エビ中、クラスメイト総勢135人で作り上げた4年目の「秋田分校」

私立恵比寿中学が10月20日に秋田・秋田県立体育館にてワンマンライブ「私立恵比寿中学秋田分校～この町と人と学芸会が好きだから～」を行った。

「秋田の魅力を私立恵比寿中学を通して全国に発信する」というコンセプトのもと、エビ中と秋田県のコラボレーション企画として2015年にスタートしたABS秋田放送主催の「私立恵比寿中学秋田分校」。今年は秋田県民会館から秋田県立体育館に会場を移して行われ、イベントを盛り上げるべく秋田駅近くのショッピングビルやCDショップ、書店ではエビ中の作品が広く紹介されたほか、ドキュメンタリー作品「EVERYTHING POINT -Other Edition-」が上映された。また会場までの道中には「私立恵比寿中学 秋田分校へ ようこそ!!!」と書かれたフラッグが掲げられ、街は歓迎ムードに包まれた。さらに昨年に続き、会場ではABS秋田放送「タマリバ」で準レギュラーを務める小林歌穂が考案したオリジナルキャラクター「平凡人」と「たけや製パン」のコラボ商品が販売された。

ABS秋田放送の関向良子アナウンサーに“秋田分校・生徒会長”と紹介された小林の秋田愛あふれる開会宣言によりライブは幕を開ける。小林と秋田のローカルヒーローである超神ネイガーが、ステージを乗っ取ろうとする悪役のハンカクとホジーネを退治したのち、エビ中は4年連続のコラボとなる「なまはげ郷神楽」の力強い和太鼓のパフォーマンスに合わせてステージに登場。ネイガーと共に「イート・ザ・大目玉」を届けて会場を盛り上げた。

MCでは安本彩花が「最初からいっぺーのクラスメイトとも盛り上がれて楽しいなー」と顔をほころばせ、6人は秋田弁で自己紹介。中山莉子の「へば、秋田分校前半から飛ばしちゃおっかなー！ やるべ！」というかけ声から「朝顔」「自由へ道連れ」「ハイタテキ！」を立て続けに披露した。

続いてステージには桜エビ～ず、いぎなり東北産、秋田のアイドルグループ・pramoの総勢18人が登場。pramoは小林と自分たちの楽曲「わっしょい！！」、エビ中メンバー全員と「ちちんぷい」をコラボした。また桜エビ～ずは柏木ひなたと「エビ・バディ・ワナ・ビー」、エビ中と「踊るガリ勉中学生」を歌唱し、いぎなり東北産は真山りかとオリジナル曲「乾杯ニッポン」、エビ中と「新・青春そのもの」を熱演した。

ライブ後半、エビ中はご当地キャラクターオールスターズと「手をつなごう」、民謡「ドンパン節」の普及活動を行っているドンパン娘と「大漁恵比寿節」、秋田の民謡歌手・藤原美幸と「でかどんでん」を披露。今年「秋田分校」初登場の大曲高校吹奏楽部と「靴紐とファンファーレ」をコラボしたあとには、大曲高校合唱部も加えて「スーパーヒーロー」をパフォーマンスした。ライブ本編ラストには出演者全員がステージに集まって総勢135人の“クラスメイト”で「さよならばいばいまたあした」を届け、エビ中ファミリーを魅了した。その後アンコールでは「響」や「なないろ」が歌われ、全23曲が約2時間半にわたって披露された「私立恵比寿中学秋田分校」の幕が閉じた。

なおエビ中は11月よりホールツアー「私立恵比寿中学秋のツアー2018～9年目、義務教育からの卒業～」を開催。12月23～25日には千葉・幕張イベントホールでクリスマスライブ「クリスマス大学芸会2018」を行う。