超特急、満員男8号車とリキッド揺らす!ライブ初めの男祭りで「今年も最高の1年に」

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超特急が昨日2月3日に東京・LIQUIDROOMにて男性限定ライブ「BULLET TRAIN BOYS GIG Vol.5」を実施した。

超特急(撮影:米山三郎)

超特急(撮影:米山三郎)

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押忍雄男くん(画:ユーキ)。

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2015年の初開催から、年に1度の恒例行事となっている「BOYS GIG」。“男祭り”の愛称で親しまれているこのイベントもグループの活躍と共に年々スケールアップし、今年は満員のLIQUIDROOMを舞台に行われた。場内は開演前から男8号車(超特急ファンの呼称)の活気があふれ、超特急のライブではおなじみとなっているリョウガの影アナに“特別ゲスト”として男祭りのキャラクター・押忍雄男くん(CV:ユーキ)が登場するとライブへの期待感はさらに高まっていく。押忍雄男くんは語尾に必ず「押忍!」を付けながら諸注意をアナウンスし「ご理解ご協力のほど、よろしくぅ!」と呼びかける。そして「ユースケ頼んだ!」と突然ユースケにバトンタッチし、ユースケは慌てながらも「間もなく開演となります。ロビーにいる方はホール内でお待ちくださいませ……オラァ!」とマイクの向こう側で息巻いた。

「超えてアバンチュール」のパフォーマンスの様子。(撮影:米山三郎)

「超えてアバンチュール」のパフォーマンスの様子。(撮影:米山三郎)[拡大]

開演時刻ぴったりに客電が落ちると「BOYS GIG」仕様にアレンジされたOvertureが祭りの幕開けを告げる。フロアを埋め尽くす男8号車は一斉にペンライトの光を灯して超特急の6人をステージへと迎え入れた。超特急が1曲目に選んだのはライブ定番曲の「超えてアバンチュール」。タカシが「抱きしめたい 離さない 声を聞かせてお・と・こ!!」と叫べば男8号車たちは「オイ! オイ!」と即座に大声で反応し、場内の熱気は急上昇する。1曲目から激しいヘッドバンギングで気合いをみなぎらせたユーキが「みんな、最高に声出していくぞ!」と呼びかけた2曲目の「Drive on week」では次々とセンターが入れ替わるフォーメーションチェンジに合わせて観衆がメンバーの名前をリズミカルに叫び、一体感がぐんぐんと高まっていく。そして、勢いのままにユースケが作詞作曲した超特急の新たなキラーチューン「超特急です!!!!!!!!」に突入すると、場内は早くもカオス状態に。男8号車たちはコール満載のこの曲を見事に乗りこなし、女声で歌われる「ハーイ!」というパートも甲高い声で完全再現。ノリのよい男8号車に向け「あー何年経っても 男との絆(この絆)途切れることはない」と思いを伝えたユースケを筆頭にメンバーも高揚感に満ちた全力パフォーマンスでステージを所狭しと駆け回り、曲終わりでポーズを決めると「カオス、カオス!(笑)」と思わず口に出していた。

タカシ(撮影:米山三郎)

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MCパートの進行役は、例年と同様にタカシが担当。彼は「年々男8号車が増えてくれているのはうれしいこと」とフロアを見つめ「目標は、もっと男8号車を増やして……お客さんが女性と男性、半々くらいになったらいいなって思ってる!」と思いを語った。改めてユースケがコール&レスポンスをして観客の反応を確かめたのち、タクヤが「お前らに全力で届けます」と言うと優しいミドルナンバーの「Yell」へ。ライブハウスのシンプルなステージやオーディエンスとの距離の近さが、6人の繊細な感情表現や息の合ったダンスパフォーマンスをより浮き彫りにする。ペンライトの光が優しく揺れる中、メンバーは柔らかな表情を浮かべ丁寧にこの曲を聴衆へ届けた。

恵方巻を食べながら踊るリョウガ。(撮影:米山三郎)

