「牛のようなペースでもいいじゃない」MONO NO AWARE歩みを止めずたどり着いた東名阪ツアーに幕

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MONO NO AWAREが3月に東名阪ツアー「MONO NO AWARE TOUR 2021」を開催。3月19日の愛知・伏見JAMMIN'公演にてツアーが閉幕した。

「MONO NO AWARE TOUR 2021」東京・TSUTAYA O-EAST公演の様子。(撮影:マスダレンゾ)

「MONO NO AWARE TOUR 2021」東京・TSUTAYA O-EAST公演の様子。(撮影:マスダレンゾ)

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「MONO NO AWARE TOUR 2021」東京・TSUTAYA O-EAST公演の様子。(撮影:マスダレンゾ)

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「MONO NO AWARE TOUR 2021」は今年1月に実施予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されていたツアー。3月12日に東京・TSUTAYA O-EAST、3月18日に大阪・Music Club JANUS、昨日19日に愛知・伏見JAMMIN'でワンマンライブが行われた。この記事では3月12日の東京公演の模様をレポートする。

「MONO NO AWARE TOUR 2021」東京・TSUTAYA O-EAST公演の様子。(撮影:マスダレンゾ)

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玉置周啓(Vo, G)(撮影:マスダレンゾ)

玉置周啓(Vo, G)(撮影:マスダレンゾ)[拡大]

定刻になり牛の鳴き声や鳥のさえずりが聴こえるのどかなSEが流れると、4人が颯爽とステージに登場。ギターとシンバルで神秘的な音色を響かせたあと、1曲目「明日晴れたら」で公演をスタートさせた。フロアをぐるりと見回した玉置周啓(Vo, G)は、「MONO NO AWARE 2021ツアー、はじまります!」と高らかに宣言。続けて2曲目「機関銃を撃たせないで」に突入すると、時折玉置と加藤成順(G)が向かい合いながらギターをかき鳴らし、パワフルで迫力あるステージを展開した。

左から加藤成順(G)、玉置周啓(Vo, G)。(撮影:マスダレンゾ)

左から加藤成順(G)、玉置周啓(Vo, G)。(撮影:マスダレンゾ)[拡大]

「ようこそ渋谷へ!」とオーディエンスを歓迎した玉置は、「この時期、ここまで来ることが正直怖かった人もいるかもしれないけど、今日はライブに来てくれてありがとうございます」と感謝の気持ちを述べる。また自らもこの公演を楽しみにしていたことを語った。その後、はつらつとした口調で「マスクの下で動いているお口を想像しながら歌います!」と言い放ち、早口言葉を詰め込んだ軽やかなナンバー「かむかもしかもにどもかも!」をパフォーマンス。複雑な歌詞を高速で畳みかけた玉置が雄叫びを上げると、客席からは大きな拍手が沸き起こった。続いて疾走感のあるラブソング「ゾッコン」、エキゾチックな旋律が印象的な「普通の人」、タイトなリズムが心地よい「テレビスターの悲劇」が次々と繰り出された。

「MONO NO AWARE TOUR 2021」東京・TSUTAYA O-EAST公演の様子。(撮影:マスダレンゾ)

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竹田綾子(B)(撮影:マスダレンゾ)

竹田綾子(B)(撮影:マスダレンゾ)[拡大]

中盤で玉置は、今回のツアーフライヤーに使用されている牛乳パック風のアートワークについて言及。ファンから「なぜ牛乳パック?」という質問が多く寄せられたことを踏まえ、今年が丑年であることから着想を得たと明かした。またその話題に関連して、神様が新年に動物たちを競争させ、その順位で干支を決めたという干支の由来や、丑が2番目に数えられる理由などを説明。続けて「牛は最終的にはレースで2着になってしまうわけですが、そもそもなんでそんなに早く、トラよりも先にゴールできたんだろうと思って。調べてみたところ、牛は、自分の足が遅いことを知っていたから、前日の夜から歩き始めていたんですって」「このコロナの期間、僕らだけでなく皆さんも何かしらの形で生活の歩みを遅くしたかもしれませんが、そのペースでもいいじゃないかと。だって牛は2番を取れたんだから。そういう心づもりで今日のライブも準備して参りました」と熱く語った。

「MONO NO AWARE TOUR 2021」東京・TSUTAYA O-EAST公演の様子。(撮影:マスダレンゾ)

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その後4人は「ゲームは1日30分」「そういう日もある」といったダンサブルなナンバーや、情感豊かな歌声とまっすぐなバンドサウンドが光る「DUGHNUTS」「東京」などを演奏。途中、先のMCに関連して柳澤豊(Dr)が牛乳の豆知識を紹介したり、牛乳嫌いの竹田綾子(B)がアーモンドミルクの豆知識を披露する一幕も。会場が和やかな雰囲気に包まれる中、玉置が改めてバンドの2020年の歩みを振り返る。「僕らは2020年、『ゾッコン』と『そこにあったから』という曲を発表しました。と同時に、実はまだお見せしていない作品があって。それをいずれ、皆さんにお見舞いできる日が来ると思っているので、楽しみにしていてください」と話すも、玉置は「今日はこれ以上は言えないんだけど……」「なんだよ勿体ぶって……」「でも言えないんだ……」と1人で葛藤し、その様子に客席からは笑いが沸き起こっていた。

「MONO NO AWARE TOUR 2021」東京・TSUTAYA O-EAST公演の様子。(撮影:マスダレンゾ)

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後半に差し掛かり、4人は柔らかでノスタルジックな雰囲気が漂う「そこにあったから」、一体感のある演奏と力強い歌声が胸を打つ「言葉がなかったら」をパフォーマンス。そして勢いよくラストナンバー「イワンコッチャナイ」に突入すると、弾むようなリズムに合わせて観客が体を揺らし、会場の熱気は最高潮に。曲中で玉置がパントマイム風のダンスを踊ったり、スキャットマン・ジョンを彷彿とさせるスキャットを披露したりと、熱の込もったステージが展開された。演奏後、大きな拍手に包まれた4人はステージ前方に整列。玉置の「今日は本当にありがとうございました!」「起立、気を付け、礼!」という号令で深くお辞儀をして、ステージをあとにした。

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MONO NO AWARE「MONO NO AWARE TOUR 2021」2021年3月12日 東京・TSUTAYA O-EAST セットリスト

01. 明日晴れたら
02. 機関銃を撃たせないで
03. マンマミーヤ!
04. かむかもしかもにどもかも!
05. ゾッコン
06. 普通の人
07. テレビスターの悲劇
08. ゲームは1日30分
09. そういう日もある
10. ヒトノキモチニナ~ル
11. DUGHNUTS
12. 井戸育ち
13. 東京
14. そこにあったから
15. 言葉がなかったら
16. イワンコッチャナイ

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