1日目と同じく天月の弾き語りでライブがスタート。スクリーンに映し出された“マサえもん”に「Love&Pop」「Rock&Cool」の2つの選択肢を与えられた天月は、迷わず「Rock&Cool」を選択した。画面が切り替わるとチェリストを交えたバンドメンバーのもとに黒い衣装に身を包んだ天月が登場。ライブの冒頭を飾る「イデア」で彼は「会いに来たぜ! 幕張」と声を張り、視聴者を歓迎した。「Rock&Cool」というイベントタイトルの通り、この日の公演では「This Night」「Mr.Fake」「ヒロイックシンドローム」といったアッパーな楽曲が矢継ぎ早に披露される。歌唱中には火柱が上がり、レーザービームが飛び交うなど、初日とは異なる演出でライブが届けられていった。
「『Rock&Cool』へようこそ!」と改めて視聴者に向けて挨拶した彼は、「こういった大きな会場で2日間もライブをやらせてもらう機会はなかなかない」と口にし、ライブを見守っているファンに向けて感謝の言葉を述べた。「今日は昨日と違う曲もたくさんやるので、いろいろな楽しみ方をしてください」と呼びかけた彼は「小さな恋のうた」「ホシアイ」といった1日目に披露した楽曲に加え、「儚きゴースティング」「マリオネットラヴァーズ」といったダークな側面を持ったロックナンバーを力強く歌唱。アッパーチューンの連発に息を切らしながらMCに入った天月は、無観客ライブ開催に当たっての心境を語り始める。「オンラインだからこそ誰しもが楽しめる、どんな場所にでも響くような歌を、エンタテインメントを届けたかった」と自身の思いを口にした彼は、チェロの美しい旋律に合わせてピアノ弾き語りで「キミトボク」をしっとりと歌い上げ、視聴者を魅了した。
「僕らの旅はまだまだ続く。一緒にまた楽しんでくれたらいいな」というメッセージが届けられると、ライブはラストスパートへ。「流れ星」の歌唱中には「この10年間、苦しいときもあった。でも楽しくて楽しくて辞められるわけがないだろう!」と笑顔で叫ぶ。本編最後の曲は、ライブ冒頭で天月が弾き語りをしていた「Dear Moon」。バンドメンバーが奏でるアンサンブルに体を揺らしながら胸を張って歌う天月の姿を観て、チャットのコメント欄は彼を讃える拍手のコメントであふれた。
アンコールの書き込みに応えて再びステージに姿を現した天月は「スターライトキセキ」を視聴者にプレゼント。最後のトークでは彼が初めてライブをした日のことを回想しながらライブを開催することの喜びや意義を語り、「やりたいことのなかった僕の命はみんなに救われました」「立派な立派な僕でいたい」と涙ぐみながらオーディエンスに思いを伝えた。最後の楽曲「Hello,My Story」を歌いながら天月は「これからも君の手を離さない」という熱いメッセージを視聴者に伝えた。ライブが終わるかと思いきや、天月はバンドメンバーに突然「昨日披露した曲で1曲できませんか?」と提案。ダブルアンコールとして彼は「きっと愛って」を歌い、2日間にわたるワンマンライブをフィナーレに導いた。
天月-あまつき-「10th Anniversary Live Final!!~Rock&Cool~」2020年8月30日 幕張メッセ 幕張イベントホール セットリスト
・映像「マサえもん登場!」
01. イデア
02. This Night
03. Mr.Fake
04. ヒロイックシンドローム
05. 小さな恋の歌
06. きみだけは。
07. ホシアイ
08. 儚きゴースティング
09. マリオネットラヴァーズ
10. Ark
11. キミトボク
12. Letters to me
・映像「10年間を振り返ってみて」
13. 流れ星
14. Dear Moon
・メイキング映像「みんなに出会えてよかった」
<アンコール>
15. スターライトキセキ
16. Hello My Story
<ダブルアンコール>
17. きっと愛って
ルミナ・K(栗原ルミ梅田)savate @RUMINACK
早くコンサートや大型イベントが復活しますように。
幕張メッセ配信ライブ【ライブレポート】天月-あまつき-「Rock&Cool」な曲で盛り上げた幕張2日目「楽しくて楽しくて辞められるわけがない!」(写真5枚) https://t.co/m6NaqSAWiW