超特急、満員の“Pretty Boy”魅了した男祭り!雪吹き飛ばす熱狂の一夜

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超特急が昨日1月18日に東京・新宿BLAZEで男性限定ライブ「BULLET TRAIN BOYS GIG Vol.06」を開催した。

超特急(撮影:米山三郎)

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「BULLET TRAIN BOYS GIG Vol.06」の様子。(撮影:米山三郎)

「BULLET TRAIN BOYS GIG Vol.06」の様子。(撮影:米山三郎)[拡大]

“男祭り”の愛称で親しまれている「BULLET TRAIN BOYS GIG」は、毎冬恒例となっているライブイベント。昨年のLIQUIDROOM公演に続き、今年の男祭りは新宿BLAZEを舞台に行われ、超特急のカイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシはいつにもまして雄々しさをむき出しにしたライブパフォーマンスで雪の新宿を熱く盛り上げた。

カイとユーキ。(撮影:米山三郎)

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満員の男8号車(男性超特急ファンの呼称)が待ち構える会場に飛び出した5人は「超特急です!!!!!!!!」でライブをスタートさせた。アッパーなサウンドを乗りこなし、1曲目からエンジン全開のメンバー。大サビでオーディエンスの大合唱が響くと、ユーキは「男8号車が好きだから!」と曲を歌い替える。タクヤの「おい、男! 今日を最高の日にできんのか!」という煽りからジェットコースターのように目まぐるしい展開を見せる「Don't Stop 恋」に突入して勢いを加速させると、続く「Booster」では腰を落としたタカシが男8号車と目を合わせながら曲を歌い上げ、ライブハウスならではの距離感を楽しんでいた。

顔を寄せ合うカイとタカシ。(撮影:米山三郎)

顔を寄せ合うカイとタカシ。(撮影:米山三郎)[拡大]

男祭りでは例年タカシがMCを担当しているが、この日も彼が進行を担当。「男祭り、こうして年々キャパも大きくなって、男8号車の方も年々増えています。普段は男のお客さんが少ないかな?って寂しい思いをしてるかもしれないですが、今日は何も気にせず自分を解放してください」と思いを伝えた彼は「外は雪も降って寒いけど、ここだけはいち早く夏来たんちゃうか?ってくらい熱いライブにしていきましょう!」と呼びかけた。ライブ冒頭はパワフルに3曲を届けた5人だが、フューチャーファンクに乗せてグルーヴィな群舞をみせる「On & On」からのパートでは「We Can Do It!」「Body Rock」とぐっと大人のムードを醸す楽曲を続けて男8号車を艶っぽく挑発する。「We Can Do It!」ではお互いのほうを向いたカイとタカシがぐっと顔を寄せて小さく笑みを浮かべ、タカシが繊細なボーカルで英語詞を歌い上げるフューチャーベース「Body Rock」では5人が椅子を使ったダンスパフォーマンスで、恋人同士の親密な関係性を描く楽曲の世界観を浮き彫りに。また、続く「Pretty Girl」はタカシが「Pretty Boy」とサビを歌い替えるこの日ならではの特別使用にアレンジされ、メンバーは小指を立てる振り付けも親指を立てるポーズに変更する芸の細かさで徹底的に男8号車を楽しませた。

「以心伝心みんなでポーズを合わせましょう対決」の様子。(撮影:米山三郎)

「以心伝心みんなでポーズを合わせましょう対決」の様子。(撮影:米山三郎)[拡大]

中盤には、男祭りの名物となっているメンバーと男8号車の対決企画も。これは、フロアの中からメンバーが指名した6人と超特急が3本勝負を行うというもので、1つ目のバトル「以心伝心みんなでポーズを合わせましょう対決」ではお題から連想するポーズを全員がそろえられるか、という対決が繰り広げられた。男8号車チームは「超特急といえば?」のポーズや「ドラゴンボール」のポーズなどをそろえてポイントを獲得。対する超特急チームは、マイケル・ジャクソンやボディビルダーといったお題を次々と失敗してしまう。

わさび山盛りの寿司を食べたカイ、ユーキ、タクヤ。(撮影:米山三郎)

わさび山盛りの寿司を食べたカイ、ユーキ、タクヤ。(撮影:米山三郎)[拡大]

