2015年から不定期開催されている「蜜蜂ナイト」は、女王蜂がジャンルを問わずリスペクトしているアーティストを招いて行うツーマン企画。1月24日には大阪・なんばHatchでペトロールズを、2月7日には新木場STUDIO COASTでTK from 凛として時雨をゲストに迎えて開催された。
3公演のファイナルとなったこの日の対バン相手は
信人(B)のグルーヴィなベースラインが印象的な「PRAYING RUN」が終わると、TAKUYA∞は女王蜂のアヴちゃん(Vo)との交流について、コンビニエンスストアで偶然出会ったのが最初だったというエピソードを明かしてオーディエンスを驚かせた。「そのとき(アヴちゃんに)チョコラBBを買ってあげて(笑)。その見返りがこんな素敵な夜につながった」と女王蜂との縁を喜んだTAKUYA∞は、ジュリ扇を手にした女王蜂のファンに「気を使って『振るのやめよう』とかいいから(笑)。振るなら振れよ!」と呼びかけて笑いを誘っていた。場内の空気が和んだところで披露されたのは「ALL ALONE」。克哉(G)と彰(G)が鳴らすアコースティックギターの音色が、UVERworldのまた異なる魅力を伝えるひとときとなった。
後半戦に差し掛かったところでTAKUYA∞は「みんなよく知らない曲でもノッてくれてるね。次の曲は女王蜂のファンのみんなも知ってるかな?」と観客に語りかける。その言葉の直後に女王蜂の楽曲「HALF」のカバーが始まり、双方のファンが大いにどよめいた。TAKUYA∞の力強い歌声、克哉と彰のダイナミックなギターが印象的なUVERworld版「HALF」で盛り上げたあと、誠果(Manipulator, Sax)のソロから「IMPACT」、そしてラストナンバー「在るべき形」を連投。超満員のオーディエンスを極限まで盛り上げ、6人はステージを去っていった。
転換のあとはオーガナイザーの女王蜂のライブがスタート。赤いライトに照らされたステージに、ひばりくん(G)、ルリちゃん(Dr)、やしちゃん(B)、サポートメンバーのみーちゃん(Key)が次々と現れて観客の拍手を浴びる。4人がひとしきりジャムセッションを展開したあとアヴちゃんが登場して始まったのは、先程UVERworldが1曲目として披露したばかりの「7th Trigger」。アヴちゃんが口笛を吹くとすさまじい歓声が上がり、会場内のテンションは急上昇していった。
その後はひばりくんの鮮烈なギターソロが響いた「ヴィーナス」、さらに「一騎討ち」と、ライブに欠かせないキラーチューンが続々と披露されていく。アヴちゃんが男声と女声の使い分けで楽曲の世界を表現する「売春」のあとは「デスコ」へ。ここではSTUDIO COAST名物の巨大なミラーボールが回り始め、フロアを舞う無数のジュリ扇をきらびやかに照らし出した。続く「HALF」のイントロでは、アヴちゃんがUVERworldに向かって「カバーしてくれてありがとう!」と叫び、大きな拍手を浴びた。
ここまでMCなしで一気に駆け抜けた女王蜂。アヴちゃんは一息付くと「今回の『蜜蜂ナイト』で異色の対バンだと思った人もいたと思うけど、めっちゃブチ上がってるやんか!」と観客を称えた。そしてTAKUYA∞との初対面の様子を振り返ったあと「両方のファンのみんなに共通するのは『好き』という気持ちが強いこと、バンドを信じてること。1回だけの関係やないと思ってるから、これからも続くようにみんなも仲よくなってね」とフロアに笑顔で呼びかけていた。
アヴちゃんの「私の心の中にみんなを招待したいと思います」という言葉のあとは「あややこやや」へ。アッパーなナンバーが続いた流れから一転し、壮絶なアンサンブルでオーディエンスを圧倒する。そしてひばりくんの奏でる流麗なギターイントロから「燃える海」が始まり、力強いミディアムサウンドをCOAST中に響かせた。最後を飾ったのは「金星」。再びミラーボールがフロアをきらめかせる中、女王蜂は華やかなアンサンブルで「蜜蜂ナイト」のラストを彩った。
女王蜂は3月31日に結成10周年を迎えることを記念し、4月17日から早くも新たな全国ツアー『女王蜂全国ツアー2019「十」-火炎-」を開催する。初の全国Zepp公演を含むこのツアーは7月6日の東京・Zepp DiverCity TOKYO公演まで、全16公演が行われる。
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