SWANKY DANK、SHUN選曲セットリストでLOFTを“紅に染めた”現体制ラストライブ

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SWANKY DANKがワンマンライブ「アサヌマファイナル~紅に染まれ~」を7月31日に東京・新宿LOFTにて開催した。

SWANKY DANK「アサヌマファイナル~紅に染まれ~」の様子。(撮影:鈴木公平)

SWANKY DANK「アサヌマファイナル~紅に染まれ~」の様子。(撮影:鈴木公平)

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SWANKY DANK「アサヌマファイナル~紅に染まれ~」の様子。(撮影:鈴木公平)

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SHUN(Dr)(撮影:鈴木公平)

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この公演はこの日をもってバンドを脱退することが発表されていたSHUN(Dr)のラストライブとして企画されたもの。ステージに登場した4人は、ドラムセットの前に集まり気合を入れると、KOJI(Vo, B)の「新宿LOFT、『アサヌマファイナル』始めよう!」との言葉を合図に「Sink Like a Stone」でライブの口火を切る。曲中でKOJIが「お前らの声、SHUNちゃんまで届かせろ!」とファンを焚き付けると、フロアからは盛大な合唱が発生。熱気に包まれる中、バンドはさらに「WIMP」「Remember me」と疾走感あふれるナンバーを続けていった。

KOJIは本編ですべてを出し切るためにこの日アンコールは用意していないことを説明し「1曲1曲に魂を込めてやろうと思っています」「悲しんでる場合じゃないですよ。今日は笑顔で最後まで楽しんで行きましょう」と呼びかける。そしてバンドはSHUNが選曲を担当したというセットリストをもとにライブを進行。彼らは2013年にリリースされたシングル「Listen to the Radio」収録曲「CHANGING」や、2012年発売の1stアルバム「THE LOVE WAS GONE... 」収録曲「There is No Reason For Love」といった、近頃のライブではあまり披露されることのなかった初期曲なども惜しみなく披露していく。YUICHI(Vo, G)とKO-TA(G)はたびたびドラムセットに近付き、SHUNとアイコンタクトを取りながら楽しげにプレイしていた。

KOJI(Vo, B)(撮影:鈴木公平)

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SWANKY DANK「アサヌマファイナル~紅に染まれ~」の様子。(撮影:鈴木公平)

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今回が初めてのメンバー脱退となることから、終始寂しさを隠せないSWANKY DANK。しかしKOJIは「(SHUNの脱退は)正直つらいし、悲しいけど、挑戦するSHUNちゃんの背中を見送るっていうのはすごく幸せなこと。今日はSWANKY DANKにとってもっとも大切な日になりました」と言い、集まったファンに向けては「今日この場にいたことがあなたにとっても大切な思い出になってくれたらすごくうれしい」と言葉をかけた。中盤には「何回でもやり直せる」という意味を込めた「Start Again」や、SHUNの存在に支えられていたというKOJIがSHUNに捧げた「Hero」など、メッセージ性の強い楽曲群が並び、メンバーの演奏はよりエモーショナルに。ファンはステージをじっと見つめたり、モッシュやクラウドサーフしたりと、思い思いにライブを堪能していた。

後半にMCを担当したSHUNは「楽しいー!」と破顔する。そしてしんみりしたムードを一蹴するように「真面目は話はありません! だって(大切なのは)音でしょう?」とメンバーを見渡すと、4人は現体制で最後に作った最新曲「Infinity」を初披露した。バンドの最新モードを見せつけたあと、KO-TAは「今日が俺らの新しいスタートになるから、これからもよろしくお願いします」と未来を見据える。そしてバンドは「misery」「Listen to the Radio」とキラーチューンを連投。場内の盛り上がりが最高潮に達すると、最後に「Amazing Dreams」を届け、KOJIが「覚えておけ! 俺たちがSWANKY DANKだ!」とシャウトした。

花束を受け取るSHUN(Dr)(左)。(撮影:鈴木公平)

花束を受け取るSHUN(Dr)(左)。(撮影:鈴木公平)[拡大]

SWANKY DANK「アサヌマファイナル~紅に染まれ~」終演後の集合写真。(撮影:鈴木公平)

SWANKY DANK「アサヌマファイナル~紅に染まれ~」終演後の集合写真。(撮影:鈴木公平)[拡大]

すべての演奏を終えると、ファンが用意した花束と寄せ書きがKOJI、YUICHI、KO-TAからSHUNに渡された。するとフロアから「『紅』が聴きたい!」との声が上がる。この日のサブタイトル「紅に染まれ」はSHUNがライブでたびたびX JAPANの真似をしていたことから付けられたもので、ファンの声を受けたSHUNは要望通り「紅だー!」と叫び、場内を和ませた。そして彼は最後にステージに1人残ると肉声で「バンド人生で6年もちゃんとバンドをやったのはSWANKY DANKが初めて。音楽も人柄も最高のバンドです。3人は(SWANKY DANKを)続けていくので、皆さん応援のほどよろしくお願いします」とメッセージを贈る。そしてライブで恒例となっている「ありがとうございました!」と声を上げる最後のあいさつをファンと共に行い、ステージをあとにした。

なおSWANKY DANKは9月14日に東京・shibuya eggmanにて自主企画イベント「SWANKY PLAYGROUND 2018」を開催する。バンドのオフィシャルサイトでは8月12日23:59までチケットの先行予約を受付中。

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SWANKY DANK「アサヌマファイナル~紅に染まれ~」
2018年7月31日 新宿LOFT セットリスト

01. Sink Like a Stone
02. WIMP
03. Remember me
04. number
05. One Sided
06. Colors
07. Time Is Gone
08. CHANGING
09. DESTRUCTION
10. Start Again
11. FROM ME
12. Gentleman of Fortune
13. Hero
14. There is No Reason For Love
15. love you need
16. the answer
17. Infinity
18. music
19. MADE A MESS
20. misery
21. Listen to the Radio
22. Amazing Dreams

SWANKY PLAYGROUND 2018

2018年9月14日(金)東京都 shibuya eggman
<出演者>
SWANKY DANK / and more

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Kaoru.I @kaoru_i_rp

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