色とりどりのペンライトが輝く中、最初に登場したのはブルーを基調とした衣装をまとったBEYOOOOONDS。小林萌花が奏でるピアノの音色に乗せて平井美葉、里吉うたのが優雅なダンスを舞う導入部から、メタル調のナンバー「アツイ!」がまず披露された。
メンバーがエネルギッシュにヘッドバンギングを見せ早くもボルテージを最高潮に上げた1曲目から一転、続いてはさわやかに「元年バンジージャンプ」をパフォーマンス。そして「ニッポンノD・N・A!」の曲中では、岡村美波が「フィロソフィーのダンスさんに聞きたいことがあるのー! どうしたらカッコよくセクシーになれますかー?」とフィロのスへの質問を投げかけ、観客を沸かせた。
メンバー個々の自己紹介も、この日は秋やフィロのスをテーマにしたバージョンで披露。清野桃々姫は「ヒューマンビートボックスでやりたいフィロのスさんの曲は、『スーパーヴィーニエンス』です!」と、実際に曲の一節をヒューマンビートボックスでクールに表現してみせた。フィロのスとのツーマンを本当に楽しみにしていたと語るメンバーたち。昨年3月にNHKの音楽番組「RAGAZZE!~少女たちよ!~」で共演した際にフィロのスのカッコよさに魅了されたと語り、「私たちにはない大人の色気があって……」と称賛しつつも、自分たちらしく元気にライブをがんばりたいと意気込む。
そして続いて披露されたのは、フィロのスの「ダンス・ファウンダー」のカバー。ダンサブルなナンバーが、BEYOOOOONDSならではのフレッシュさもプラスされて表現された。サビではメンバーが両手を左右に振り、客席もこれに応えて会場の一体感が高まっていく。パフォーマンスを終えると口々に「緊張したー!」と語るメンバーたち。小林は「フィロのスさんは皆さん声が特徴的なので、ソロパートで真似しちゃいました!」と茶目っ気を見せる。ライブではひさびさの披露になるというメジャーデビュー曲「眼鏡の男の子」、そして今年3月にリリースされた2ndシングルから「激辛LOVE」「こんなハズジャナカッター!」と続き、最後にはゴスペル調のバラード「伸びしろ~beyond the world~」で、BEYOOOOONDSはドラマティックにステージを終えた。
後攻を務めたフィロソフィーのダンスは、それぞれが「わたし、自由になるわ」と宣言する力強い楽曲「フォーカス」でライブをスタートさせた。佐藤まりあはタイトなミニワンピース、十束おとははフリルの付いたロリータ風衣装というように、メンバーは各自のキャラクターを表現したようなネイビーのコスチュームを着用して登場。続いて「好感度あげたい!」「ラブ・バリエーション」が披露された。
この日の自己紹介は「佐藤まりあ17歳、好きな入浴剤の香りはヒノキです!」「日向ハル15歳、好きなウィスキーは角とメーカーズマークです!」とBEYOOOOONDS風で行われ、観客の笑いを誘う。熱烈なハロー!プロジェクトのファンである奥津マリリは、BEYOOOOONDSが自身のMCでフィロのスのことばかりを語ってくれたことに感謝を述べ「もっと自分たちのことしゃべりな?って思って。だから私が代わりに告知しますね」と、BEYOOOOONDSの2ndフォトブックが発売中であること、10月に一岡伶奈の写真集が発売されることをスラスラと紹介した。ここで先ほどBEYOOOOONDSのステージ中に岡村から投げかけられた質問に、十束が回答。「どうしたらカッコよくセクシーになれるか。答えはですね。歳を取ると自然と……」と大人の回答をして客席を沸かせた。
そしてBEYOOOOONDSが披露した「ダンス・ファウンダー」のカバーの話題になると、奥津は「本当によかったです。涙腺がバカになっちゃって……」と感極まって泣き出してしまい、「もう……好きー!!」と思いの丈を叫ぶ。そしてフィロのスはお返しとばかりに、BEYOOOOONDSの「都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて」をカバー。曲中の鉄道にまつわる豆知識も、キュートに再現された。
後半戦は「テレフォニズム」でスタート。「シスター」ではミラーボールが回転し、メンバーのセクシーな振りをムーディーに演出する。8月にシングルリリースされたダンサブルなナンバー「ダブル・スタンダード」では4人の声質の違いが魅力的に響いた。最後の楽曲「ライブ・ライフ」でフィロのスは表情をくるくると変えてステージを左右に駆け回り、ハンドクラップで観客と盛り上がった。
フィロソフィーのダンスのパフォーマンスが終わると、BEYOOOOONDSも再びステージに登場。フィロのスのステージを観て興奮冷めやらぬ様子で、今度は里吉が涙を流したと言い「大好きですー!!」とラブコールを送る。これに奥津は「うーちゃーん!!」と叫んで返した。そして2組は「またご一緒できたらうれしいです」とさらなる共演を願い、「ビヨのスでしたー!」と声をそろえてイベントの幕を下ろした。
「unshrink」2021年9月14日 Zepp DiverCity(TOKYO)セットリスト
BEYOOOOONDS
01. アツイ!
02. 元年バンジージャンプ
03. ニッポンノD・N・A!
04. ダンス・ファウンダー
05. 眼鏡の男の子
06. 激辛LOVE
07. こんなハズジャナカッター!
08. 伸びしろ~beyond the world~
フィロソフィーのダンス
01. フォーカス
02. 好感度あげたい!
03. ラブ・バリエーション
04. 都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて
05. テレフォニズム
06. シスター
07. ダブル・スタンダード
08. ライブ・ライフ
y u u. @yuyuyu0522
この時のマリリちゃんご自分もアイドルだから普通に現場被るしお忙し過ぎる故「現場に行けてないからオタクと名乗るのは烏滸がましいのを前提で……(映像が無いまる1年前だから超意訳許して下さい)」とか前置きの上感極まって号泣し始めるから 流石の信頼マリリだったんだよな https://t.co/a0nWC9LCGP