アルスマグナ、笑顔と涙のオリジナルメンバー卒業ライブ「アルスマグナは永久に不滅です」

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アルスマグナの10周年イヤー最終公演「ARSMAGNA Special Tour 2021『超グラデュエーションパーティー! in TOKYO FINAL』」が12月18日に東京・チームスマイル・豊洲PITで開催された。

左から九瓏ケント、朴ウィト、榊原タツキ、泉奏、神生アキラ。(写真提供:プランチャイム)

左から九瓏ケント、朴ウィト、榊原タツキ、泉奏、神生アキラ。(写真提供:プランチャイム)

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2020年から11人とぬいぐるみ1匹という体制で活動してきたアルスマグナ。今年夏にオリジナルメンバーである神生アキラ、泉奏、朴ウィト、榊原タツキ、九瓏ケントが、12月31日付でグループを卒業することを発表した。本公演は5人にとってのラストライブであり、会場は彼らの卒業を見届けるべく駆けつけたアルスメイト(アルスマグナファンの呼称)で満員となった。

アルスマグナ(写真提供:プランチャイム)

アルスマグナ(写真提供:プランチャイム)[拡大]

ライブ冒頭、会場のスクリーンに5人での活動がスタートした2011年から現在までのミュージックビデオで構成された映像が流れ、客席ではメンバーカラーのサイリウムが揺れる。この日の公演はニコニコ生放送でも配信されており、コメント欄は感極まったコメントで埋め尽くされた。しかし、アルスマグナの11人はステージに登場するなり、ウェットなムードを吹き飛ばすように高速ダンスの「ギガンティックO.T.N」を披露。その後も2階建てのセットを所狭しとはしゃぎ回りながら「炎上ダンシング」「恋の容量∞」といったキラーチューンを畳みかけた。

九瓏ケント(写真提供:プランチャイム)

九瓏ケント(写真提供:プランチャイム)[拡大]

続く自己紹介パートでメンバーは和気あいあいと挨拶し、アルスマグナ特有の漫談のような笑いの絶えない掛け合いを繰り広げた。そのまま彼らは「GAN×2!ACTION」「ひみつをちょーだい」「夏にキスしていいですか?」とポップでキュートな楽曲を満面の笑みで連発。さらに担任であるケントを中心に「だからそれはにゃんにゃん」というフレーズで人気の「先生の言うこと断固反対メドレー」をミュージカルのように展開した。

榊原タツキ(写真提供:プランチャイム)

榊原タツキ(写真提供:プランチャイム)[拡大]

朴ウィト(写真提供:プランチャイム)

朴ウィト(写真提供:プランチャイム)[拡大]

ライブ中盤でオリジナルメンバー5人はそれぞれが選んだ曲をセットリストに組み込んでいることを説明。タツキが「雨が降って、急遽傘を持つパフォーマンスに変えて、みんなもずぶ濡れになって応援してくれて。その景色が忘れられない」と言って「マシュマロ」を、朴が「ライブを始めたときに必ず最後にやっていた曲」という「Real Day's」を届け、同じ思い出を共有してきたアルスメイトたちの涙をあふれさせた。

泉奏(写真提供:プランチャイム)

泉奏(写真提供:プランチャイム)[拡大]

次の「君こそマイ☆アイドル」で展開されたのは、毎度おなじみの公開ラブレタータイム。メンバーはそれぞれ異なるお題やシチュエーションに合わせたセリフを放っていく。クリスマスパーティで女の子を口説く設定でタツキは「ジングルベールジングルベール鈴が鳴る! 指輪ー!」、「超元気にキュンと来るひと言」というお題で朴は「みんな下向いて、上向いて、前向いて、僕ー!」、化学準備室でアルスメイトと2人きりというシチュエーションでケントは「目印、キスマーク付けてやる」、仕事で疲れているメイトへのパワーチャージにアキラは「疲れてんのとかマジうぜえ。目の前に俺がいんのに?」、甘い一言をお願いされた泉は「大好きだよ」と“ラブレター”を送る。最後に「超カッコいいひと言」を振られたアキラは「なんだかんだ言って、そのへんの男よりアルスと会ったほうが幸せだったろ?」という言葉でファンを歓喜させた。

