SILENT SIRENがシークレットライブ開催、ニューアルバム収録曲を披露

SILENT SIRENが3月13日にニューアルバム「31313」をリリース。これを記念して昨日3月15日に東京・TSUTAYA O-WESTでシークレットライブを開催した。

渋谷の街頭ビジョンを使った映像プロジェクト「NEO SHIBUYA TV」とコラボしたこの企画。街頭ビジョン映像に隠されたヒントを手がかりに、会場には400名のファンが集結した。この日メンバーはライブ限定Tシャツをアレンジした衣装を身にまとい、ヘアメイクアーティストの喜多村拓矢とフジワラダイスケによるエッジィなヘアスタイルで登場。「恋のエスパー」をモチーフにしたシンフォニックなSEをバックに登場し、エモーショナルなロックチューン「クリームソーダ」でライブをスタートさせた。その後は「Attack」「女子校戦争」が披露され、フロアは大盛り上がり。「今日、この場所を見つけた強者のみんな！」とすぅ（Vo, G）がフロアを埋め尽くした観客に呼びかけたあとは、キャッチーなメロディが楽しい「milk boy」や最新シングル曲「Go Way!」が演奏され、会場の一体感が高まっていった。

ここまで次々と楽曲を披露してきたサイサイだが、中盤にきてすぅがゆっくりと話を始める。彼女は「アルバム、聴いてくれましたか？ かなり長い時間をかけてゆっくりゆっくり愛情を込めて作り上げました」とアルバムの制作を振り返ったあと、バンドの今後について「賛否両論って言葉が本当に似合うバンドだけど、私たちは私たちを信じてくれる人を信じたい。（サイサイは）好きなときに好きなことをやってるだけなので、みんなも好きなときに遊びに来てください！」と述べて大喝采を浴びた。

その後も四つ打ちポップロックチューン「無重力ダンス」や「ODOREmotion」を畳みかけるようにプレイするサイサイ。「フジヤマディスコ」ではゆかるん（Key）のジュリ扇が鮮やかに揺れ、続く「恋のエスパー」では彼女の振り付けに合わせて踊るファンがフロアに続出した。そして本公演のラストを飾ったのは切ないミドルチューン「REBORN」。楽曲が終わると爆音のノイズが場内に鳴り響き、満面の笑みを浮かべたメンバーがステージ上から花びらを撒き散らす。花びらは2階からも絶え間なく降り、観客が見惚れている間に4人はステージから去って行った。

SILENT SIRENはアルバムを携えて、3月21日よりライブツアー「SILENT SIREN LIVE TOUR 2019『31313』～サイサイ、結成10年目だってよ～ supported by 天下一品」を開催する。