アイナ・ジ・エンドの世界観で彩られた初ソロツアー「THE END」終幕

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アイナ・ジ・エンド(BiSH)が本日3月1日に自身初のソロツアー「first solo tour "THE END"」のファイナルとなる東京・東京国際フォーラム ホールA公演を開催した。

アイナ・ジ・エンド(Photo by sotobayashi kenta)

アイナ・ジ・エンド(Photo by sotobayashi kenta)

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アイナは昨年12月にソロ活動を本格的に開始することを発表。今年2月に全曲の作詞作曲をアイナ自身が手がけ、亀田誠治のサウンドプロデュースによって制作された1stソロアルバム「THE END」のリリース後、東名阪を回るソロツアーをスタートさせた。ファイナルの東京公演でアイナは河野圭(Key、Bandmaster)、名越由貴夫(G)、田中義人(G)、なかむらしょーこ(B / SMOKY & THE SUGAR GLIDER)、大井一彌(Dr / yahyelDATS)からなるバックバンド、清水舞手(Dance)、UFO(Dance)という2名のダンサーとともに舞台に上がった。

アイナ・ジ・エンド「first solo tour "THE END"」の様子。(Photo by sotobayashi kenta)

アイナ・ジ・エンド「first solo tour "THE END"」の様子。(Photo by sotobayashi kenta)[拡大]

アイナ・ジ・エンド「first solo tour "THE END"」の様子。(Photo by sotobayashi kenta)

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アイナは「ハロウ」でライブをスタートさせ、愛する小松菜奈に捧げる楽曲「NaNa」の冒頭で「よろしくどうぞ」と挨拶。ステージは中央にソファを配したセットが組まれ、天井に伸びるオブジェも相まって幻想的な雰囲気を醸し出していた。マイクスタンドを使って歌うアイナの隣にはダンサー2人が立ち、キレのあるダンスで存在感を放っていた。MCに入り、明るく照らされた客席を見渡したアイナは、「ここに立ってホッとしました。みんなの顔を見たら、やっぱり心強いですね」と話した。MCのあと、アイナはBiSHのメンバーとして活動し始めた頃にうまくいかないもどかしさを抱えていたときに作ったという儚い雰囲気のバラード「金木犀」を歌唱。間奏では楽曲に身を任せてしなやかに舞った。続く「日々」ではソファに体を預け、部屋の中で歌っているような世界観を表現した。新曲「あぁ揺れてる」の披露後、「この曲知ってる? ワンマンライブ、アルバムの12曲では足りないので新曲も作ってきました」と話したアイナ。微笑みながら「次はめっちゃ勘違いした人の歌で、気持ち悪い曲です」と述べ、続けて新曲「勘違いべいびー」を届けた。「粧し込んだ日にかぎって」「死にたい夜にかぎって」という死生観をはらむ楽曲のあと、アイナは「静的情夜」でマイクを置いて一心不乱に踊ってから途中で退場。ダンサーとバンドメンバーによるセッションの合間に青い衣装から赤い衣装に早着替えをしたアイナがステージに再び登場し、「虹」「誰誰誰」というミステリアスな楽曲を熱唱した。

アイナ・ジ・エンド「first solo tour "THE END"」の様子。(Photo by sotobayashi kenta)

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ライブ終盤、アイナは次で最後の曲であることを宣言し、締めくくりに歌う楽曲が18歳のときに作った曲であることに触れる。「有名な人のバックダンサー、路上ライブ、PAさんしかいないライブハウスで活動してました。すごく楽しかったし、一生懸命生きている気がしてました。でもずっと続けていくうちに誰も歌を聴いていないこんな隅っこで何をやってるんだと思って自暴自棄になっていました。手売りで売っていたCDを全部捨てて、夕方5時のチャイムが鳴るまでずっと家にいて。当たり前ですが私から人が離れていきました。人といると恥ずかしくなって、ヘラヘラして強がって。人の話を一生懸命聞こうとすると過呼吸になってまた人を困らせて。大阪にはもう帰れないし、生きていても意味ないなーって思っていたんですけど、BiSHに拾ってもらってもう7年目になります」と上京してからの出来事を振り返った。アイナは「最初の私は厄介でたくさん迷惑かけたと思います。メンバーはずっと一緒にいてくれて、今日だってきっと来てくれている。BiSHのメンバーのおかげで今の私がいます。本当にありがとう」と涙ながらに思いを吐露。そしてファンにも感謝の言葉を述べ、「きえないで」を披露してステージをあとにした。

アンコールでアイナは再び話し始め、2020年に続けていた曲作りでいろいろな壁があったことを明かす。「昔はいい悪いを何も考えずに音楽が楽しい、もっとやりたいって思えて、いっぱいメロディが思い付いたのに最近はこれでいいかなあ?って考えちゃうことがあって。昔はお花を見たら綺麗だと思ったし、クラシックピアノを聴いたらなぜか泣けてきたり、サーモン以外の寿司を食べれるんやってときの感動もすごかった。でも最近は花を見ても花やな、私の感性はもしかしたらもう死んだんかなって。だからこんなに曲が作れないんかなって思ったりもしたんですけど。ある曲を作っているときに気付かされました。もし私の感性が本当に死んでいたら、こんなふうにあなたたちが応援してくれない。もし私の感性が死んでたら、あなたたちと会えない。だから今会えてるってことは私の感性は生きているし、曲もきっと作れる、踊りも踊れるんだって。そんな葛藤と感謝の気持ちを最後の曲に込めて作ったので聴いてみてください。悲しい心を持っている人こそ、優しい心を表現できるとあなたたちが教えてくれました。今日は本当にありがとう」と話し、ラストナンバー「スイカ」を歌唱。アイナがBiSH加入前に制作し、BiSHオーディションの歌唱審査にてアカペラで歌ったこの曲は、ソロアルバム制作にあたって歌詞に手を加えて完成した曲だ。

アイナ・ジ・エンド「内緒」ジャケット

アイナ・ジ・エンド「内緒」ジャケット[拡大]

全曲を披露したあと、アイナは改めてメンバー紹介を行い、バンド、ダンサー1人ひとりにメッセージを送った。さらに本日のライブでも歌った4曲の新曲を収めた新作音源「内緒」をリリースすることを発表した。「内緒」は3月3日に発売される。

内緒

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アイナ・ジ・エンド「first solo tour "THE END"」2021年3月1日 東京・東京国際フォーラム ホールA セットリスト

01. ハロウ
02. NaNa
03. サボテンガール
04. 金木犀
05. 日々
06. あぁ揺れてる
07. 勘違いべいびー
08. 粧し込んだ日にかぎって
09. 死にたい夜にかぎって
10. 静的情夜
11. 虹
12. 誰誰誰
13. STEP by STEP
14. きえないで
<アンコール>
15. 彼と私の本棚
16. スイカ

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