神生アキラ(写真提供:プランチャイム)

神生アキラ(写真提供:プランチャイム)[拡大]

ハートフルなムードそのままに、ライブは「Be Ambitious」「EverYell」「Bim Bim Bump!」「サンバDEわっしょい!」「果てなき道」といったエンタテインメント性あふれる楽曲でクライマックスを迎える。最後に披露されたのは、アキラが「メジャーデビューが決まったときに、この曲とともに武道館を目指して、みんなのおかげで武道館に連れて行ってもらうことができました。僕らにとってもすごく大事な曲で、いつどんなときでも覚悟を持って歌って踊ってきた1曲です」と紹介した、1stシングル「ミロク乃ハナ」。彼らはこの曲を集大成のような完成度でエモーショナルに届け、ステージをあとにした。

再びステージに現れた11人は、オリジナルメンバー卒業発表後にアルスメイトが生んだハッシュタグ「#メイトみんなで手を繋ごう」をきっかけに制作された楽曲「手をつなごう」を披露。さらに「皆さんの心にアルスマグナがある限り、我がアルスマグナは永久に不滅です!」というアキラの宣言とともに「HIGH FIVE ~Type A.R.S~」へつないだ。

左から九瓏ケント、榊原タツキ、神生アキラ、朴ウィト、泉奏。(写真提供:プランチャイム)

左から九瓏ケント、榊原タツキ、神生アキラ、朴ウィト、泉奏。(写真提供:プランチャイム)[拡大]

最後にオリジナルメンバー5人は1人ひとり挨拶。泉は「皆さんが好きになってくれたおかげで、俺も自分のことを好きになることができました。泉奏はこれからもメイトの皆さんのことが大好きです」、朴は「会えなくなったとしても、メイトの皆さんのことは忘れないと思います。皆さん、カムサハムニダ!」、アキラは「みんなが神生アキラを作ってくれた。センターを張って戦い続けてこれたのもメンバーと皆さんの応援のおかげです」、タツキは「奏くん、ウィトっち、アキラっち、先生。そして、メイトさん。僕を育ててくれてありがとうございました」、ケントは「すべてを懸けてやってきました。10年間、一緒に踊ってくれて本当にありがとう。超楽しかったね! また来世でこのメンバーで何かやりたいと思うぐらい。本当に10年間ありがとうございました!」と語った。そしてぬいぐるみのコンスタンティンが5人へ「俺はみんなが新しい場所で大活躍するのをここから応援するぞ。みんな、ありがとう。大好きだぞー!」と愛あるメッセージを送り、アルスマグナはラストナンバー「Smile again」を披露。5人は後輩6人へアスルマグナの未来を託し、最後のパフォーマンスを終えた。

同公演の模様は3月23日にライブBlu-ray / DVD「ARSMAGNA Special Tour 2021『超グラデュエーションパーティー! in TOKYO FINAL』」としてリリースされる。超豪華盤にはオリジナルメンバー5人のインタビュー映像が特典として収められるほか、72ページのライブフォトブックやメンバー全員のサインとメッセージが載ったプリントシートも付属する。

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アルスマグナ「ARSMAGNA Special Tour 2021「超グラデュエーションパーティー! in TOKYO FINAL」2021年12月18日 東京都 チームスマイル・豊洲PIT セットリスト

01. ギガンティックO.T.N
02. 炎上ダンシング
03. 恋の容量∞
04. GAN×2!ACTION
05. ひみつをちょーだい
06. 夏にキスしていいですか?
07. 先生の言うこと断固反対メドレー
08. マシュマロ
09. Real Day's
10. ムフフフ大作戦
11. ヤキモチの答え
12. LUVORATORRRRRY!
13. ココロWORLD
14. 大切なセツナ
15. 君こそマイ☆アイドル
16. Be Ambitious
17. EverYell
18. Bim Bim Bump!
19. サンバDEわっしょい!
20. 果てなき道
21. ミロク乃ハナ
<アンコール>
21. 手をつなごう
22. ボクはつづく
23. HIGH FIVE ~Type A.R.S~
24. Smile again

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