TEAM SHACHI、新たな演出で未来への期待感高めた改名後初ワンマン

TEAM SHACHIが昨日12月18日に東京・Zepp Tokyoにてワンマンライブ「出張！冬の台場クリスマスライブ～全速前進 聖なる本編～」を行った。

チームしゃちほこからTEAM SHACHIに改名後、初のワンマンライブとして開催された本公演。覆面の6人組ブラスセクション“ブラス民”によるパフォーマンスを経てライブは幕を開け、黒いハットとロングコートを身に付けたTEAM SHACHIは「We are…」や「START」などのアッパーチューンでタフ民（TEAM SHACHIファンの呼称）のボルテージを上昇させていく。さらに彼女たちはハットとコートを脱ぎ捨てて全身赤の新衣装を露わにし、ブラス民による演奏と共に2月13日発売のミニアルバム「TEAM SHACHI」収録の「DREAMER」で観客を魅了した。

最初のMCで「super tough strong energy positive exciting soul from nagoya」というグループのスローガンを叫んだあと、4人は新曲であるメンバー紹介曲「Hello, TEAM SHACHI」を初パフォーマンス。彼女たちも作詞に参加したというメンバー1人ひとりの特徴を詰め込んだラップをタオルを振り回しながら披露したほか、続く「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」ではヘッドバンギングを、「OEOEO」ではコール＆レスポンスを繰り広げてオーディエンスを大いに沸かせた。

その後真っ白な衣装に着替えたTEAM SHACHIは、メンバーがステージの最上段に上がったらペンライトの光を消すようにタフ民と約束。「パレードは夜空を翔ける」でブラス民のホーンの音色に合わせて伸びやかな歌声を届けたのち、エモーショナルなナンバー「colors」を歌唱した。途中、メンバーはスポットライトで照らされたステージの最上段で突如静止し、曲もストップ。徐々にテンポが遅くなる時計の秒針の音だけが響きわたり、ペンライトの光を消した観客がじっとステージを見つめる中、秋本帆華1人が前方に移動してソロ曲「おっとりガールの憂鬱」を歌い上げる。次に4人全員で新曲「グラブジャムン」をパフォーマンスした彼女たちがまたもやステージ後方で動きを止め、秒針が動き出す音を経て再び「colors」を熱唱すると、メンバーカラーの4色のライトで照らされた会場は興奮で包まれた。

初の試みとなる演出に大きな拍手が沸き起こる中、4人は「エンジョイ人生」「そこそこプレミアム」を畳み掛けてオーディエンスをヒートアップさせる。また「だってまだまだ新しい景色見てみたいから」と歌う「ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ」ではスクリーンにチームしゃちほこ時代の映像や、事務所の先輩グループであるももいろクローバーZの東京・東京ドーム公演のライブ映像が映し出され、秋本作詞のナンバー「ROSE FIGHTERS」ではステージ上に大量のピンポン玉が降り注いだ。さらに彼女たちはタフ民の熱いコールを浴びながら、人気ナンバー「抱きしめてアンセム」を披露してライブ本編を締めくくった。

アンコールではメンバーが1人ずつ順番に挨拶を述べていく。坂本遥奈は「SHACHI、今日カッコいいなって思った人!?」と観客に向かって問いかけ、咲良菜緒は「チームしゃちほこのときの初ワンマンもすごく成功したと思うけど、今日はそれよりも成功したと思っています」と自信に満ちた表情でコメント。大黒柚姫は「もっともっとTEAM SHACHIを好きになってくれる人が増えて、いつかは名古屋の一番大きい会場でツアーができるくらいにがんばっていきたいので、皆さん改めてよろしくお願いします」と語り、秋本は「今日のライブで何を伝えたかったかと言いますと、チームしゃちほこからTEAM SHACHIになって5人から4人になったけど、不安な気持ちを持ってライブに来ないでほしいってことなんです。これからは楽しむ気持ちだけを持ってTEAM SHACHIのライブを観に来てほしいんです」とタフ民に呼びかけた。そして4人は所属レーベル・unBORDEへの感謝の気持ちを込めて「お願い！unBORDE」を歌唱してから、この日2回目の「DREAMER」を熱演。公演の最後には4月にTEAM SHACHIとしての1stライブツアーが行われることが発表され、会場が期待感で満たされる中、改名後初のワンマンライブの幕は閉じた。

※記事初出時、楽曲タイトルに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。