夏と彗星は当初、同日程の10月5日、6日に東京・WWWでワンマンライブ「夏と彗星 Oneman Live MONSTERS in TOKYO 2020」の開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により有観客での実施を断念。無観客の配信形式に切り替えてライブを行った。公演の初日は「第1章 -inside blue-」、2日目は「第2章 -code yellow-」と銘打たれており、それぞれ異なる内容のステージを展開。2日目の公演では、スタジオライブと弾き語りライブの模様が全国のファンに届けられた。
定刻になると画面がモノクロになり、夏代の後ろ姿が映し出される。彼はバンドメンバーと共にスタジオ中央に配置されたカメラを囲むように立つと、9月リリースの配信シングル「24/7」でライブをスタート。曲が終わると画面が切り替わり、夏代とバンドメンバーが先ほどの「24/7」のライブ音源をチェックし、談笑する様子などが映し出された。画面がスタジオに戻ると、彼はシティポップを思わせるメロウな楽曲「City」でライブを再開。そのままアップテンポかつキャッチーなサビが印象的な新曲(タイトル未定)で透き通った歌声を響かせ、次曲「ニア」ではスキルフルなメンバーの特性を生かしたライブアレンジで画面越しのファンを喜ばせた。
再び画面が切り替わると、ソファに腰かけながらポップコーンを食べる夏代の姿が映し出される。彼は「『MONSTERS in TOKYO 2020』どうでしたか? ハッシュタグを付けて感想をツイートしてもらえたらうれしいです。今日はその感想を見ながら、みんなと楽しい時間を過ごせたらと思ってます!」と、画面越しのファンに笑顔で語りかけた。このパートでは夏代が渡辺拓也の弾くアコースティックギター1本でライブを行い、スタッフ扮する“天の声”が進行役を務めた。“天の声”から演奏曲を視聴者から募集することが告げられると、チャット欄はリクエスト曲と共に喜びのコメントであふれ返った。夏代はチャット欄を眺めながら「拓也さんこれいいんじゃないですか? 僕らの出会いの曲ですもんね」と話して「ケイデンス」を選曲。渡辺の軽快なギターの音色に乗せて、力強い歌声を響かせた。夏代はその後もファンからのリクエストに細かく目を通しながら「ユニバース」「エンドロール」の2曲をパフォーマンス。そして「僕らからも『これはやりたいよね』って曲を用意してきました。まあリクエストの中に入っていたんですけど、用意してきたということでやっていいもですかね?(笑)」と話し、ミディアムナンバー「プラネタリウムの真実」を熱唱。チャット欄にピースフルなコメントが流れる中、ラストナンバー「世界の真ん中を歩く」でライブを締めくくった。
夏代は2日間を振り返りながら「最初はWWWで2DAYSライブをやることを目標にしていたので、世の中のいろいろな情勢により通常通りライブができないと決まったときは本当に悲しかった。ただ逆に今しかできない形で皆さんに音楽を届けることができて楽しかったし、みんなも楽しんでくれている様子をコメントを通して僕に届けてくれたので、たくさんの力をもらうことができました。夏と彗星は、これからもいろんな挑戦を続けていこうと思っているので、引き続き応援してもらえたらと思います」と話して、この日の公演の幕を降ろした
夏と彗星「MONSTERS in TOKYO 2020 Streaming BOX 第2章 -code yellow-」2020年10月6日 セットリスト
Studio Session Live
01. 24/7
02. City
03. 新曲(タイトル未定)
04. ニア
Acoustic Live
05. ケイデンス
06. ユニバース
07. エンドロール
08. プラネタリウムの真実
09. 世界の真ん中を歩く
リンク
音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】夏と彗星、配信ライブでファンとの交流楽しむ「音楽を届けることができて楽しかった」(写真8枚)
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