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川村カオリ、生前最後のステージを収めたライブアルバム

昨年38歳の若さで乳がんのため逝去した川村カオリ。彼女の生前最後のステージとなった2009年5月5日の渋谷C.C. Lemonホール公演を収録したライブアルバム「メッセージ ~LAST LIVE 2009.05.05~」が、一周忌にあたる7月28日にリリースされることが決定した。

2008年10月1日に乳がんの再発・転移を公表し、CD・書籍の制作や、テレビ、イベントへの出演、自身の経験を通してのピンクリボン活動などで、がんと闘いながらもメッセンジャーであり続けた川村カオリ。彼女にとって渋谷C.C. Lemonホールはデビュー当時からの想いが詰まっており、どうしてももう一度このステージに立ちたいという自身の強い希望から、この場所で20周年を記念したワンマンライブが行われた。

この日のライブには、鈴木祥子浅井健一、高橋研、吉川晃司渡辺俊美TOKYO No.1 SOUL SET、THE ZOOT16)、鈴木彩子といった、アルバム制作に参加した多くのゲストが20周年のお祝いに駆けつけた。直前で容体が悪化したため座ったままのパフォーマンスとなったものの、全曲やり遂げたいという強い意志から彼女は3時間にわたる渾身のライブを敢行。アンコールで披露したデビュー曲「ZOO」だけは立ち上がり、ギターを抱えて熱唱した。

終演後、会場中を見渡し涙を流しながら、言葉にならない感謝の気持ちとともに頭を下げ続けた彼女。「また会おうね」という言葉を残してステージを去ったが、それが最後のライブとなった。

ライブアルバムにはこの日のステージの模様を2枚のCDに全曲余すところなく収録。さらに未発表曲のデモ音源(タイトル未定)も収められる。このほか32ページのフルカラーブックレットも付属。初回プレス盤のみ当日のオールエリアスタッフパスが封入される。

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