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温かなムードは「We Can Do It!」で一転。男女問わず人気のこの曲ではイントロで歓声が上がり、メンバーは挑発的な視線を男8号車に投げながら艶やかに体を揺らした。フラッシュライトに照らされた6人が重低音に力強く全身を弾ませる「コーシエンノイ」(タイ語が正式表記)と続けて雄々しい魅力を全開にしたメンバーは、次の「ikki!!!!!i!!」でも男らしく、節分にちなんだ恵方巻の“一気”食いに挑戦。曲中、ユースケが「OK、セルフサービス!」と言ってステージ上に6本の恵方巻を持ち込むと、6人は東北東を向き、男8号車の声援を背に受けながら恵方巻を口へと運んでいく。ほかの5人よりも大きなサイズのものを一気に平らげたユースケを始めメンバーが次々に食べ終える中、“咀嚼がおじいちゃん”と称されているリョウガは時間までに食べ切ることができず、恵方巻を手に持ったままダンスを再開させる“暴挙”に出る。彼の様子を見たユーキは振りをアレンジして「オイ!(笑)」とツッコみながらリョウガを指差し、最後の決めのタイミングで何とか食べ切ったリョウガを見た観客は、ざわつきながらも彼に拍手を送っていた。

「肩車スクワット対決」の様子。(撮影:米山三郎)

「肩車スクワット対決」の様子。(撮影:米山三郎)[拡大]

ライブ中盤には、こちらも男祭り恒例となった超特急と男8号車との対決コーナーが用意された。メンバーはオーディエンスの中から選ばれた6人の男8号車と3番勝負を実施。最初の「Tシャツ重ね着対決」にはリョウガとタカシが挑んだが、“ガリガリ担当”のはずのリョウガがTシャツを着せる側の役割を選んだ采配ミスか、男8号車チームにあっけなく敗れてしまう。続く「段ボール組み立て&積み上げ対決」ではカイとユースケが奮闘するも、軍配は見事な作戦と連携プレーを見せた男8号車チームに。そして逆転のチャンスを賭けた「肩車スクワット対決」にはユーキがタクヤを肩車して参戦。しかし、「前の2戦に勝ってたんで負けられない」と並々ならぬ気合いを見せた男8号車チームのとりさん(ニックネーム)がユーキを凌駕する力強いスクワットを見せ、男8号車チームが完全勝利を収めることとなった。

男8号車・とりさんと「超越マイウェイ」を披露する超特急。(撮影:米山三郎)

男8号車・とりさんと「超越マイウェイ」を披露する超特急。(撮影:米山三郎)[拡大]

男8号車たちの愛ゆえの団結に叩きのめされた超特急だったが、「すごいよ、最強!」と選抜チームを称え、「(彼らがフロアに戻るとき)『よくやった!』って背中叩いてあげてね!」と勝負を見守ったファンに呼びかけながらステージに上がった男8号車を送り出した。そして次の楽曲「超越マイウェイ」では、対決のMVPに選ばれたとりさんをフィーチャーしたステージを展開。舞台上には発電機能の付いた2人乗り自転車が登場し、推しメン・ユースケを後ろに乗せたとりさんがペダルを漕ぐ力で発電した照明の光の中、超特急はとりさんを応援しながらダンスパフォーマンスを披露した。

クラウドサーフするタクヤ。(撮影:米山三郎)

クラウドサーフするタクヤ。(撮影:米山三郎)[拡大]

大盛り上がりとなった企画コーナーで男8号車との心の距離をさらに縮めると、ユーキは「まだまだいけるよな!? みんなで踊って騒げる曲持ってきたよ!」と声を上げた。彼のこの言葉と共に、ライブはラストスパートへ。6人は「男を上げろ!」と歌う「SAY NO」をここで届け、男8号車の勢いに再び火を点ける。荒ぶる感情をむき出しにするユースケは「押忍押忍押忍!」と何度も気合いを叫んでメンバーとオーディエンスを牽引。タクヤもユースケに続いて空手のポーズで気合いを入れ、サビのパートではその場にいる全員がユースケ考案の片手挙げの振りを踊って一体となった。そして「SAIKOU KOUSHIN」では、カイの「ペンライトしまって!」という呼びかけを合図にユーキとユースケが思い切りダイブ。頼もしい男8号車の誘いでフロアの後方まで泳ぎ切り、ユーキは「最高でした!」と笑顔を弾けさせる。するとタクヤが「ダイブ(の人数)、毎年1人ずつ増やしてるんですよ。今年は俺が行きます!」と宣言してフロアへ飛び込んでみせた。彼は「もっと触れ!」と言いながら初挑戦とは思えぬワイルドなクラウドサーフを披露して男8号車を盛り上げる。そしてこの光景を目の当たりにしたユースケが「もっかい行っていい!?」とダイブを“おかわり”するお祭り騒ぎ状態に、ステージ上で待つリョウガは「曲終わるぞ!? 帰って来い!(笑)」と爆笑。一心同体で熱狂を作り出した光景に、カイは「男8号車最高だ!(笑)」と声を上げた。

