femme fatale初のホールワンマンでこれまでの歴史にひと区切り、次のフェーズへ

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戦慄かなの、頓知気さきなによる実姉妹ユニット・femme fataleによるワンマンライブ「A Night to Remember」が、1月11日に東京・中野サンプラザホールで行われた。

femme fataleワンマンライブ「A Night to Remember」の様子。

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femme fatale。左から頓知気さきな、戦慄かなの。

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femme fataleにとって2022年一発目の単独公演、そして初のホール公演となったこの日のワンマン。戦慄と頓知気の2人は、結成初期の楽曲から初披露の新曲まで、幅広い選曲のセットリストでこれまでの活動を総括するようなステージを展開した。

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訳もわからず中野サンプラザホールのステージに立つゆゆうた(中央)。

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中野サンプラザホールのステージを覆う大きな幕が開き、オープニングナンバー「down shout leaf」のイントロに乗って登場したfemme fatale。大勢の“隠し子”(femme fataleファンの呼称)が集うホールの光景を目の当たりにした戦慄は感じ入るものがあったのか、思わず顔を両手で覆った。そこから「フェイズ」「バタフライ」と3曲を連続でパフォーマンスすると、戦慄と頓知気はペンライトを振る隠し子に向けて「ファビュラース」と笑顔で挨拶。地方からわざわざ足を運んでくれた隠し子たちが多数いることに喜びの声を上げた。そして戦慄の「ファムのファンってさ、どこにいても来てくれるよね。ホントにどこでも来てくれるのかな? ……ということで、今日はこんな“説”を用意しました」という前振りから、唐突にTBS系「水曜日のダウンタウン」のパロディ映像「ファムが大好きなゆゆうたなら 見知らぬ土地で目覚めてもライブにちゃんと向かう説」が流れる。2人と親交の深いYouTuberのピアニスト・ゆゆうたが寝ている間に布団ごと公園へと運ばれ、さらに目隠し状態で中野サンプラザまで連行されるという内容で、映像が終わるとステージには目隠しをされたままのゆゆうたが。昨年6月のワンマンライブ「ユートピア」でも同じようにfemme fataleの強制連行を受けたゆゆうたは、突然目の前にホールの観客が現れても冷静な様子で、すぐに自分の役割を把握してキーボードの前へと移動した。femme fataleはゆゆうたの演奏に乗せて、彼が作曲と演奏、コーラスで参加した「恥晒し feat. ゆゆうた」を披露した。

ダンサー・戦慄ビッチーズを従えて歌う戦慄かなの。

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動物たちと歌う頓知気さきな。

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ゆゆうたを送り出した戦慄と頓知気は、「after light」でライブを再開。クローゼットやドレッサーなど2人の部屋をイメージさせるステージセットでプライベートを垣間見せるようなパフォーマンスを展開した。続けて「安眠swimming」「だいしきゅーだいしゅき」の2曲が歌われたところで場面は暗転。幕間映像では、2人のユニット結成の経緯や活動開始時の前途多難な日々が、ゆゆうたの歌と演奏を軸に、謎の漫才師・ファビュラスズの漫談、役者の演技、メンバー本人による解説で紹介された。その後は頓知気と戦慄がそれぞれの個性を色濃く反映したソロパフォーマンスを披露。幕間映像の後半では、活動に消極的だった頓知気が昨年行ったツアーやワンマンライブでの実感を受けて、本来予定されていた「22歳になるまで」という期間を越えて活動継続に至った決意、姉妹ならではの絆がストーリー仕立てで届けられた。衣装をチェンジして登場した戦慄と頓知気は、スモークに包まれた幻想的なステージで「鼓動」をパフォーマンス。息の合ったヴォーグダンスで隠し子たちの視線を惹き付ける。後半のブロックでは初披露の新曲(タイトル未定)も歌われ、「ピューピル」や「Club Moon」ではホール会場をギラギラしたミラーボールが照らした。

ステージに座り込んで話す戦慄かなの(左)と頓知気さきな(右)。

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femme fataleワンマンライブ「A Night to Remember」の様子。

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最後の1曲を残し、2人はステージに座り込み、リラックスムードでこの日のライブを振り返る。頓知気は「今日はファムのターニングポイント的なライブだと思っていて。3周年を越えて続けると決まったので、これからもよろしくお願いします」と、幕間映像でも触れられていたユニット継続の意思を改めて隠し子たちに報告。紆余曲折の人生の中で見つけたfemme fataleという居場所への愛着を語った戦慄は「ファムを大きくするのが目標だけど、こうして会場を大きくしていくことは本質ではなくて。皆さんの熱量を通してしかファムの大きさは実感できないんです。皆さんが私の一部と言っても過言ではないと思っております」と照れながらも隠し子たちへの感謝を告げる。今回のライブはこれまでのfemme fataleの歴史を振り返る内容となったが、戦慄は「でも、こういう話をできるのも今日までかなって。あまり内側のことを言いたくないんですよ。『過去を売りにしている』って言われたくないし、私がみんなに伝えたいのは不幸な過去ではなく、それを乗り越えてがんばっている今の姿だから」と言い切った。そして2人は最後に、ミュージカル調に目まぐるしく展開するこれまでになかったタイプの新曲(タイトル未定)を初披露し、これから先を期待させるパフォーマンスで初のホール公演の幕を閉じた。

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femme fataleはこのあと、昨日1月16日まで東京・渋谷ロフトで開催されていたポップアップストア「femme fatale POP UP STORE 2022」を大阪、愛知、福岡、新潟、広島、宮城、静岡のロフトで追加開催。各会場の日程は追ってアナウンスされる。ポップアップストアの追加開催に伴い、全国約20カ所でチェキ会イベントの開催も決定。また3月4日には東京・Spotify O-EASTで頓知気さきなのバースデーライブ「頓知気さきな生誕祭2022」が行われる。

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femme fatale ワンマンライブ「A Night to Remember」
2022年1月11日 中野サンプラザホール セットリスト

01. down shout leaf
02. フェイズ
03. バタフライ
04. 恥晒し(ゲスト:ゆゆうた)
05. after light
06. 安眠swimming
07. だいしきゅーだいしゅき
08. Juicy Fruity / 頓知気さきな
09. 恋のロケットランチャー / 頓知気さきな
10. ソロメドレー / 戦慄かなの
11. 鼓動
12. Cupid
13. 新曲(タイトル未定)
14. ピューピル
15. サバイバー
16. JR
17. Club Moon
18. 新曲(タイトル未定)

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