5月12日にポニーキャニオン内のレーベル・IRORI Recordsからニューアルバム「Moving Days」をリリースしてメジャーデビューを果たすホムカミと、昨年12月にソニー・ミュージックレーベルズ内のレーベル・F.C.L.S.からメジャーデビューアルバム「POWERS」をリリースした羊文学。この2組のツーマンライブが行われるのは今回が初となった。また「"here"」は当初、夜公演のみの予定だったがチケットが即日ソールドアウトしたことを受けて昼夜2部制で実施されることに。この記事では夜公演の模様をレポートする。
大きな拍手を浴びながらステージに現れた先攻の羊文学は、オープニングにミドルテンポのナンバー「ハイウェイ」をセレクト。続く最新シングル「ラッキー」では塩塚モエカ(Vo, G)がその透き通った歌声を会場に響かせてオーディエンスを魅了した。その後は「mother」「powers」など、最新アルバムの収録曲を軸にしたパフォーマンスを展開。ホムカミのファンだと言う塩塚は、昼公演ではホムカミの演奏をステージ袖からしか観られなかったが、夜公演では客席から観ることができるとうれしそうに語った。羊文学はライブの終盤にキラーチューン「1999」や、徐々に迫力を増していく曲展開が印象的な「ghost」をプレイ。最後はさわやかなポップチューン「あいまいでいいよ」を届け、場内に深い余韻を残してステージを去った。
続いて登場したホムカミは、1曲目に映画「愛がなんだ」の主題歌「Cakes」をパフォーマンス。息の合ったアンサンブルでオーディエンスを惹き付けると、「LIGHTS」「HURTS」といった人気ナンバーを繰り出して序盤から会場の熱気を高めていく。MCでは福富優樹(G)が終演時間の関係でアンコールは行わない旨を説明しつつ、「羊文学とは今日と同じLIQUIDROOMで完全版のツーマンをやりたいです。次は一緒に演奏できたらいいな」とひと言。また5月に控えるメジャーデビューについては「自分たちのやりたい音楽を続けていたらここに辿り着きました。メンバーが誰も欠けることなくメジャーデビューできるのは本当にうれしいです」と、これまでの活動を振り返りながら穏やかに語った。
その後は「Songbirds」「Hull Down」で場内をさわやかなバンドサウンドで満たすと、メジャーデビューアルバム「Moving Days」の収録曲で、この日の公演タイトルでもある新曲「Here」をパフォーマンス。そして最後に畳野彩加(Vo, G)の温かなボーカルが印象的な「Blue Hour」を演奏し、大盛況の中この日の公演の幕を降ろした。
またホムカミは、7月にアルバムの発売を記念した東名阪ツアー「Tour Moving Days」を開催する。バンドのオフィシャルサイトでは4月26日まで各公演のチケット先行予約を受付中。
Homecomings「"here"」2021年4月16日 LIQUIDROOM セットリスト(夜公演)
羊文学
01. ハイウェイ
02. ラッキー
03. mother
04. powers
05. 人間だった
06. 優しさについて
07. 1999
08. ghost
09. あいまいでいいよ
Homecomings
01. Cakes
02. LIGHTS
03. HURTS
04. Songbirds
05. Hull Down
06. Here
07. Blue Hour
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Homecomings @homcomi
📖INFO📖
ナタリー@natalie_mu にて、先日恵比寿LIQUIDROOMで開催した"here"のライブレポートが公開されました!
ぜひご覧ください💁♀️
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