フレデリックが“あなただけの遊び場”を作り上げた初の日本武道館公演

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フレデリックが昨日2月23日に、初の東京・日本武道館公演「FREDERHYTHM ARENA 2021~ぼくらのASOVIVA~」を開催した。

「FREDERHYTHM ARENA 2021~ぼくらのASOVIVA~」の様子。(撮影:森好弘)

「FREDERHYTHM ARENA 2021~ぼくらのASOVIVA~」の様子。(撮影:森好弘)

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このライブは昨年秋に行われた全国ツアー「FREDERHYTHM TOUR 2020~たかがMUSIC されどMUSIC~」のファイナル公演。ライブの模様はWOWOWライブにて生中継され、Streaming+では生配信された。フレデリックは昨年9月にリリースした新作音源「ASOVIVA」の収録曲をはじめとした、新旧の楽曲を織り交ぜたセットリストを用意。会場に集まった観客と中継および配信の視聴者両方をユニークなサウンドや演出で楽しませた。

三原健司(Vo, G)(撮影:渡邉一生)

三原健司(Vo, G)(撮影:渡邉一生)[拡大]

冒頭には「ASOVIVA」の収録曲「Wake Me Up」のミュージックビデオなどに出演しているキャラクター・wakemeと、本公演のグッズ告知用ビジュアルのモデルに起用されている2人の少年・ASOVI KIDSが登場するオープニングムービーが上映された。そしてステージにメンバーが現れ、ライブは「Wake Me Up」でスタート。三原健司(Vo, G)は「フレデリックの遊び場へようこそ、最後まで楽しんでいってください」とファンを歓迎すると、ハンドマイクでステージを動き回って観客を煽り、配信および中継用のカメラにも笑顔を向ける。さらに彼のステージングに合わせて、ステージ後方に設置された巨大なLEDが花火のように輝いてファンの視線を集めた。

フレデリック(撮影:渡邉一生)

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歪んだ音色のイントロで始まる「KITAKU BEATS」では、健司が「せっかくの遊び場やで? みんなどうすんの? 遊ぶ?遊ばない?遊ぶ? 遊ぶやんな!」とオーディエンスを焚きつける。これを受けてテンションが上がった様子の観客は、リズミカルなビートに乗せて体を揺らし、ハンドクラップをしてバンドの演奏を楽しんだ。MCでは健司が日本武道館への思いを感慨深げに語り、「日本武道館という場所は、いろいろな思い出を思い出させる力が強い場所やと思ってるんです。今日はあなただけのフレデリックの遊び場を作っていきましょう!」という言葉につなげた。

三原康司(B, Vo)(撮影:渡邉一生)

三原康司(B, Vo)(撮影:渡邉一生)[拡大]

エレクトリックな音色の「トウメイニンゲン」からアッパーな「リリリピート」へと流れるようにつないで、まるで1つの曲のように演奏してみせたフレデリック。彼らのパワフルな演奏で熱気に満ちた中、続けてバンドは三原康司(B, Vo)がメインボーカリストを務めるダブナンバー「もう帰る汽船」を届ける。場内はこれまでのカラッと明るい雰囲気から一変してじっとりと湿り気のある空気感に。康司は情緒たっぷりに歌い上げて楽曲の世界観を伝えた。さらに4人はインディーズ時代に発表した楽曲「ふしだらフラミンゴ」、2019年リリースのアルバム「フレデリズム2」の収録曲「他所のピラニア」と、歌謡曲チックな懐かしいサウンドの楽曲を続けて、バンドのさまざまな音楽性をファンにアピールした。

高橋武(Dr)(撮影:渡邉一生)

高橋武(Dr)(撮影:渡邉一生)[拡大]

日本武道館公演の直前、2月20日に誕生日を迎えた健司と康司。赤頭隆児(G)と高橋武(Dr)がそれぞれ2人へ渡した誕生日プレゼントにまつわるエピソードを披露すると、会場は和やかなムードに。そして康司が「いろんなアーティストを武道館で観てきて、こうやって自分がこのステージで音楽をやっているのが感慨深いなあ」とつぶやくと、健司が「康司の曲が連れて来てくれたんですよ」と返す。康司が「泣く泣くそんなん! 泣くぞ! ホンマにありがとうございます」と目を潤ませると会場は温かい拍手に包まれた。

「うわさのケムリの女の子」演奏中の様子。(撮影:森好弘)

「うわさのケムリの女の子」演奏中の様子。(撮影:森好弘)[拡大]

赤頭隆児(G)(撮影:渡邉一生)

赤頭隆児(G)(撮影:渡邉一生)[拡大]

中盤にはアコースティックコーナーが設けられ、フレデリックはセンターステージで2曲を披露。「ミッドナイトグライダー(FAB!!)」では健司と康司が美しいハーモニーを響かせ、続く「うわさのケムリの女の子(FAB!!)」ではメンバーの足元にスモークが焚かれて楽曲の世界観が表現された。4人は通常のステージに戻り、高橋による力強いドラムソロから「まちがいさがしの国」をパフォーマンス。メンバーの熱演をさらに盛り上げるように、ステージ上には炎が吹き上がった。その後に演奏された「スキライズム」では赤頭がうれしそうにセンターステージに躍り出て、流麗なギターソロを披露。人気曲「オンリーワンダー」の演奏中には客席に「ASOVIVA」のロゴをイメージさせる三角形などの図形を模した紙吹雪が降り注いで盛り上がりは最高潮に。バンドは本編最後に「されどBGM」をパフォーマンスしてステージをあとにした。

フレデリック(撮影:渡邉一生)

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アンコールでフレデリックはスケール感のある新曲「サーチライトランナー」を披露。場内に健司の伸びやかな声が響き渡る。続けてフレデリックはキラーチューン「オドループ」で観客を存分に踊らせた。そしてメンバーはセンターステージに移動。健司が「フレデリックは日本武道館で遊びきったので帰宅します! ありがとうございました!」とマイクを通さず叫んだ。エンドロールが流れて公演が終わったかと思いきや、ステージに4人が再登場。健司の「ただの思い出にされるのは嫌なので」という前置きから、最後に電子音が印象的な新曲「名悪役」を届けて本公演に幕を下ろした。

なお、Streaming+では本公演のアーカイブ映像を2月28日(日)23:59まで配信中。イープラスでは同日21:00まで視聴チケットを販売している。

※記事初出時より、本文を変更しました。

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フレデリック「FREDERHYTHM ARENA 2021~ぼくらのASOVIVA~」2021年2月23日 日本武道館 セットリスト

01. Wake Me Up
02. シンセンス
03. 逃避行
04. KITAKU BEATS
05. トウメイニンゲン
06. リリリピート
07. もう帰る汽船
08. ふしだらフラミンゴ
09. 他所のピラニア
10. 正偽
11. ミッドナイトグライダー(FAB!!)
12. うわさのケムリの女の子(FAB!!)
13. まちがいさがしの国
14. TOGENKYO
15. スキライズム
16. オンリーワンダー
17. されどBGM
<アンコール>
18. サーチライトランナー
19. オドループ
20. 名悪役

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