5月に行われた「さくら学院 2019年度 ~転入式~」で、中等部1年の佐藤愛桜、戸高美湖、小等部5年の木村咲愛という3名の転入生(新メンバー)を迎え、新体制での活動をスタートさせたさくら学院。転入生たちの知られざる身体能力や個性を引き出すべく実施された「転入生オリエンテーション」では、恒例のソフトボール投げをはじめとするさまざまな競技を行い、ポイント制のバトルを繰り広げた。
1時限目には藤平華乃、白鳥沙南、八木美樹、戸高が出席。まず4人は身長測定を行い、藤平は155.2cm、白鳥は147.5cm、八木は152.1cm、戸高は147.2cmであることがわかった。例年、事前に測定していた数値よりも低くなるといういわくつきの「転入生オリエンテーション」での身長測定だが、八木は151.5から6mm伸びた152.1cmという記録にご満悦。しかし直後の立位体前屈では、昨年の15cmを割る14cmという測定結果に「これは正確じゃない」と測定器の精度に不満を示した。白鳥が17cmという高ポイントを叩き出す中、藤平は「もう若くないんです……」と言いながら立位体前屈に挑戦。すると、驚くことに19cmという1時限目では最高の記録を弾き出し、藤平は驚いた表情を見せた。
2011年度以来の種目となる二重跳びは、藤平と戸高が1回という残念な結果を出す中、白鳥が14回連続、八木が17回連続と回数を重ねてポイントを稼ぐ。恒例の転入生へのハンデボーナスのリクエストでは、戸高が白鳥から2ポイントを奪取。新種目のロープ相撲ではバランス感覚と負けん気が備わった戸高が藤平に見事勝利し、1位を勝ち取った。ステージから客席に向かってサインボールを投げ、飛距離を競うボール投げでは白鳥が9列目、藤平と八木が11列目、そして戸高が12列目とこちらも戸高が1位に。総合的な順位は13ポイントの戸高が1位、10ポイントの藤平が2位、7ポイントの八木が3位、3ポイントの白鳥が最下位という結果となった。「転入生オリエンテーション」恒例の罰ゲームは箱の中身を手触りだけで当てる「箱の中身はなんだろな?」。戸高は1位ながら罰ゲームに興味津々で、最下位の白鳥とじゃんけんを行った結果、戸高が罰ゲームを受けることに。ゴキブリのおもちゃが入った箱の中に恐る恐る手を入れた戸高を先輩たちが「生きてるよ」「飛ぶよ」と脅したが、なんとか正解を言い当て、1時限目はお開きとなった。
2時限目には有友緒心、野中ここな、野崎結愛、佐藤が登場し、1時限目と同じくさっそく身長測定へ。「お母さんがメジャーで測ったので……」と自信なさげな佐藤は公称身長の153cmより7mm低い152.3cmという結果に苦笑いを見せ、野崎は公称身長よりも1.5cm伸びた139.5cmという結果に大喜びだった。立位体前屈では有友が20cm、佐藤が21.5cmと大健闘。転入生によるハンデを決めるコーナーでは佐藤が自身と、2時限目では最年少の野崎に1ポイントのハンデの付与をリクエストした。二重跳びでは野中が早々に30回連続という好記録を出しながら、念押しの2回目のチャレンジで27回連続という結果に。「1回も跳べないかもしれない……」と言いながら二重跳びに挑戦した有友は30回連続という高スコアで、跳び終わると「おばさんダメだ……」と息を切らした。野崎は跳びながらステージ後方へ移動してしまいながらも10回連続を記録し、佐藤は何度挑戦しても5回連続しか跳べなかった。
ロープ相撲ではまず野中が有友に勝利。体格差のある野崎と佐藤の対決は佐藤の圧勝で、バランスを崩した野崎は床に突っ伏した。野中と佐藤による決勝戦では、佐藤が見事勝利してにっこり。有友と野崎は情けの1ポイントをもらいつつ、4人は最後の種目のソフトボール投げに挑戦する。昨年度、さくら学院野球部を自称しだした野中と、両手で下投げする“佐投”(さとう)を編み出した佐藤は6列目というまずまずの結果に。野中は「野球部は成長加減が大事!」と意気込んで挑むも、昨年の7列目よりも低いスコアを叩き出してしまい、担任の森ハヤシから「廃部ですね」と言い渡された。毎年このソフトボール投げに全力を懸けている有友は、牽制球を投げるというフリを作ったあと、華麗なフォームで12列目までボールを飛ばした。全種目が終わり、結果は有友と佐藤が10ポイントで1位、野中と野崎が7ポイントで2位という結果となり、2位の2人が罰ゲームを受けることに。2時限目の罰ゲームではクモのおもちゃが入った箱に野中と野崎が恐る恐る腕を突っ込むも、極度の怖がりの野崎は悲鳴を上げては崩れ落ちるを繰り返す。意を決した野中は何度もトライしたが、なかなか正解を当てられず、正体がわかると「君だったのかあ……」と愛おしそうにクモのおもちゃを手に取り森ハヤシに返却した。
吉田爽葉香、森萌々穂、田中美空、木村が出席した3時限目では、身長測定で最高身長を争っている吉田と田中によるバトルが勃発。吉田が161.2cm、田中が161.5cmで、田中のほうが高いという結果だったが、田中は「卒業するまで越さないって約束だったんで!」と先輩の吉田を立てていた。グループ最年少の木村は127cmから3cmも伸びた130cmという数値に大喜び。体格差や年齢差からハンデを4ポイントもらいつつ、立位体前屈では21cmというハイスコアを記録し、二重跳びでは18回連続で1位を獲得するなど、順調にポイントを稼いでいった。
一方で在校生たちの二重跳びの成績は散々。田中は何度やっても一度も跳べず0回で、吉田が2回連続で跳んだのを見て「そよちんにもできたなら萌々穂もできますよねー!」とチャレンジした森も1回という結果となった。ロープ相撲では「ここで食い止めないと。先輩の意地です」と意気込んだ最高学年の森に小等部の木村が勝利するという予想外の展開に会場がどよめく。吉田と木村による決勝戦では吉田が勝利し、ぺたんと座って落ち込む木村の手を吉田は優しく引っ張り上げた。木村の快進撃はここでは終わらず、ラストのソフトボール投げでも12列目という最高スコアを獲得。吉田と田中も10列目と奮闘したが、木村が圧勝という結果となった。最下位の森は吉田を道連れに罰ゲームに挑戦。2人が果敢に箱の中に手を伸ばす中、田中と木村は隠したリモコンで箱の中にあるクモのおもちゃを操作した。吉田、森は共に正解を言い当て、罰ゲームは終了。森は転入してからこれまでに参加した「転入生オリエンテーション」で毎回最下位となっていることに気付き、最高学年までその地位を貫き通していることを自慢げに語った。
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