BiSHが最高を更新、幕張メッセ単独公演で1万7000人熱狂

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BiSHが本日12月22日に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールでホールツアーの最終公演「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL "THE NUDE"」を開催した。

BiSH(撮影:外林健太)

BiSH(撮影:外林健太)

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本公演は10月の東京・中野サンプラザホールでスタートしたBiSH初のホールツアーの締めくくりとして、自身最大級のキャパシティとなる幕張メッセを舞台に行われたもの。24名のストリングス隊を含む大所帯のバンドがバックステージに着き、BiSHはこの日集まった約1万7000人の清掃員(BiSHファンの呼称)に360°囲われたセンターステージに立ってパフォーマンスを届けた。またセンターステージの上部に設置されたLEDスクリーンにメンバーの表情が鮮明に映し出されたほか、レーザー、巨大ミラーボール、火柱や、映像作家の山田健人によるVJなど、大規模の会場ならではの演出が用意され、BiSHのパフォーマンスを鮮やかに彩った。

BiSH(撮影:外林健太)

BiSH(撮影:外林健太)[拡大]

オープニングムービーで磔にされたメンバーが姿を見せ、アユニ・D、セントチヒロ・チッチ、リンリン、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、アイナ・ジ・エンドの名前が順にコールされると同時にメンバーがステージに登場。1曲目に最新シングル「stereo future」の演奏がスタートすると、6人は花道を疾走して円形ステージへとなだれ込み、気合い十分の表情でパフォーマンスを繰り出した。「BiSH-星が瞬く夜に-」のあと、シャウトが炸裂した「SHARR」「DEADMAN」とハードなナンバーで会場の熱気を引き上げたBiSH。モモコが「お口大きく開けられますか! その調子でアゴ外してこうぜ!」と煽ってから、口を大きく開けたまま手拍子を繰り返す振り付けの「S・H・i・T」や、さわやかな曲調の「HiDE the BLUE」、アユニが作詞を手がけた「本当本気」と多彩な楽曲が届けられた。

BiSH「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL "THE NUDE"」の様子。(撮影:外林健太)

BiSH「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL "THE NUDE"」の様子。(撮影:外林健太)[拡大]

短いMCを挟んで、「My landscape」では円形のステージを覆い隠すように紗幕が降ろされ、メンバーは次々に映像が映し出される紗幕の内側でパフォーマンス。シアトリカルな演出のあと、アイナが力強くロングトーンを響かせ、大サビに突入したタイミングで紗幕が一気に外され、大きな盛り上がりを見せた。またMCではハシヤスメを中心としたコントが展開され、ここではハシヤスメが渡辺淳之介(WACK代表)に「来年、ソロデビューできますか!?」と直談判。渡辺が笑顔で「OK」のジェスチャーすると、ハシヤスメはしばし硬直して驚いた表情を見せつつ、喜びを噛み締めながら定位置に着き、「ハシヤスメが来年ソロデビューすることをプロミスザスター」と若干強引に曲紹介につなげ、人気曲「プロミスザスター」を歌唱した。

BiSH「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL "THE NUDE"」の様子。(撮影:外林健太)

BiSH「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL "THE NUDE"」の様子。(撮影:外林健太)[拡大]

その後、BiSHはリンリンの絶叫が冴える「GiANT KiLLERS」、ヘビーなサウンドとアグレッシブなパフォーマンスで清掃人の興奮を煽った「MONSTERS」、「ダンスしようよ!」というシンガロングで盛り上がった「DA DANCE!!」を次々に披露していく。さらに「幕張ー! ラストスパートいくぞ!」というアイナの言葉に続き、「SMACK baby SMACK」でフロアを揺らしたBiSH。花道を歩きながら「beautifulさ」を歌いながら笑顔を見せ、ライブ本編を「BUDOKANかもしくはTAMANEGI」で締めくくった。

BiSH「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL "THE NUDE"」の様子。(撮影:外林健太)

BiSH「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL "THE NUDE"」の様子。(撮影:外林健太)[拡大]

アンコールでは、1人ひとりが挨拶。それぞれが2018年を振り返りつつ、幕張メッセのステージに立てたことや、ファンへの感謝を口にする中、アイナは「大きくなるにつれて、批判も目にするようになりまして。傷心する日々ですが、誰がなんと言おうと今日のBiSHは最高でした。これからも精進します」と述べ、チッチは「最高のその先を更新していきます」と決意を表面した。人気曲「オーケストラ」に続き、「ALL YOU NEED IS LOVE」ではスクリーンにユカコラブデラックス、ハグ・ミィが在籍していた時期を含む歴代アーティスト写真が映し出され、メンバーと同様に肩を組んで合唱する清掃員の合唱が響き渡った。BiSHはお礼の言葉を述べながら、花道を歩いて一列に並ぶ。そのまま終演になるかと思いきや、歪んだストリングスの音が鳴り響き、BiSHのダークな一面が全開の「NON TiE-UP」が投下された。6人は怪しげな照明の中で、過激な単語が並ぶ同曲を勇ましく届け、異様な熱気の中でライブを大団円へと導いた。

なおハシヤスメを中心にしたコントの中で、4月からライブツアー「LiFE is COMEDY TOUR」の開催が発表された。ハシヤスメのソロデビューが実現するのかを含め、BiSHの今後の展開に注目しておこう。

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「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL "THE NUDE"」2018年12月22日(土)千葉県 幕張メッセ国際展示場9~11ホール

01. stereo future
02. BiSH-星が瞬く夜に-
03. SHARR
04. DEADMAN
05. スパーク
06. S・H・i・T
07. HiDE the BLUE
08. 本当本気
09. Life is beautiful
10. My landscape
11. FOR HiM
12. PAiNT it BLACK
13. サラバかな
14. JAM
15. プロミスザスター
16. GiANT KiLLERS
17. MONSTERS
18. DA DANCE!!
19. SMACK baby SMACK
20. beautifulさ
21. BUDOKANかもしくはTAMANEGI
<アンコール>
22. オーケストラ
23. ALL YOU NEED IS LOVE
24. NON TiE-UP

LiFE is COMEDY TOUR

2019年4月5日(金)神奈川県 CLUB CITTA'
2019年4月12日(金)愛知県 Zepp Nagoya
2019年4月13日(土)愛知県 Zepp Nagoya
2019年4月20日(土)沖縄県 ミュージックタウン音市場
2019年4月23日(火)東京都 Zepp Tokyo
2019年5月3日(金・祝)熊本県 熊本B.9 V1
2019年5月5日(日・祝)大阪府 Zepp Osaka Bayside
2019年5月6日(月・振休)大阪府 Zepp Osaka Bayside
2019年5月11日(土)北海道 Zepp Sapporo
2019年5月17日(金)福岡県 Zepp Fukuoka
2019年5月18日(土)福岡県 Zepp Fukuoka
2019年5月25日(土)宮城県 チームスマイル・仙台PIT
2019年5月26日(日)宮城県 チームスマイル・仙台PIT
2019年6月1日(土)富山県 クロスランドおやべ
2019年6月15日(土)愛媛県 松山市総合コミュニティセンター キャメリアホール
2019年6月16日(日)香川県 高松festhalle
2019年6月22日(土)広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
2019年6月23日(日)広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
2019年6月30日(日)新潟県 NIIGATA LOTS
2019年7月2日(火)東京都 Zepp Tokyo
2019年7月3日(水)東京都 Zepp Tokyo

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HMVグランフロント大阪 @HMV_Osaka

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