタンドマイクを使ったりと、Stray Kidsの武器であるダンスを封印し、美しいハーモニーで会場を包み込んだ。ステージ上部のトラスに配置されたLEDが点滅し始まったのは「Side Effects」。低音のボーカルが印象的なこの曲では、激しく飛び交うレーザー光線の中で8人がアグレッシブなダンスを披露した。
バンドを従えて届けられた「Thunderous」では、8人がおそろいのロング丈の羽織りを翻しながらパフォーマンス。間髪いれずに「DOMINO」「God's Menu」とキラーチューンを連投すると、STAYのナチムボン(ペンライト)が客席で力強く揺れた。リノは「僕らが思ったとおりにSTAYが楽しんでくれてうれしいです。ここにいるときだけはストレスや社会的立場のことは気にせず、自由に表現して存分に遊んでいってくださいね」とSTAYに呼びかけ、Stray Kidsはアイエンのコールをきっかけに「CHEESE」を披露した。バンドによるロックアレンジで「YAYAYA」と「ROCK」を届けたあと、8人は「ODDINARY」収録のユニット曲を披露。バンチャン、リノ、スンミン、アイエンは「Waiting For Us」、チャンビン、ヒョンジン、ハン、フィリックスは「Muddy Water」をパフォーマンスし、それぞれの個性が際立つステージングで魅せた。白い衣装に着替えた8人は「Silent Cry」をパフォーマンスしたあと、STAYとコミュニケーションを取りながら、ここまでのライブを振り返る。そしてバンチャンは「Stray Kidsの音楽そのものを支えていただき、ありのままを認めてくださって本当にありがとうございます。STAYのおかげで僕らは前に進むことができますし、少しずつ成長することができます」とSTAYへの感謝を伝え、スンミンも「STAYは僕らをよりいい人にしてくれます。僕らのペンライトにある“羅針盤”のように進むべき道を教えてくれてありがとうございます」とコメント。アイエンは「僕らは一生応援しあいましょうね! 約束!」と眩しい笑顔を見せた。
Stray Kidsは力強いダンスパフォーマンスが魅力の「Hellevator」で最後のブロックをスタートし、「Double Knot」「TOP」へとシームレスにつないでいく。本編ラストはスケール感満点の「Victory Song」。貫禄を感じさせるステージを披露し、ヒョンジンが堂々とした表情で拳を突き上げ、本編の幕を閉じた。
アンコールはタオルを回しながらの「TA」で始まり、続く「MIROH」では大量の紙吹雪が会場に舞う中で8人が大はしゃぎ。一緒にダンスを踊ったり、客席にウェーブを巻き起こしたりとひとしきりSTAYと盛り上がったあと、1人ずつSTAYへの感謝の思いを述べた。リーダーのバンチャンが、こみ上げる涙を堪えながら14歳、15歳でソウルに1人でやってきてメンバーやスタッフ、そしてSTAYに支えられながら活動してきた日々を振り返ると、それをきっかけにヒョンジン、フィリックス、スンミンの目からも大粒の涙があふれ出す。メンバー同士で肩を抱き、励まし合う姿にSTAYは大きな拍手を送り、フィリックスはさらに大号泣。「私の愛、私の自慢、私の誇り STAY with SKZ」と書かれたスローガンをSTAYが掲げる中、泣きじゃくるフィリックスを支えながら8人は客席をバックに記念撮影を行い、「Star Lost」を歌唱した。最後に8人は「Haven」と、STAYからの大きなアンコール声援に応じて特別に「Boxer」を披露し、3日間にわたる韓国公演を終えた。
「Stray Kids 2nd World Tour “MANIAC” in SEOUL」2022年5月1日 蚕室室内体育館 セットリスト
01. MANIAC
02. VENOM
03. Red Lights
04. Easy
05. ALL IN (Korean Ver.)
06. District 9
07. Back Door
08. Charmer
09. B Me
10. Lonely St.
11. Side Effects
12. Thunderous
13. DOMINO
14. God's Menu
15. CHEESE
16. YAYAYA + ROCK
17. Waiting For Us
18. Muddy Water
19. Silent Cry
20. Hellevator
21. Double Knot
22. TOP
23. Victory Song
<アンコール>
24. TA
25. MIROH
26. Star Lost
27. Haven
28. Boxer(特別アンコール)
Stray Kids 2nd World Tour "MANIAC" in JAPAN
2022年6月11日(土)兵庫県 神戸ワールド記念ホール
2022年6月12日(日)兵庫県 神戸ワールド記念ホール
2022年6月18日(土)東京都 国立代々木競技場第一体育館
2022年6月19日(日)東京都 国立代々木競技場第一体育館
2022年7月26日(火)東京都 国立代々木競技場第一体育館
2022年7月27日(水)東京都 国立代々木競技場第一体育館
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