清竜人が実力派たちと魅せた「"WORLD" TOUR」千秋楽

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清竜人が5月7日に東京・LIQUIDROOM ebisuでワンマンライブを開催。そのフレッシュなパフォーマンスで満員のオーディエンスを魅了した。

清竜人とは?

1989年生まれ、大阪府出身のシンガーソングライター。15歳でギターを手にし、作曲を始める。16歳のときには早くも自主制作盤を発表し、そのクオリティの高さが音楽関係者の間で話題となった。映画「僕の彼女はサイボーグ」への挿入歌提供を経て、2009年3月にシングル「Morning Sun」でメジャーデビュー。その後もシングル、アルバムを精力的にリリースし、2014年9月から2017年6月にかけては“一夫多妻制”アイドルユニット・清 竜人25として活動。およそ3年におよぶプロジェクトで6枚のシングルと2枚のアルバム、合計31曲のオリジナルソングを作り上げた。清 竜人25と並行し、2016年12月に立ち上げたプロジェクト・TOWNでは「演者と観客との境界線を取り払う」というコンセプトのもと、公募によるメンバーや観客を巻き込んでのライブを敢行し、合計12回のライブをもって2017年7月に解散。同年12月にピアノ弾き語りツアー「KIYOSHI RYUJIN SOLO TOUR」でソロ活動を再開した。2019年5月、新元号「令和」が施行される1日にニューアルバム「REIWA」をリリース。2021年3月にソニー・ミュージックレーベルズへ移籍し、11月にテレビ東京系ドラマ「スナック キズツキ」のオープニングテーマ「コンサートホール」を配信リリースした。2022年11月に通算8枚目となるオリジナルアルバム「FEMALE」を発表。2023年6月、テレビアニメ「山田くんとLv999の恋をする」のエンディングテーマを収めたシングル「トリック・アート」をリリースした。

ライブで披露された「痛いよ」の映像は、EMI Music JapanのオフィシャルYouTubeチャンネルにて公開中。ライブに参加した人も、残念ながら足を運べなかった人もぜひチェックしておこう。

ライブで披露された「痛いよ」の映像は、EMI Music JapanのオフィシャルYouTubeチャンネルにて公開中。ライブに参加した人も、残念ながら足を運べなかった人もぜひチェックしておこう。

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夏は「WORLD HAPPINESS 2010」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO」に出演する清竜人。各地でパフォーマンスを目にする機会がありそうだ。

夏は「WORLD HAPPINESS 2010」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO」に出演する清竜人。各地でパフォーマンスを目にする機会がありそうだ。

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この日のライブは、2ndアルバム「WORLD」に伴う初のワンマンツアーの追加最終公演。ツアー本編同様、山本タカシ(G)、Tokie(B)、ASA-CHANG(Dr)の3人がバンドメンバーとして参加し、強固なアンサンブルで清をサポートした。

「WORLD」からの楽曲を中心に構成されたライブは、アルバムの1曲目「ワールド」から幕開け。3曲目の「マイ☆スター」からギアが入り始め、清の伸びやかなハイトーンボイスが会場を満たしていく。アコースティックギターに持ち替えて披露された「Morning Sun」では、息づかいまで聞こえてくるような声を響かせ、オーディエンスをうっとりとさせた。

哲学的な歌詞を噛みしめるように歌い上げられた「それぞれそれぞれ」、誰かに思いを馳せるような表情が印象的だった「マドモアゼル」のあとは、ステージ中央に設置されたグランドピアノ型の電子ピアノの前に移動。清は「改めましてこんばんは……歌います」とボソっと口にすると、躍動的な「ジョイフル」で会場の空気を変えた。

「がんばろう」「ジョン・L・フライの嘘」と弾むようなナンバーに続いて、攻撃的な一面を覗かせるジャジーな「あくま」を熱唱。フェイクを聴かせる歌声やうねるような山本のギターが、赤く染められたステージに映えわたる。美しいファルセットを響かせた「痛いよ」、清のファンキーな歌声とASA-CHANGのエキゾチックなリズムとの絡みあいで魅せた「偉い偉いさんのボタン」のあと、清がおもむろに口を開く。

「早くも最後の曲になりました」と切り出すと、あちこちから「えー!?」という声が。この時点ですでに13曲が演奏されていたが、MCらしいMCを挟まなかったため短いと感じた人が多かったようだ。清はファンをなだめるように「ウェンディ」を丁寧に歌い上げ、会場にみずみずしい空気を送り込んだ。

アンコールでは清が先陣を切って登場。彼がオーディエンスに向かって控えめに手を振ると、「わぁっ」と歓声があがった。ASA-CHANGのハイテンションなファンサービスを盛り込んだメンバー紹介を経て、「悲システム」「風もバラも雪もぼくも」をプレイ。その後バンドメンバーを送り出し、星空のような照明演出のもと、「違う」を弾き語りで情感たっぷりに歌い上げた。

演奏を終えピアノの脇に立った彼は、「初めてのワンマンツアーで、本当に自分だけのためにこんなにたくさんのお客さんが集まってくれるなんて感慨深いものがありました。まだ感情をうまくかみ砕けていないんですが、大好きな人とするセックスのような、ドキドキでハッピーな関係になれたんじゃないかと思います」とはにかみながらコメント。しかし語り終えると自分の言葉に照れくさくなったのか、猛烈なスピードでステージから退場していった。その姿はとても微笑ましいもので、「"WORLD" TOUR」は清のシャイな人柄を表すような形でフィナーレを迎えた。

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音楽ナタリー @natalie_mu

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