ステージ上で向かい合って気合いを入れた佐々木直人(B, Vo)、木田健太郎(G, Cho)、大野宏二朗(Dr)の3人は、昨年10月にリリースしたミニアルバム「Single Focus」の収録曲「Tightrope Dancing」でライブをスタートさせる。佐々木が「俺たちと一緒にライブを作ろうぜ!」とピースサインを掲げながら呼びかけるとフロアからは盛大な歓声が上がり、3人はその声援に応えるようにライブの鉄板曲「Fantastic Chaos」や、ダンサブルな「抱きしめて欲しい」といったアッパーチューンを次々と披露。「俺たちは完全に仕上がっています!」という佐々木の言葉通り、彼らは息の合ったバンドアンサンブルでオーディエンスを盛り上げていった。
演奏がひと段落した際のMCでは「おっちょこちょいの職人気質、木田健太郎」「楽観主義者の江戸案内人、大野宏二朗」「さびしがり屋のわんぱく野郎、佐々木直人」と、彼らはそれぞれの性格を沿えたメンバー紹介で、会場内の空気を和ませた。ライブ中盤には大野がカホンを、木田がアコースティックギターを演奏するアコースティック編成で「はしゃぐ君を見ていた」「あなた」の2曲をプレイ。佐々木はベースを弾かず歌唱に専念し、エモーショナルな歌声を響かせた。
「渋谷、まだまだ元気はありますか?」という佐々木の問いかけからは、再びアッパーな楽曲が立て続けに披露される流れに。大野が立ち上がり、オーディエンスの手拍子を煽った「仮面」や、ステージ中央で木田が堂々とギターソロを弾いた「何度も」を経てライブは終盤に差しかかる。MCで佐々木は「俺たちはバンドを結成して、けっこう長いこと時間が経つけど、正直言って、まだまだ全然知られてないと思います。でもこうやって、あなたが俺たちを見つけてくれました。ライブで泣いてくれたり、感動しましたって言ってくれたり。そういうのを聞くたびに、俺たち間違ってなかったのかな、まだ進んでみようかなって思います。一緒に上にいこう」と自身の心情を吐露。さらに「最後の曲は間違いなくあなたがいたからできた曲です」という言葉と共に「火花」を届け、本編の幕を閉じた。
熱烈なアンコールに応えて再びステージに登場した3人はバラードナンバー「behind」でライブを再開。続く「ヤミクモ」では盛大なシンガロングを巻き起こし、一体感に包まれる中、東名阪ツアーをフィナーレに導いた。
なおライブ中には4月より新たなツアー「リアクション ザ ブッタ 3ヶ月連続2マンライブ ~Sparkle~」の開催がアナウンスされた。このツアーはゲストを招いたツーマンライブとなっており、4月13日に東京・CHELSEA HOTELで行われる初日公演にはalcottが参加する。
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リアクション ザ ブッタ「リアクション ザ ブッタTour2018~Mini Album『Single Focus』 Release Tour~」2019年2月11日 渋谷duo MUSIC EXCHANGE セットリスト
01. Tightrope Dancing
02. Fantastic Chaos
03. リード
04. 抱きしめて欲しい
05. ドラマのあとで
06. 孤独は最高です!
07. そんなんじゃなくて
08. You
09. 君へ
10. はしゃぐ君を見ていた
11. あなた
12. fall fall fall
13. 仮面
14. 何度も
15. 火花
<アンコール>
16. behind
17. ヤミクモ
リンク
- リアクション ザ ブッタ Official Website
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音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】リアクション ザ ブッタ、渋谷でワンマンツアー完結「一緒に上にいこう」(写真23枚)
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