わさびがたっぷりと入った寿司を我慢して食べた人を当てる「寿司アンルーレット対決」でも、男8号車チームはポーカーフェイスで超特急を見事欺く。一方の超特急チームはカイ、タクヤ、ユーキが挑戦するも、すべての寿司がわさび入りというトラップにかかって玉砕。そして、手首に歩数計をつけて30秒間ペンライトを振りまくり、その合計数を競うという最終戦「ペンライト振って振って振りまくれ対決」でも、無心にペンライトを振りまくった男8号車チームが勝利を手にする結果に。3戦全敗と大敗を喫した超特急は罰ゲームでノニジュースを一気飲みし、5人は苦悶の表情を浮かべていた。

超特急と男8号車チームによる「My Buddy」の様子。(撮影:米山三郎)

超特急と男8号車チームによる「My Buddy」の様子。(撮影:米山三郎)[拡大]

オーディエンスを代表して超特急と熱戦を繰り広げ、場を大いに盛り上げた男8号車チームに対し、タクヤは「その勇姿を讃えて、ある曲を一緒に披露したいと思います!」と呼びかける。その言葉通りにメンバーは「My Buddy」を男8号車チームと一緒に踊り、さらには曲中にサイン入りのTシャツをプレゼント。その場で名前と日付を書き込んで握手を交わし、6人を送り出した。温かく和やかな雰囲気の中、ライブはラストスパートへ。「Burn!」で5人がフロアへ身を乗り出すようにして男たちの声を求めると、続く「Drawイッパツ!」では、メンバー考案のコールを男8号車たちが力強く叫び、5人のパフォーマンスを一層生き生きとパワフルなものにさせていた。

超特急(撮影:米山三郎)

超特急(撮影:米山三郎)[拡大]

リョウガのリードでライブハウスにヘッドバンギングの波が発生した「超えてアバンチュール」で本編が締めくくられると、男8号車は熱い「超特急!」コールで5人をステージへ呼び戻す。ここで5人はそれぞれに思いを語り、カイは「今日来てくれたみなさんありがとうございました。また男祭り来てくれますか!? この約束ができただけでも満足です。今年、いい勢いで突っ走っていけます!」と笑顔を見せる。リョウガが「改めて思ったよ、お前ら最高だ。だけど言うよ、来年はぶっ潰す!」と対決企画への悔しさを口にすると、タクヤも「負けたのが悔しかった。また来年戦いましょう!」、ユーキも「野郎ども、最高の声ありがとうございました! でも、まじで来年ぶっ潰す! ぜひとも来年も最高のバトルをしましょう!」と続く。そしてタカシは「マジで楽しい時間でした。外は寒いですが、湿度96%くらいの盛り上がるライブができました。来年もパワーアップして、もっと大きく男祭りを広げていきたいです!」と、さらなる成長を約束していた。

クラウドサーフしながら水をまくユーキ。(撮影:米山三郎)

クラウドサーフしながら水をまくユーキ。(撮影:米山三郎)[拡大]

MCのあとに届けられた「a kind of love」は、2年前の男祭りで初披露されたナンバー。優しい笑顔でフロアを見つめながらこの曲を歌い踊った5人は、ラストに「Party Maker」を投下した。ユーキは「わかってんだろうな!? 今から行くぞ!!」と叫び声を上げ、メンバーはパイプ椅子やメンバーを軽々と跳び越えてステージを縦横無尽に暴れ回るハイテンションなパフォーマンスで男たちの熱狂を最高潮まで引き上げてみせた。爆発的な盛り上がりの中、これも男祭り恒例となっているダイブをユーキとタクヤが行うと、今年はリョウガも初めてフロアへ飛び出した。3人はペットボトルの水をぶちまけながらクラウドサーフし、リョウガは「背中からのなんらかの圧力が頼もしかった! 初ダイブ最高でした!」とひと言。寒波を吹き飛ばす熱狂で2時間を駆け抜けた5人は晴れやかな笑顔でステージをあとにし、最後に1人残ったタカシは「男8号車マジで愛してるぜ!」と思い切り叫んだ。

超特急「BULLET TRAIN BOYS GIG Vol.06」2020年1月18日 新宿BLAZE セットリスト

01. 超特急です!!!!!!!!
02. Don't Stop 恋
03. Booster
04. On & On
05. We Can Do It!
06. Body Rock
07. Pretty Girl
08. My Buddy
09. Burn!
10. Drawイッパツ!
11. 超えてアバンチュール
<アンコール>
12. a kind of love
13. Party Maker

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