興奮のロックカバー満載Superfly最強バンドとスカパラ競演

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11月30日、東京・Zepp Tokyoにてライブイベント「SWITCH 25th Anniversary presents Superfly & The Lemon Bats SPECIAL LIVE "Rock'N' Roll Muncher"」が開催。Superflyを中心とした豪華編成のスペシャルバンドと、ゲストバンドの東京スカパラダイスオーケストラがライブを行った。

「周りのみなさんがすごくロックなので、私も普段よりゴリゴリした歌声でステージに立つことができています」と語ったSuperfly。

「周りのみなさんがすごくロックなので、私も普段よりゴリゴリした歌声でステージに立つことができています」と語ったSuperfly。

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メンバー紹介タイムでは「今日はThe Lemon Batsの“解散ライブ”です。みなさん今日ものすごいもの観てると思いますよ」と八橋がコメントした矢先、「今日解散なん? 俺は辞める気ないよ。楽しいもん」と百々が本音を口にした。

メンバー紹介タイムでは「今日はThe Lemon Batsの“解散ライブ”です。みなさん今日ものすごいもの観てると思いますよ」と八橋がコメントした矢先、「今日解散なん? 俺は辞める気ないよ。楽しいもん」と百々が本音を口にした。

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熱いコール&レスポンスに包まれる場内。

熱いコール&レスポンスに包まれる場内。

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このイベントは雑誌「SWITCH」の創刊25周年を記念して行われたもの。今回のために結成された「Superfly & The Lemon Bats」は、Superfly(Vo)、百々和宏(G)、八橋義幸(G)、蔦谷好位置(Key)、日向秀和(B)、中村達也(Dr)という強力メンバーからなるスペシャルバンドだ。

11月17日のZepp Osaka公演、24日のZepp Nagoya公演を経て、ファイナルとなったこの日の公演。まず先陣を切ったのはゲストバンドの東京スカパラダイスオーケストラ。荘厳なトランペットソロから始まる「ゴッドファーザー愛のテーマ ~Love Theme From “The Godfather”~」を皮切りに、ライブ定番曲を次々に繰り出し、場内の熱を上げていく。谷中敦(B.Sax)は序盤のMCで「最高の盛り上がり、ありがとうございます! 今日はSuperfly&The Lemon Batsと一緒に出れるのを本当に楽しみにしてました。楽しんでってくれよ!」と挨拶した。

その後も、NARGO(Tp)が電飾付きのピアニカを使う「SKA ME CRAZY」や「ルパン三世'78」などおなじみのナンバーが続き、最新作「Goldfingers」より上原ひろみをフィーチャーした「水琴窟-SUIKINKUTSU-」はスカパラメンバーだけで披露。最後の「Just say yeah!」まで観客を踊らせながら、ピースフルな雰囲気で会場を満たした。

そしてセットの転換タイムを挟み、Superfly&The Lemon Batsのアクトがスタート。メンバーの登場だけで沸き上がるオーディエンスを前に、投下された1曲目はMÖTLEY CRÜEの名曲「Dr.Feelgood」。百々と八橋のツインギターで原曲の重厚なビートを再現する後ろで、中村がダイナミックなドラムさばきで魅せる。観客もSuperfly越智志帆の煽りを受けて「Feelgood!」「Alright!」と大声でレスポンスを返した。

早くも会場が熱気に包まれる中、続いて八橋がマイケル・ジャクソン「Beat It」のイントロを弾き始めると、フロアはさらなる歓声を上げる。原曲を荒々しくガレージロック風にアレンジしたこの曲では、志帆のパワフルなボーカルが炸裂。そのまま自身の楽曲「誕生」でさらにボルテージを上げ、一気に序盤を駆け抜けた。

MCでは志帆が「こんばんは、Superfly & The Lemon Batsです! 今日はいろんなアーティストの曲をカバーしたり、Superflyの曲を混ぜてみたり、面白い選曲になってるので一緒に楽しみましょう」と挨拶。その宣言どおりHEART「Barracuda」やCREAM「White Room」といった選曲でファンを唸らせ、Superflyの楽曲も普段とは違うプレイヤー陣で楽しませた。

また、今回はほぼすべての楽曲でバンドメンバーのプレイを強調するソロパートや、フレーズのループが挟み込まれていたのも見どころのひとつ。中村のド派手なパフォーマンスや日向の大音量ベースに誘われ、蔦谷やギタリスト2人もヒートアップした様子でスーパープレイを見せるなど、相乗効果が生み出されていく。

ライブ中盤では、自身のバンドでギターボーカルを務める百々が、志帆をコーラスに付けてメインボーカルを取る一幕も。百々は「THE BEATLESのロックンロールラブソングを」と紹介し、「I saw her standing there」をクールに歌い上げた。

その後再び志帆にマイクが渡ると、ライブは一気にラストスパートへ。「みんなも知ってると思うから一緒に歌ってね!」声をかけた「Land of a Thousand Dances」では、Zepp Tokyoが「ナーナナナナー♪」の大合唱で包まれ、「Free Planet」「Alright!!」といったSuperfly屈指のアッパーチューンで場内の一体感はピークに達する。そして、本編ラストに演奏されたのはリック・デリンジャー「Rock And Roll Hoochie Koo」。この曲は2009年5月にリリースされたSuperflyのシングル「My Best Of My Life」のカップリングでカバーしたナンバー。このレコーディングで音を合わせたことがきっかけとなって今回のバンドが結成されたという由縁もあり、一段と熱のこもった彼らのパフォーマンスに盛大な拍手が送られた。

さらにアンコール1曲目には、スペシャルゲストとしてスカパラホーンズの4人が参加。艶やかさが加わったサウンドでTHE ROLLING STONES「Bitch」を届けた後は、ジョニー・サンダース「Born To Lose」で興奮の一夜を締めくくった。

なお、このライブの模様は12月18日(土)19:00から2時間、MUSIC ON! TVにて放送されることが決定。会場で楽しんだ人も残念ながら参加できなかった人も、ぜひチェックしてみよう。

SWITCH 25th Annyversary Presents Superfly&The Lemon Bats SPECIAL LIVE“Rock’N’Roll Muncher” Supported by Microsoft Office for Mac 2011 セットリスト

東京スカパラダイスオーケストラ
01. ゴッドファーザー愛のテーマ ~Love Theme From "The Godfather"~
02. 5 days of TEQUILA
03. A Song For Athletes
04. Heaven's Door
05. WORLD SKA CRUISE
06. STORM RIDER
07. SKA ME CRAZY
08. 花ふぶき
09. Juggling City
10. ルパン三世'78
11. 水琴窟-SUIKINKUTSU-
12. White Light
13. Just say yeah!

Superfly & The Lemon Bats
(カッコ内はオリジナルアーティスト)
01. Dr.Feelgood(MÖTLEY CRÜE)
02. Beat It(マイケル・ジャクソン)
03. 誕生(Superfly)
04. Barracuda(HEART)
05. White Room(CREAM)
06. マニフェスト(Superfly)
07. I saw her standing there(THE BEATLES)
08. Land of a Thousand Dances(WILSON PICKETT)
09. Free Planet(Superfly)
10. Alright!!(Superfly)
11. Rock And Roll Hoochie Koo(リック・デリンジャー)
EN-01. Bitch(with スカパラホーンズ)(THE ROLLING STONES)
EN-02. Born To Lose(ジョニー・サンダース)

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読者の反応

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シュガー @_see_saw_

@mgmgm000g ほんとだスカパラ…!!!先行予約とかエントリしてみたけどぜんぜん当たりませんでした…
http://t.co/5ptKzbnEx2

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