超特急、XmasのUSJに響かせた「超特急です!!!!!!!!」結成7周年を5000人と祝福

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超特急が結成7年を迎えた本日12月25日に大阪・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにてスペシャルライブ「BULLET TRAIN 7th Anniversarry Special Live at UNIVERSAL STUDIOS JAPAN」を開催した。

超特急(撮影:米山三郎)

超特急(撮影:米山三郎)

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2011年の12月25日に誕生し、止まることなく活動を続けてきた超特急。過去にも結成記念日には例年東京国際フォーラム ホールA、国立代々木競技場第一体育館など大きな会場でライブを行い8号車(超特急ファンの呼称)と共に“誕生日”を祝ってきたが、7歳の誕生日は大勢のゲストでにぎわうクリスマスのテーマパークという、これまでとはひと味違った特別な舞台で迎えることとなった。

「No More Cry」で登場した超特急。(撮影:米山三郎)

「No More Cry」で登場した超特急。(撮影:米山三郎)[拡大]

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのクリスマスを彩る「ユニバーサル・イリュージョン・ツリー」は、ライブ中のMCでユーキが思わず「タカシ“何頭分”だろう……?」とつぶやくほどスケールの大きなシンボルツリー。このツリーを眼前に見上げるライブ会場のグラマシーパークには、広場を埋め尽くす約5000人の8号車が集まった。鈴の音が期待感を煽るクリスマス仕様のオープニングSEがライブの幕開けを告げると、ステージ上層部のバルコニーからメンバーが登場。イメージカラーのファーにピンク色のリボンをあしらったブルゾンやコートに身を包んだ6人の姿にファンの大きな歓声が上がり、ユーキは「7周年記念ライブ、今日は皆さん一緒に楽しんでいきましょう、メリークリスマス!」と笑顔で呼びかける。超特急が1曲目に選んだのはグループ最初のオリジナルナンバー「No More Cry」で、6人はカラフルなペンライトで埋め尽くされた会場を笑顔で見渡しながらこの曲を届けた。

「バッタマン」の様子。(撮影:米山三郎)

「バッタマン」の様子。(撮影:米山三郎)[拡大]

カイが「今日は世界で一番、最高のクリスマスにしていきましょう!」と呼びかけると、続く「バッタマン」へ。センターのユースケが「8号車の声を聞かせてくれ、いいか、盛り上がるぞ!」と言いながら前に歩み出たその瞬間、彼の「キエーーー!!」という叫びを合図にステージ各所から紙吹雪のキャノンが客席エリアに放たれた。冒頭からテンションが振り切れた6人は、心なしか巻き舌多めで気合いのみなぎるタカシのパワフルなボーカルに乗せて舞台上を無尽に動き回る。いつもはユースケとタカシが見せる“鼻チュー”には、この日はカイとリョウガのペアも参加。思わぬ光景に上がった8号車の歓声と、寒空を切り裂くようなユースケの絶叫とでライブエリアの熱気は急上昇していった。

タカシとユースケ。(撮影:米山三郎)

タカシとユースケ。(撮影:米山三郎)[拡大]

シュールなパラパラで会場がダンスホールと化した「PUMP ME UP」では奥行きのない横長のステージセットを生かし、メンバーが2組に分かれて左右に長く伸びる花道の先のサイドステージへ。ダンサーがラップを披露する「Booster」では6人のマイクリレーに合わせてそれぞれのカラーのペンライトが順に上がる8号車のチームワークが、パフォーマンスをリズミカルに彩った。4曲を終えMCに入ると、リョウガは「僕らの7歳のお誕生日にまさかのこんな素晴らしい場所……USJですよ? いい意味でまだフワフワしてる」と率直な思いを明かす。そして大阪出身のタカシは「幼稚園の頃とか、本当に小さい頃からお世話になってるので……」とこの場所への思い入れを告白。カイが「親と言っても過言ではない?」と問いかけると「帰って来たよ、ただいま!」と笑顔で凱旋を喜んだ。

エルモとユーキ。(撮影:米山三郎)(c)2018 Sesame Workshop

エルモとユーキ。(撮影:米山三郎)(c)2018 Sesame Workshop[拡大]

会場をさらに温めようとタカシが8号車とコール&レスポンスを行うと、リョウガは「そこを歩いてるカップルも!」とパーク内のゲストに呼びかけ、カイは幸せな光景に「フンッ!」と悪態をついてみせた。そんなワンシーンののちにドロップされたのは「リア充はみんな爆発だ!」と歌う超特急のキラーチューン「超えてアバンチュール」。メンバーが形作る2つの窓からユーキとユースケがそれぞれ顔をのぞかせる光景を下手のサイドステージで見せたのち、上手のサイドステージへと駆け抜けた6人はユーキの「エルモだよっ!」というセリフに合わせて決めポーズ。そしてユーキが「寒いこの日、ヘドバンで熱く盛り上がっていきましょう!」と呼びかけてヘッドバンキングの波を発生させると、最後にはこの曲のセンターを務める“マーベル通”のリョウガがウェブシューターからクモの糸を放つスパイダーマンのポーズを決める。ライブの定番曲もユニバーサル・スタジオ・ジャパンでのステージならではのアレンジが施され、細部までスペシャル感にあふれた演出を8号車も存分に楽しみながらメンバーに声援を送っていた。

「fanfare」はバルコニーの上から届けられ、タクヤは「まだまだいくよー!」とオーディエンスに呼びかける。メンバーは3組に分かれてペアダンスを踊り、タカシが「皆さん一緒に!」と呼びかけると8号車の大きなシンガロングがツリーの下に響き渡った。続く「My Buddy」では、黄色の衣装がどこかビッグバードの姿を彷彿とさせるユースケが、クチバシでつつくような仕草をしきりに見せて「ハハハッ!」と笑い声を上げる。

