RYUTist、笑顔で決意語った7周年ライブ東京編「全速力で進んでいきたい」

RYUTistが11月25日に東京・新宿ReNYでワンマンライブ「RYUTist HOME LIVE 7th Anniversary 東京編」を行った。

8月に地元・新潟のNIIGATA LOTSで結成7周年を記念したワンマンライブ「RYUTist HOME LIVE～7th Anniversary@NIIGATA LOTS～」を成功させたRYUTist。彼女たちはその東京編として今回のライブを開催し、NIIGATA LOTS公演に引き続きサリー久保田（SOLEIL）のVJ演出と共にパフォーマンスを届けてファンを魅了した。

スクリーンにRYUTistの7年間の歴史を振り返る映像が上映されたのち、チェック柄の新衣装に身を包んだメンバーがステージに登場。11月20日にリリースしたばかりの最新シングルの表題曲「黄昏のダイアリー」を1曲目に披露した。最初のMCで自己紹介し、会場に集まった満員の観客にお礼を述べた4人は、続いて「夢見る花小路」「青空シグナル」を歌唱。グループ結成当時と比べて変わったことなどを和気あいあいと語り合ったあとには、「冬の魔法」「Winter Wish」といったウインターソングを場内に響かせた。

またRYUTistはこの日のライブでThe Pen Friend Clubが提供したクリスマスソング「Christmas Delights」を初披露。自分たちで考案したキュートな振り付けに合わせて歌唱し、メンバーからダンスリーダーと紹介された五十嵐夢羽は踊りの注目ポイントを「全部！ 全部がかわいいから全部おすすめ。皆さんにも覚えてもらえたらいいなと思います」とうれしそうに語った。なお「Christmas Delights」は12月22日に東京・青山 月見ル君想フで行われるライブイベント「Add Some Music To Your Christmas」にて、会場限定シングルとして発売される。

ライブ中盤にはメンバーが「新潟県赤十字血液センター」や「新潟県労働金庫」など、RYUTistが出演しているテレビCMを撮影秘話と共に紹介。そしてこれまでイベントなどで共演経験のある北海道・西興部村の“ゆるくないキャラ” コッパーさんをステージに呼び込み、「北陸酪連 新潟県産牛乳」のラジオCMタイアップソング「ミルクデイ」をコラボした。その流れでコッパーさんからサングラスを受け取った彼女たちは、東京03の単独公演「自己泥酔」の幕間映像内で演じたガールズユニット・MMR （Minimum Reaction Girl）の楽曲「Minimum Reaction Girl - MMR」を“ミニマム”なダンスでパフォーマンス。その後は「黄昏のダイアリー」のカップリング曲「心配性」のほか、「無重力ファンタジア」「Blue」といったナンバーを情感たっぷりに歌い上げ、「Zero and Perfect Moon～変わらない想い～」でライブ本編を終えた。

アンコールでは、4人がマンガ家・江口寿史によるメンバーのイラストが描かれたTシャツを着てステージに登場。江口の描き下ろしイラストをジャケットに使用して7inchアナログ化した楽曲「日曜日のサマートレイン」と、「黄昏のダイアリー」のもう1つのカップリング曲「a birthday song」を披露した。リーダーの佐藤乃々子は「大きいステージが決まるたびに優しいファンの方は『大きいステージに連れてきてくれてありがとう』と声をかけてくださるんですよ。でも私たちが連れてきたんじゃなくて、皆さんや素敵な楽曲を作ってくださってる作家さんの方々、スタッフさん、レーベルメイトのハコイリ▽ムスメちゃんとか、本当にたくさんの方々に支えていただいてこの大きなステージに立てていると思っています」と感謝の気持ちを伝えながらファンに挨拶。さらに「今度はもっともっと大きいステージに私たちを連れていってください！」「みんなでゆっくり進んでいこうというんじゃなくて、1日1日を大切に、全速力で進んでいきたいと思っていて。皆さん置いていかれないようにRYUTistに付いてきてください！」と笑顔でフロアに呼びかけた。

そして4人は「口笛吹いて」を届けたあと、おなじみの“ゆるキャラ紹介”を経て定番曲「ラリリレル」を歌唱。会場が幸福感で満たされる中、ステージにはRYUTistの所属レーベル・PENGUIN DISCを主宰する音楽ライターの南波一海が現れ、2019年春にニューシングル（タイトル未定）をリリースすること、同年にグループ史上最大規模の会場で結成8周年記念ライブを開催することを予告した。ファンと喜びを分かち合ったメンバーは最後に「ラリリレル、ばはははーい！」というお決まりの挨拶を元気よく叫び、「RYUTist HOME LIVE 7th Anniversary 東京編」を締めくくった。