前日に東京・TSUTAYA O-EASTで行われたワンマンライブ「YUMEADO LIVE "20191220"」をもって荻野可鈴、志田友美、小林れい、水無瀬ゆきの4名が卒業し、これまでの約7年半の歴史に1つの終止符を打った。そのわずか13時間後、グループを継続する道を選んだ山口はのん、山下彩耶は2人で渋谷Milkywayのステージへ。前日のラストナンバーだった「Bye Bye My Days」で新たなスタートを切った山口と山下は、1曲のみ歌ったところで「ちょっとだけお待ちくださーい」とすぐに袖へと戻ってしまう。ステージ前に降りてきたスクリーンには3分前からのカウントダウンが表示され、2分のタイミングで「Tシャツを開けてもいいよ」という意味深なメッセージが。この日会場に用意されたTシャツには2人の名前のほかに、見知らぬ2人の名前が印刷されていた。
会場がざわつく中、ステージを覆っていたスクリーンが上がると、新メンバーの2人を加えた新生夢アドが登場。4人はいきなり新曲「ROMANTIC SPECIAL」「HAPPY NEW SUNRISE」、前体制から引き継いだ「ファンタスティックパレード」を続けて披露し、会場に集まったユメトモ(夢みるアドレセンスファンの呼称)を驚かせた。新メンバーとして加入したのは、メンバー最年長となる21歳の鳴海寿莉亜と、最年少となる17歳の白川蘭珠。それぞれの紹介を終えると、4人は先ほど披露した新曲2曲を印象付けるようにもう一度パフォーマンス。さらに新曲「#ゴゴゴゴゴ」を歌い、4人バージョンの「メロンソーダ」披露した。
場内が暗転し、再びスクリーンが降りてくると、今度は新曲「MAKING THE NOTE」のミュージックビデオが上映された。再度登場した4人はこの新曲「MAKING THE NOTE」をさっそく生披露。合計4曲の新曲を用意し、MVまで完成させた新生夢アドだが、4人が初めて顔を合わせたのはわずか1カ月前だという。鳴海は「1カ月前、最初に夢アドに入ると聞かされたときは『大丈夫かな』と正直思ってしまいました。でも、はのんちゃんと彩耶ちゃんは体をあちこち壊してまで私たちのレッスンに毎回付き合ってくれました。この1カ月で、はのんちゃんと彩耶ちゃんの夢みるアドレセンスへの思いが伝わってきて。まだまだ応えられてないところもあると思いますが、今日このステージで皆さんの前に立てたことが、とてもとてもうれしくて幸せです」と胸の内を明かし、「夢みるアドレセンスで武道館に行くという夢、これを皆さんと一緒に叶えたいと思います」と宣言。ユメトモに受け入れられるか当日まで大きな不安を抱えていたという白川は、笑顔で迎え入れてくれたユメトモの姿に安堵し「これからも4人でハッピーにがんばっていくのでよろしくお願いします」と挨拶した。
山口は「この2週間、両方のライブのリハーサルをやっていて複雑な気持ちもあったんですけど、今日を迎えられてすごくうれしいです。この4人と皆さんで……もっともっと増えるといいな。もっともっと増えて、絶対にみんなと一緒に武道館に行きたいと思います! 先輩の夢を背負って、これからもがんばっていきます!」と熱弁。これまでグループ最年少だった山下は「夢アドに入れたことを今も毎日うれしく思っています。先輩たちの背中を追いかけてきたので、次は自分たち2人が少しでも引っ張っていける存在になれたらと思っています」と決意を新たにした。そして4人は最後にもう一度、新曲「#ゴゴゴゴゴ」をパフォーマンス。およそ1時間のステージで、生まれ変わった夢アドをアピールした。
新体制となった夢アドは、1月31日に東京・TSUTAYA O-nestでワンマンライブ「#YUMEADO20200131」を行う。
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