UNISON SQUARE GARDENが“Normal”提示したツアーで感じたファンへの思い

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UNISON SQUARE GARDENのライブツアー「Normal」のファイナル公演が、昨日3月24日に神奈川・ぴあアリーナMMで開催された。

UNISON SQUARE GARDEN(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

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ユニゾンは昨年12月まで全26公演のツアー「USG 2020 "LIVE (on the) SEAT"」を開催し、そのわずか1カ月半後から今回のツアー「Normal」を開催。「2021年もいつも通りに音を鳴らし続けよう」という思いから開催が決定したというこのツアーでは2019年リリースのシングル「Phantom Joke」の収録曲や、近年のライブでは披露されていないレアな楽曲を中心としたセットリストで各地のファンを楽しませた。

開演時刻を迎えてステージに現れた3人が最初に奏でた曲は「Phantom Joke」。疾走感とスリルに満ちたサウンドが会場に集まったファンを一気に引き込んでいく。そして斎藤宏介(Vo, G)の「ようこそ!」という言葉に続き「オリオンをなぞる」へ。歓声を送れないものの立ち上がって思い思いに体を揺らすオーディエンスの姿が、会場全体を明るく照らすライトの中に浮かび上がった。

UNISON SQUARE GARDEN(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

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鈴木貴雄(Dr)が刻む力強いビートが印象的な「meet the world time」、田淵智也(B)のグルーヴィなベースラインが会場を揺らした「アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")」が終わると、斎藤は「UNISON SQUARE GARDENです!『Normal』ツアーへようこそ、最後までよろしく!」と力強く語りかけた。その後は「メッセンジャーフロム全世界」「コーヒーカップシンドローム」と、2010年リリースのアルバム「JET CO.」の収録曲を連続で披露。さらに「BUSTER DICE MISERY」「10% roll, 10% romance」など近年のライブでの定番曲もパフォーマンスし、観客を大いに踊らせた。

斎藤宏介(Vo, G)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

斎藤宏介(Vo, G)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

中盤のMCで斎藤は、さまざまな制約がある中で今回のツアーに集まったファンに対し「とても静かに待っていてくれて、すごいことだと思う。いろんな意見がある中で来てくれる人は僕らのことを思ってルールを守ってくれてるのかと思うと、けっこうじんわり来てるんですよ」と感謝を述べ、観客から大きな拍手を浴びた。そして「Phantom Joke」のリリースツアーを兼ねた今回の企画について「アルバムツアーに比べてシングルのツアーは自由にやれるんですが、今回の内容は『“友達に連れてこられた人”殺しセットリスト』です(笑)。ひさしぶりな曲をやってますけど、このあとはもっともっとひさしぶりな曲をやっていきたいと思います」とさらにコアな選曲を宣言し、観客の期待を高めた。

田淵智也(B)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

田淵智也(B)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

田淵のルーツとも言えるthe pillowsへのリスペクトを込めた「RUNNERS HIGH REPRISE」、赤いライトに照らされながら斎藤が突き放したような歌声を響かせた「キライ=キライ」、柔らかなイントロから熱量を増していく「ぼくたちのしっぱい」と、その後も今回のツアーならではの個性的なナンバーが立て続けに披露される。「流星のスコール」が高らかに鳴らされたあとは、鈴木のドラムテクニックが存分に発揮されたソロから「パンデミックサドンデス」へ。ライブ終盤にふさわしい華やかなアンサンブルが響いた「君の瞳に恋してない」では、広いステージを縦横無尽に行き来する田淵に招かれた斎藤が駆け寄ってギターソロを披露。鈴木も立ち上がったままドラムをプレイし、自由奔放なパフォーマンスでオーディエンスを楽しませた。

鈴木貴雄(Dr)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

鈴木貴雄(Dr)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

終盤にはこの季節にぴったりな「桜のあと(all quartets lead to the?)」を演奏。淡いピンクの照明に照らされた斎藤はスタンドマイクを握り「ありえない不条理はぶっ蹴飛ばしていけ!」と力強く歌い上げた。ラストナンバーは「Phantom Joke」のカップリング曲「mouth to mouse(sent you)」。観客との再会を誓うかのような歌詞が印象的なナンバーでツアーを締めくくった。

場内の照明が点灯したあとも続くアンコールの拍手に応え、3人は再びステージへ登場。斎藤は「もう来週には次のツアーが始まります(笑)。これぞUNISON SQUARE GARDENの“Normal”だなってヒーヒー言ってますけど」と、わずか8日後に始まるツアー「UNISON SQUARE GARDEN Revival Tour "Spring Spring Spring"」に向けた状況を明かしてファンを笑わせた。「ずっとやっていたいけど、今日はみんなにとっとと帰ってほしいから1曲だけ」という言葉に続き、アンコールで披露されたのは「さわれない歌」。演奏を終えた3人はオーディエンスに大きく手を振り、この日一番の熱い拍手を浴びていた。

「UNISON SQUARE GARDEN Revival Tour "Spring Spring Spring"」は4月1日の大阪・フェスティバルホールからスタート。このツアーは2013年にリリースされたライブ映像作品「UNISON SQUARE GARDEN ONEMAN TOUR 2012 SPECIAL ~Spring Spring Spring~ at ZEPP TOKYO」を再現するというコンセプトで行われる。また5月26日には、今回のツアー「Normal」より3月2日の神奈川・KT Zepp Yokohama公演の模様を収めたライブ映像作品のリリースも決定している。

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UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2021「Normal」 2021年3月24日 ぴあアリーナMM セットリスト

01. Phantom Joke
02. オリオンをなぞる
03. meet the world time
04. アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")
05. メッセンジャーフロム全世界
06. コーヒーカップシンドローム
07. BUSTER DICE MISERY
08. instant EGOIST
09. 10% roll, 10% romance
10. RUNNERS HIGH REPRISE
11. キライ=キライ
12. ぼくたちのしっぱい
13. 流星のスコール
14. パンデミックサドンデス
15. スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
16. 君の瞳に恋してない
17. 桜のあと(all quartets lead to the?)
18. mouth to mouse(sent you)
<アンコール>
19. さわれない歌

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