6月19日より順次公開される映画「キャタピラー」の主題歌に、
映画「キャタピラー」は鬼才・若松孝二監督の最新作で、今年2月に開催された「第60回ベルリン国際映画祭」では主演の寺島しのぶが日本人として3人目の快挙となる「銀熊賞(最優秀女優賞)」を受賞し大きな話題を集めた作品。主題歌に起用された「死んだ女の子」は、トルコ出身の詩人ナジム・ヒクメットが広島での原爆を題材に書いた詩をもとにした反戦歌で、元ちとせは原爆投下から60年にあたる2005年8月6日、
元の歌声に大きな衝撃と感銘を受けたという若松監督は、「監督として映画『キャタピラー』で最も伝えたかったこと、それは忘れてはならないということ、その思いが奇跡のように重なった」と、元が歌う「死んだ女の子」を主題歌に起用。元は「『キャタピラー』との出会いで“歌いつぐ歌”の意味をより深く感じることができました」とコメントしている。
映画「キャタピラー」は6月19日より沖縄桜坂劇場、8月6日より広島シネツイン本通り、8月9日より長崎セントラル劇場にて先行上映がスタート。8月14日より順次全国公開される。
また、元は8月4日に邦楽カバーアルバム「Orient」と、洋楽カバーアルバム「Occident」を2作同時にリリース。邦楽編「Orient」には養命酒製造「ハーブの恵み」テレビCMで話題の
若松孝二監督 コメント
元ちとせさんの「死んだ女の子」を初めて聴かせて頂いたとき、大きな衝撃と大きな感銘を受けた。監督として映画「キャタピラー」で最も伝えたかったこと、それは忘れてはならないということ、その思いが奇跡のように重なった歌であった。元さんの表す歌の世界とこの映画「キャタピラー」を世界中に同時に発信したいと心から思いました。
元ちとせ コメント
今回、私が歌う「死んだ女の子」を選んで頂いた事、心から感謝しております。この曲に出会って8年の月日が流れましたが、映画「キャタピラー」との出会いで“歌いつぐ歌”の意味をより深く感じることができました。また、戦争が罪もない人々に与える苦しみや悲しみを改めて考える機会を持つことができたとも思っています。映画と共に、この歌が持つ言葉の意味が世界中に届きますように。
寺島しのぶ コメント
坂本龍一さんのピアノで元さんが広島の原爆ドーム前で歌われていたのを観たとき、魂の唄に涙がとめどなく流れてきました。この曲と映画が運命の出会いをしたと思っています。
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リンク
- 若松孝二最新作 「キャタピラー CATERPILLAR」公式サイト 2010年ベルリン国際映画祭コンペティション部門 寺島しのぶ 最優秀女優賞受賞 今夏公開
- 元ちとせ Official Web Site
- 元ちとせ
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音楽ナタリー @natalie_mu
元ちとせが歌う反戦歌が若松孝二「キャタピラー」主題歌に http://natalie.mu/music/news/32259