左からタクヤ、アーニー、リョウガ。(撮影:米山三郎)(c)2018 Sesame Workshop

左からタクヤ、アーニー、リョウガ。(撮影:米山三郎)(c)2018 Sesame Workshop[拡大]

そんな彼がセンターを務める「Burn!」に突入すると、ユースケは「今日は僕たちのお友達が来てくれています!」と8号車に呼びかけた。するとステージには「セサミストリート」からエルモ、クッキーモンスター、バート、アーニーが登場。サンタ帽をかぶったスペシャルゲストの姿にメンバーも8号車も大興奮で、曲中ユースケが「みんなで“バッテンダンス”しよう!」と言うとセサミストリートの仲間たちは元気に跳びはねながら両手を顔の前でクロスさせてダンスした。この様子にメンバーの顔もほころび、アーニーと踊っていたタクヤはのちのMCでリョウガから「タクヤの顔見ました? もう、5歳児かと(笑)」とからかわれるほど。エルモに絡むユースケ、クッキーモンスターの後ろから顔をのぞかせるユーキと、6人はそれぞれにコラボを楽しみ抜き、「また遊ぼう!」と言ってセサミストリートの仲間たちを見送った。

バートとカイ。(撮影:米山三郎)(c)2018 Sesame Workshop

バートとカイ。(撮影:米山三郎)(c)2018 Sesame Workshop[拡大]

楽しい余韻が会場内に残る中、リョウガは改めて8号車のほうを向き「これからも超特急はたくさんの8号車と走っていきたいと思います」と思いを伝えた。彼の「皆さん一緒に!」の声に8号車から「僕たちは、超特急です!」の声が返ってくると「走れ!!!!超特急」へ。上着を脱ぎ去ったメンバーのシャツにはプレゼントボックスをイメージしたリボンのデコレーションが施されており、6人は「皆さんも一緒に!」と呼びかけながら前のメンバーの肩に手を置いて“連結”し、観客たちの一体感を一層高めていった。そして、タカシが「最後の曲です」とタイトルコールしたのは「Fantasy Love Train ~君の元までつながるRail~」。2015年のクリスマスライブのために作られたこの曲はひさびさの披露で、イントロのオルゴールの音色が鳴った瞬間、会場からは悲鳴のような歓声が沸き起こった。雪の夜の情景と恋しい人への止まらない思いが歌われるこのラブソングをタカシはさわやかに歌い上げ、ステージに大きく広がったダンサーの5人は指の先まで思いを込めたしなやかな表現で曲の景色を描き出す。6人が歌い踊るステージの後方からはカラフルに染め上げられた雪のような紙吹雪が吹き上がり、6人と8号車の上にとめどなく降り注いでいた。

ユースケとエルモ。(撮影:米山三郎)(c)2018 Sesame Workshop

ユースケとエルモ。(撮影:米山三郎)(c)2018 Sesame Workshop[拡大]

曲を終えるといつもならばリーダーのリョウガが挨拶をするところ、この日はユースケがメンバーを代表して「最高のライブでした!」と口を開いた。彼は「8周年に向けて超特急がんばっていきますので、これからも応援よろしくお願いします! 以上、僕たちは……」と続けたが、次の瞬間「嘘でーーす!!」と前言撤回。「まだ終わりたくなーーい!!」と、自身が作詞作曲を手がけた本当のラストナンバー「超特急です!!!!!!!!」をタイトルコールした。先日の埼玉・さいたまスーパーアリーナでのワンマンライブで初披露され、初演ながら会場をカオス状態に陥れたこのアッパーチューンをバースデーライブの締めくくりに選んだ6人は、怒涛のようなコールパートで8号車を巻き込みながらステージを縦横無尽に駆け抜ける。ユースケが「超特急が好きだから!」と歌うパートを「USJが好きだから!!」と言い換えて力の限りに叫べば、オーディエンスの声援も舞台上のエネルギーに呼応するように一層ヒートアップ。この日一番の熱狂の中、最後に6人と8号車は大きな「超特急です!!!!!!!!」コールをパーク内に何度も響き渡らせてみせた。

超特急のスペシャルライブが行われたグラマシーパーク。(撮影:米山三郎)

超特急のスペシャルライブが行われたグラマシーパーク。(撮影:米山三郎)[拡大]

曲を終えた6人は肩で息をするほど完全燃焼していたが、その表情は晴れやか。カイは「また戻って来たいですね。次は真夏とかにやりたいね!」と再びこのステージに立つことを熱望し、ユーキは「いいね!」と声を弾ませながら彼の言葉に賛成した。会場を見渡したリョウガは「本当にありがとうございます。最高の超特急の誕生日になりました!」とひと言。8号車と共に、特別なクリスマスのひと時を過ごした6人は「USJ最高!」「このあとも楽しんでいってくださいね!」と呼びかけながら名残惜しそうにステージをあとにした。

超特急「BULLET TRAIN 7th Anniversarry Special Live at UNIVERSAL STUDIOS JAPAN」2018年12月25日 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン セットリスト

01. No More Cry
02. バッタマン
03. PUMP ME UP
04. Booster
05. 超えてアバンチュール
06. 超ネバギバDANCE
07. fanfare
08. My Buddy
09. Burn!
10. 走れ!!!!超特急
11. Fantasy Love Train ~君の元までつながるRail~
12. 超特急です!!!!!!!!

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#USJ #USJファン #ユニバ #超特急

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