ユアネスとmol-74による2度目のツーマンツアー、名古屋で終幕

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ユアネスmol-74が9月22日に愛知・SPADE BOXでツーマンツアー「“White Line” -additional tour-」の最終公演を開催した。

ユアネス、mol-74、観客の集合写真。(撮影:佐藤広理)

ユアネス、mol-74、観客の集合写真。(撮影:佐藤広理)

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このツアーは2月に宮城、神奈川、石川、兵庫、山口の5都市で行われた「“White Line”」の再演を望む声に応えて企画されたもの。今回は北海道、東京、大阪、愛知の4カ所のライブハウスを舞台にツーマンライブが繰り広げられた。

ユアネス(撮影:佐藤広理)

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ES

ユアネス「ES」
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まずステージに登場したユアネスが、短い挨拶から「虹の形」でライブをスタートさせた。続いて「あの子が横に座る」「少年少女をやめてから」の2曲を続けてパフォーマンスし、キレのあるメロディアスなロックサウンドで場内の一体感を高めていった。黒川侑司(Vo, G)はこのツアーの開催に至る経緯について「ツーマンツアーってすごく貴重な体験だと思っていて、前に回ったときも思っていたんですが、大先輩のmol-74とまたこうして一緒にツアーを回れて、とてもうれしく思います」と感慨深く語った。

黒川侑司(Vo, G / ユアネス)(撮影:佐藤広理)

黒川侑司(Vo, G / ユアネス)(撮影:佐藤広理)[拡大]

ライブ中盤、黒川は昨年11月リリースの6曲入りCD「Shift」から「凩」「夜中に」というバラードを歌い上げ、観客を魅了。また普段のライブで話す機会が少ない古閑翔平(G)が珍しくマイクの前に立って「改めまして、ユアネスとmol-74のツーマンツアー、今日でファイナルです! 今からユアネスがmol-74の曲をカバーしようと思うのですが、よろしいですか?」と観客に呼びかけると、大きな歓声が沸き起こる。手拍子を受けながらユアネスはmol-74の「%」を演奏した。続いて11月20日リリースの新作音源「ES」から壮大なミディアムバラードの新曲「紫苑」が披露されると、フロアでは真剣に耳を傾けている観客の姿が多く見られた。黒川は「これからも音楽をずっと好きでいてほしいなと思います。素直に好きなものを好きだと堂々と言えるってすごいことだと思うんですよね。皆さんにもずっとそんな人たちでいてほしいです。僕も、アーティストとしてそんなふうにすごいとか、尊敬できる人でありたいと思います」と自身の思いを吐露。その言葉のあとに「Bathroom」をエモーショナルに歌い上げた。そしてユアネスは「pop」をラストに届け、mol-74にバトンを渡した。

井上雄斗(G, Cho / mol-74)(撮影:佐藤広理)

井上雄斗(G, Cho / mol-74)(撮影:佐藤広理)[拡大]

Teenager(初回限定盤)

mol-74「Teenager(初回限定盤)」
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mol-74は4月発表のメジャーデビューアルバム「mol-74」から「ノーベル」を1曲目に演奏。武市和希(Vo, G, Key)の透明感のある歌声に幸福感のあるサウンド、観客から巻き起こるハンドクラップによって場内は温かなムードで満たされた。場内は温かなムードで満たされた。また「夜行」では高橋涼馬(B, Cho)のプレイに合わせてオーディエンスもリズムに乗り、ユアネスの黒川が好きな曲だという「Frozen Time」では、武市の繊細な歌声、井上雄斗(G, Cho)のボウイング演奏による深みのあるギターサウンドが響き渡った。mol-74はユアネスの楽曲「夜中に」をカバー。武市のキーボード演奏を加えたアレンジで届けられ、貴重なカバーパフォーマンスに観客はしっかりと耳を傾けた。

武市和希(Vo, G, Key / mol-74)(撮影:佐藤広理)

武市和希(Vo, G, Key / mol-74)(撮影:佐藤広理)[拡大]

坂東志洋(Dr)のドラムフィルで始まる「待ちわびた音色」でオーディエンスの体をゆったりと揺らしたmol-74は、続いて11月20日発売の新作音源「Teenager」から表題曲をプレイ。アップテンポかつ軽やかなギターサウンドが印象的な楽曲をさわやかに届けた。続けてユアネスがカバーした「%」を演奏すると、この日2度目ということもあってか、オーディエンスが息ぴったりに高速ハンドクラップをこなした。すっかりハイテンションな武市は「次にユアネスとやるときは東京はZepp、大阪はなんばHatchでやります! とテンション上がっちゃって言ったんですけど(笑)、名古屋はDIAMOND HALLでやりたいです」と、自身の希望を観客の前で発表。そして「これからもがんばっていきますので、2バンドをよろしくお願いします」という言葉を残し、4人でラストナンバー「Saisei」を演奏してライブを終えた。この公演ではアンコールを行わず、記念撮影をして終了すると武市が観客に呼びかけてから、mol-74とユアネスは和やかな雰囲気で写真撮影を行ってツアーを終えた。

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「“White Line” -additional tour-」2019年9月22日 愛知県 SPADE BOX セットリスト

ユアネス

01. 虹の形
02. あの子が横に座る
03. 少年少女をやめてから
04. 凩
05. T0YUE9
06. 夜中に
07. %(mol-74カバー)
08. 紫苑
09. Bathroom
10. pop

mol-74

01. ノーベル
02. エイプリル
03. あいことば
04. 夜行
05. Frozen Time
06. 夜中に(ユアネスカバー)
07. 待ちわびた音色
08. Teenager
09. %
10. Saisei

※高橋涼馬(B, Cho / mol-74)の「高」ははしご高が正式表記。

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【ライブレポート】ユアネスとmol-74による2度目のツーマンツアー、名古屋で終幕(写真22枚)
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