Jeepta「日進月歩TOUR」東京公演でクアトロ熱狂の渦に

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Jeeptaが「日進月歩TOUR」の東京公演を4月24日に渋谷CLUB QUATTROで開催。久々の東京でのライブを待ちわびたファンの前で、熱いパフォーマンスを披露した。

石井卓(Vo, G)

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Choro(G)

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サトウヒロユキ(B)

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小笠原大悟(Dr)

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20時過ぎにフロアの照明が暗転し、オープニングSEの鳴る中Jeeptaが登場。石井卓(Vo, G)が「Jeeptaですよろしくー!!」と言うと、続けて1曲目「LOOP」のイントロをかき鳴らす。Choro(G)が弾くトリッキーなフレーズを耳にしたオーディエンスはうれしそうに拳を振り上げて応える。続けて、石井のギターカッティングが印象的な「CONTINUE」、ドラマチックな展開の「シナリオ」が演奏され、フロアの温度も上昇。小笠原大悟(Dr)の鳴らす重いキックの音が、楽曲をよりグルーヴィに響かせる。

MCでは「久しぶりの東京で、ステージに立った途端鳥肌が立ちました」と石井が言うと、観客からあたたかい拍手が沸く。続いてツアータイトルにもなったシングル「日進月歩」を披露。サトウヒロユキ(B)のうねるベースと石井が歌うキャッチーなメロディで、オーディエンスは激しく踊りまくる。また「旅路」では、昨年リリースした音源よりもさらに力強さを増したサウンドが会場に響き渡った。

そしてライブは後半戦へ。「この曲は、目の前が見えなくても一筋の光を目指して進むという曲です」という石井のMCに続けて演奏されたのは、ニューシングルのカップリングに収められた「向こう」。ゆったりとした曲調とボーカルがJeeptaの新境地を感じさせるナンバーだ。続く「human」ではステージを真っ赤なライトが照らし、幻想的な雰囲気を作り上げる。

ここで石井が「ラストスパートでガッツリ行きたいと思います! みなさん大人なんでわかると思いますけど派手にぶち上げていきたいんでよろしくお願いします」と煽ると、バンドはライブの定番曲を立て続けに演奏。「フレグランス」では観客がタテノリのジャンプを繰り返し、この日初披露された新曲「理想郷」ではバンドの熱さに負けじとフロアはモッシュで応酬する。そしてラストナンバーの「心」が爆音で演奏されると、会場中が大きな拍手でこの日のライブの成功を祝福した。

一旦袖に戻ったメンバーは、oiコールとクラップによるアンコールの声を聞き、すぐにステージに戻ってくる。マイクを取った石井は感慨深げに「ありがとうございます、今日のライブは本当に皆さんの力を感じずにはいられませんでした」と語り、「こういう機会なんでリーダーからひとこといただきたいと思います」とサトウに託す。するとサトウは、昔のバイト先のおばさんが、ライブに行けないけどがんばってねと激励してくれたことを明かし、「そこには愛しかねーな、って思ったんですよ」と感動したことを話す。それに対し石井は「しゃべってる途中、しょっちゅうちょっかい出そうかと思ったけど我慢した。そこには愛しかねーな(笑)」と茶化しながらも、今日のサトウの話は面白かった、とやさしい感想を述べた。

そして5月28日には下北沢CLUB251でライブを行うことを発表。「またこういうイベントをやって、みんなと会いたいと思います。また会いに来てください」と話し、最後のナンバー「四季、是、色」を披露した。明日に向かって歩き出すという内容の歌詞がバンドの今を表すこの曲を、この日最大の熱量で演奏して、約1時間のライブに幕を下ろした。

Jeeptaはこの後、5月1日に宮城・エコキャンプみちのくで行われる野外ロックフェスティバル「ARABAKI ROCK FEST.10」に出演。7月まで全国各地のライブハウスを回り、8月8日には国営ひたち海浜公園にて開催される夏の恒例ロックフェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」のステージに立つ。数多くのライブを経てより強固になったJeeptaのサウンドを、ぜひこの機会に体験しておこう。

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音楽ナタリー @natalie_mu

Jeepta「日進月歩TOUR」東京公演でクアトロ熱狂の渦に http://natalie.mu/music/news/31230

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