超特急の男祭りの様子。(撮影:米山三郎)

超特急の男祭りの様子。(撮影:米山三郎)[拡大]

天井知らずの興奮の中で届けられたラストナンバーは「バッタマン」。ユースケは「最後の曲はみんなで叫んでほしい!」と呼びかけ、彼の突き抜けるような叫び声に負けじと声を振り絞る男8号車の絶叫がライブハウスに響き渡る。エネルギッシュなボーカルでここまでライブを引っ張ってきたタカシもテンションが振り切れたシャウトを聴かせ、最後に「男8号車、ありがとう!」と思いを伝えた。

ユースケ(撮影:米山三郎)

ユースケ(撮影:米山三郎)[拡大]

ユーキ(撮影:米山三郎)

ユーキ(撮影:米山三郎)[拡大]

本編を終えても熱狂冷めやらぬ会場は、すぐに「俺の!」「超特急!」というアンコールの声に包まれた。この声を受け、押忍雄男くんのTシャツ姿でステージに戻った超特急は「走れ!!!!超特急」でライブを再開させる。前のメンバーの肩に手を置いて“連結”する6人の振りに合わせてオーディエンスも隣の人の肩に手を乗せてステップを踏み、この光景を見たメンバーは「いいね」「最高!」と顔をほころばせていた。そしてタクヤが「皆さん、悔いのないように!」と言ってタイトルコールした「Burn!」で男祭りは終幕。「両手でバッテン作って、腹から声出せ!」と力強く叫んだカイの声に反応した男8号車は何度も両手に持ったペンライトをクロスさせる。この曲でセンターに立つユースケは、人差し指で宙に「男」の字を書いて「男って最高だな!」とひと言。そして6人は両手にペンライトを持ち、大サビを大音量で歌い上げる男8号車の合唱を全身で受け止めた。アウトロで何度もジャンプするメンバーとオーディエンスの力で文字通り会場が揺れ、タカシは最後に「男8号車のみんな、愛してるぜ!」と叫ぶ。年に1度のお祭りを楽しみ抜いた会場には高揚感があふれ、カイは「今日この日をきっかけに、いつものライブでも声出してくださいね!」とひと言。リョウガは「来年はもっとデカいステージで、最高の祭りをしたいと思います!」と約束する。そして超特急にとってはこの日が2019年のライブ初めだったとあり、ユーキは「みんなのおかげで今年も最高の1年になりそうです!」と感謝して男8号車に大きく手を振った。

6人がステージを降りて終演のアナウンスが響くと、スピーカーからは再び押忍雄男くんの声が。雄男くんは「気を付け、礼。押忍!」と呼びかけ、オーディエンスは即座に「押忍!」と返して笑顔を浮かべていた。

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超特急「BULLET TRAIN BOYS GIG Vol.5」2019年2月3日 LIQUIDROOM セットリスト

01. 超えてアバンチュール
02. Drive on week
03. 超特急です!!!!!!!!
04. Yell
05. We Can Do It!
06. コーシエンノイ(※タイ語が正式表記)
07. ikki!!!!!i!!
08. 超越マイウェイ
09. SAY NO
10. SAIKOU KOUSHIN
11. バッタマン
<アンコール>
12. 走れ!!!!超特急
13. Burn!

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ほわほわ🍉 @chairo_neco

写真うれしい💕
ありがとうございます✨
https://t.co/o3pSoiygKS

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