12月5日に1stシングル「ここにある光」でユニバーサル ミュージックよりメジャーデビューを果たした番匠谷。10代最後のライブとなった本日、10月リリースの最新ミニアルバム「未完全でも」の収録曲やデビュー曲「ここにある光」を含む計13曲を披露した。
ライブ冒頭で番匠谷は「大人になっても」「どんな今も」とメッセージ性の強いナンバーを披露。アコースティックギターをかき鳴らし、熱のこもったパフォーマンスを見せる。「皆さん、めっちゃ寒かったですよね? このへんで一緒にあったまりませんか?」と彼女が観客を誘った「前を向いて」では、会場に響き渡る合いの手に番匠谷が思わず「野太っ!」とツッコミを入れるひと幕もあった。和やかな雰囲気がフロアに広がる中、番匠谷は最新ミニアルバム「未完全でも」の制作エピソードを明かし、収録曲「My first good-bye」「Be alive」を歌唱。憂いを帯びた歌声にオーディエンスはじっと耳を傾けていた。のどかなムードが広がった「キャンプのうた」、切なげなボーカルが場内を満たした「forget you」を経て披露された「18才の詩」では、メロディアスなサウンドと共に等身大の歌詞が届けられた。アコースティックギターを置いた番匠谷は「きいて」をキーボードの弾き語りで披露。演奏後には手のひらを見つめ「尋常じゃない、手汗」と驚いた様子を見せた。
ライブの後半では彼女が「このまま終わっていくのは番匠谷紗衣じゃない。やんな?」と語り、即興ソングのコーナーへ。「大阪と愛知の会場でやったらコケまくってズタボロだったんですよ」と不安げな様子の番匠谷だったが、「メジャーデビュー」「クリぼっち」「師匠」「平成」「高輪ゲートウェイ」「八方美人」「大食い」といった観客から募ったワードをすべて歌詞に盛り込み、バラード調の楽曲とアップテンポなナンバーの2曲を完成させた。そして彼女は反骨心あふれる「紫空」をエネルギッシュに歌ったのち、メジャーデビュー曲「ここにある光」で本編を締めくくった。
アンコールを求める拍手に応えてステージに再登場した番匠谷は、「パワーのぶつけ合いをやりたいと思います。不参加なしですよ」と気合十分の様子で「恋の魔法」を披露。観客とのコール&レスポンスを楽しみ、名残惜しそうな表情でステージをあとにした。
終演後のインタビューでは、番匠谷が今回のツアーについて「始まる前はホントに1人やからどんなライブになるやろとか不安のほうが大きかったんですけど、観客1人ひとりに届けたいっていう思いを詰め込めたライブになったと思います。だけど反省点もたくさん見えたので、今後は成長した姿をファンの人に見せたいです」と振り返った。なお彼女は二十歳の誕生日にあたる1月4日に大阪・umeda TRADでワンマンライブ「「20歳になれたよ!感謝の気持ちBirthday Live -原点回帰-」を行う。
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番匠谷紗衣「レコ発弾き語り東名阪ツアー『未完全でも』」2018年12月16日 渋谷La.mama セットリスト
01. 大人になっても
02. どんな今も
03. 前を向いて
04. My first good-bye
05. Be alive
06. キャンプのうた
07. forget you
08. 18才の詩
09. きいて
10. 即興ソング
11. 紫空
12. ここにある光
<アンコール>
13. 恋の魔法
番匠谷紗衣 20th Birthday Live 「20歳になれたよ!感謝の気持ちBirthday Live -原点回帰-」
2019年1月4日(金)大阪府 umeda TRAD
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