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最後は「A・RA・SHI」大合唱!愛にあふれた「ピエールフェス」ここに終幕

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「ピエールフェス THE FINAL」の様子。(撮影:西槇太一)

「ピエールフェス THE FINAL」の様子。(撮影:西槇太一)

7月18日に東京・LIQUIDROOMで音楽イベント「ピエールフェス THE FINAL」が開催された。

凛として時雨のドラマーであるピエール中野が、自身の誕生日を自ら祝うべく行ってきた「ピエールフェス」。最後の開催となった今回はライブアクトにMaison book girl with カオティック・スピードキング、X SUGINAMI、ヤバイTシャツ屋さん、DJにやついいちろう、ダイノジを迎えて行われ、会場は中野のオフィシャルTシャツを身に着けたファンでいっぱいとなった。

開場から開演までのDJは中野が担当。彼はDA PUMP「U.S.A.」、ゴールデンボンバー「女々しくて」といったナンバーでフロアを温めていった。ASIAN KUNG-FU GENERATION「リライト」を流した際には「ピエールフェスへようこそー!」と絶叫。合間には来場者たちに優しく声をかけて出迎え、イベントの幕開けを彩った。

ライブアクトのトップバッターを飾ったMaison book girlは「レインコートと首の無い鳥」でライブをスタート。変拍子に合わせて複雑なダンスを披露し、緊張感あふれるムードを作り上げていった。この楽曲のパフォーマンスが終わると、カオティック・スピードキングのメンバーがステージに登場し、大森靖子もコーラスで参加。この日ならではのスペシャルな編成でライブが繰り広げられた。「sin morning」ではブクガの4人と大森の歌声が美しく重なり合い、「十六歳」では重厚なバンドサウンドで楽曲がさらにスケール感あふれるアレンジに。「おかえりさよなら」終盤では大森の力強いシャウトにフロアが包み込まれ、彼女たちは荘厳な雰囲気の中出番を終えた。

続いてDJを担当したやついいちろうはサニーデイ・サービス「サマー・ソルジャー」で穏やかにフロアを彩りつつ、B'z「ultra soul」、ELLEGARDEN「Red Hot」、レキシ「きらきら武士」などバラエティに富んだ楽曲群を流してオーディエンスを楽しませた。やついとレキシのコラボユニット・エレキシの「トロピカル源氏」プレイ時には観客に振り付けをレクチャー。さらにDJ中の様子をスマホで生配信したりと、自由奔放なパフォーマンスを繰り広げた。

X SUGINAMIのライブが開始すると、観客たちは“Xポーズ”でメンバーを歓迎。団長(Vo / NoGoD)は「BLUE BLOOD」演奏時から「好きに暴れろー!」「叫べーーー!!」と盛んにアジテーションし、オーディエンスのテンションを一気に高めた。そんな中「VANISHING LOVE」では大量のスモークが噴射され、フロア中が真っ白に。「紅」ではサビに入ると団長が「くうーーー……」と悲しそうな声を漏らし、「ピエールフェス」の終了を悔やむシーンもあった。客席がモッシュやXジャンプを行う人たちでもみくちゃになった「X」では、中野がガスボンベを手にして乱入。フロアを歩き回りながらCo2を振りまき、X SUGINAMIの舞台をさらに盛り上げた。

DJダイノジはまず東京スカパラダイスオーケストラ「Happy Birthday Ska」で中野の誕生日を祝福。TOTALFAT「PARTY PARTY」やL'Arc-en-Ciel「READY STEADY GO」では大地洋輔がDJ卓の後ろや横のお立ち台に上がり、エアギターを披露して観客たちを沸かせた。そしてはっぱ隊「YATTA!」が流れるとフロア中に「やった! やった!」コールが飛び交い、会場はピースフルなムードに包まれた。

ライブアクトのトリとして登場したヤバイTシャツ屋さんは、以前中野がテレビ朝日系「関ジャム 完全燃SHOW」で紹介してくれたという楽曲「ネコ飼いたい」を1曲目に届けた。「無線LANばり便利」「ハッピーウェディング前ソング」をハイテンションで演奏したあと、MCでもりもともと(Dr, Cho)は中野が雑誌「リズム&ドラム・マガジン」の表紙に登場した際のものまねを披露し、オーディエンスの笑いを誘った。そんな中「肩 have a good day -2018 ver.-」ではこやまたくや(G, Vo)が自身の肩幅の狭さについて感傷的に歌い、場内は一変してノスタルジックなムードに。終盤では2年ぶりの出演を経て、自身らの成長を中野に伝えるべく「ヤバみ」でアクティブなステージジングを行い、最後は中野がヤバTを知るきっかけになったという「あつまれ!パーティーピーポー」で締めくくった。

イベントの大トリを務めた中野は、まず凛として時雨のさまざまな楽曲をミックス。目まぐるしく展開するDJプレイにフロアには緊張が走った。数分のパフォーマンスののち流されたのは、時雨の「DISCO FLIGHT」。中野はエアドラムを披露しつつ、「ディスコフライト!!」の大合唱でこの日一番の一体感を生み出した。その後中野はヤバT「あつまれ!パーティーピーポー」やキュウソネコカミ「良いDJ」など、疾走感あふれるパーティチューンでフロアを扇動していき、最後は嵐「A・RA・SHI」をオーディエンスと合唱。そして「『ピエールフェス』って、やっぱり愛でつながってるなって感じました。ありがとうございます!」と来場者たちにお礼を言葉をかけ、最後の「ピエールフェス」の幕を閉じた。

ピエールフェス THE FINAL 2018年7月18日 LIQUIDROOM セットリスト

Maison book girl with カオティック・スピードキング

01. レインコートと首の無い鳥
02. 言選り
03. sin morning
04. film noir
05. cloudy irony
06. 十六歳
07. rooms
08. karma
09. おかえりさよなら

X SUGINAMI

01. BLUE BLOOD
02. VANISHING LOVE
03. Rusty Nail
04. 紅
05. loop~X

ヤバイTシャツ屋さん

01. ネコ飼いたい
02. 無線LANばり便利
03. ハッピーウェディング前ソング
04. Universal Serial Bus
05. 鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック
06. DANCE ON TANSU
07. 肩 have a good day -2018 ver.-
08. Tank-top of the world
09. ヤバみ
10. あつまれ!パーティーピーポー

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