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永原真夏、総勢8名で届けたエネルギッシュなツアーファイナル「音楽は素晴らしいな」

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永原真夏(撮影:木村泰之)

永原真夏(撮影:木村泰之)

永原真夏が5月30日に東京・WWWでライブツアー「まなっちゃんのGREAT HUNGRY TOUR 2018」の最終公演を開催した。

3月にソロ名義では初となるフルアルバム「GREAT HUNGRY」をリリースし、本作を携えたツアーで全国を回ってきた永原。その最終公演の会場となるWWWで、彼女は工藤歩里(Piano, Key / SEBASTIAN X、音沙汰)、藤原亮(G / フジロッ久(仮))、Bambi(B / DE BESO)、イシヅカタケマル(Dr / ハラフロムヘル)からなるSUPER GOOD BANDと共にパフォーマンスを披露した。さらにこの日はゲストメンバーとしてレコーディングにも参加している鈴木秋則(Syn)、村上大輔(Sax / ドン・マルティネス)、高野京介 (G / SuiseiNoboAz)も登場し、普段とはひと味違った演奏でオーディエンスを魅了した。

開演時刻を過ぎた頃、まずはSUPER GOOD BANDがステージに登場。照明が消えると客席から歓声が上がり、4人は一斉に音を鳴らした。白いワンピース姿で現れた永原は「よろしくー! 永原真夏+SUPER GOOD BANDです!」と元気に挨拶し、「僕の怒り 君の光」で堂々とライブの口火を切った。さらにアッパーな「HAPPY GO LUCKY」を続けた彼女は、観客を巻き込むようにハツラツと歌声を響かせていく。またこの日はステージ上にアルバムジャケットに描かれているテディベアが鎮座しており、永原は「楽しんで帰ってください! こいつも2時間座っててくれるらしいんで」と笑顔を見せた。工藤の流れるようなピアノに永原が伸びやかな歌声を乗せた「FIRE」、バンドとの一体感のあるアンサンブルが会場いっぱいに広がった「バイオロジー」を経て、永原は「ロックンロール」をごきげんに歌い、楽しげな空気でフロアを満たしていく。

アドリブでメロディに言葉を乗せた「ホームレス銀河」でオーディエンスを惹き付けた永原は「私のかわいいSUPER GOOD BANDを紹介するぜ!」とメンバーを紹介したあと、「会場のみんな、歌ってくれる!?」と呼びかけオーディエンスとコール&レスポンスを実施。会場に大きな歌声が響くと「みんなカンペキだね! どうもありがとう!」と言い、エネルギッシュなサウンドと芯のある歌声で「青い空」を届けた。ここでゲストメンバーの鈴木、村上、高野がステージに呼び込まれ、総勢8名のにぎやかな演奏で「平和」「リトルタイガー」「応答しな!ハートブレイカー」「あそんでいきよう」が披露される。鈴木は楽曲ごとにタンバリン、小太鼓、ショルダーキーボードを使い分け、村上はサックスの華やかな音色で楽曲を彩り、高野は轟音ギターでオーディエンスの熱気をさらに引き上げていった。

ゲストを見送ったあと、永原はライブがあと少しで終わることを告げ「しゃべりたいことは曲に詰めたので、まだ聴いてない人はアルバム聴いてください。このアルバムが作れて本当によかったです。ありがとうございます」と観客に呼びかけ、藤原の弾くアコースティックギターに乗せて「ダンサー・イン・ザ・ポエトリー」をまっすぐに歌い上げる。そしてバンドは本編最後に光に包まれながら「フォルテシモ」を息ぴったりに届けてステージを降りた。

アンコールで永原はステージ前方で深くお辞儀し、「この3年間。ソロを始めてフルアルバムを出すまで、“永原真夏”というプロジェクトに参加している気持ちでやってきました。大事な曲をやってもいいですか?」と、温かな工藤のキーボードから「SUPER GOOD」を歌唱。楽曲後半にはバンドの壮大なアンサンブルが加わり、永原は「オーイエー!」と絶叫する。「みんな……ありがとな!」と「カントリー・ロード」をワンコーラス歌った彼女は、感極まった様子で涙を流し「いつもライブに来てくれてる人からしたら『また泣いてるよ』って感じだと思うんですけど(笑)、歌ってると……込み上げてくるものがありますね。いつもそれに触れると『音楽は素晴らしいな』と、『ずっとこれからも信じていきたいな』と思います。ホントにありがとう!!」とファンに感謝した。さらに「なんか弱虫みたいだからもう1曲やってもいいですか!」という言葉から「オーロラの国」が届けられ、彼女はステージ前方で観客と目を合わせたりハイタッチしたりとパフォーマンスし、感情を爆発させるように絶唱。楽曲が終わってもコール&レスポンスはやまず、永原と観客は声を合わせて「てきとうでも生きていける」と歌い上げた。

鳴り止まないオーディエンスのアンコールに呼ばれ、永原とSUPER GOOD BANDがステージに登場した。彼女たちはゲストメンバーの鈴木、村上、高野も呼び込み、まったく合わせたことがないと言う「ロックンロール」を「コードはEです」とだけ伝えて披露。ゲストは巧みな演奏で楽曲に花を添え、オーディエンスのシンガロングが会場に響く中ツアーは大団円を迎えた。

なおYouTubeでは本公演より「フォルテシモ」の映像が公開されているので、ライブを追体験してみよう。

永原真夏「まなっちゃんのGREAT HUNGRY TOUR 2018」2018年5月30日 WWW セットリスト

01. 僕の怒り 君の光
02. HAPPY GO LUCKY
03. FIRE
04. バイオロジー
05. ロックンロール
06. 原チャリで荒野を行くのだ
07. うさぎ春日
08. ホームレス銀河
09. 青い空
10. 平和
11. リトルタイガー
12. 応答しな!ハートブレイカー
13. あそんでいきよう
14. ダンサー・イン・ザ・ポエトリー
15. フォルテシモ
<アンコール>
16. SUPER GOOD
17. オーロラの国
<ダブルアンコール>
18. ロックンロール

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