この作品は前作「ついてない1日の終わりに」から約2年ぶりとなるオリジナルアルバム。「Rappuccino」は“RAP”と“カプチーノ”を組み合わせた造語で、「GAKU-MCから抽出した言葉や音楽を毎朝 / 日々楽しんで欲しい」という思いが込められている。
本作にはプロデューサーとして近年のGAKU-MCの作品を手がけるマツトモゴー、岩井俊二率いるヘクとパスカルのギタリストとしても活躍するヨースケ@HOME、宇宙まおやEveへの楽曲提供でも知られる沼能友樹が参加。バラエティ豊かな全13曲が収録される。GAKU-MCはこのアルバムについて「ちょっとほろ苦くて甘い13杯のラップミュージック。出来ました。是非ご堪能ください」とコメントしている。
GAKU-MC「Rappuccino」収録曲
01. その先へ行こう feat. KEI(きっとラット)
02. トラベラーズソング
03. You Only Live Once(YOLO)feat. ヨースケ@HOME
04. デイリーライフミュージック(rap & guitar only)
05. オー・オモテサンドウ
06. 新東京口上
07. コトバアソビウタ
08. サヨナラナミダ
09. この世界には二種類の人間しかいない(rap & guitar only)
10. 晴れ舞台ヒカリアレ
11. 明日は明日の風が吹く
12. 孤独な夜があるから
13. グッジョブ
GAKU-MC コメント
“自分探しの旅”
そんな言い回しがある。アイデンティティを確立するために、自分を変えるきっかけを見つけるために、そして自分自身の人生を見つめ直すために。行ったことなかった場所、見たことのない景色に触れ、自分がどんなモノに感動するのか、知る。何に驚き、喜び、戸惑うか。他の場所へ行くことで、比べることで、自分がどんな目線を持っているのか、気付く。自分の街では考えなかったようなこと、心の奥に眠る気持ちに焦点をあて、その時思ったことを言葉にして絞り出す。旅に出て、そんな経験をしたことある人いるでしょ?! もちろん僕もその一人。結果それで何も変わらなくてもその時つむいだ言葉達は間違いなく“自分”だ。
世界一周の旅に家族で出たのは2016年12月。それから丸二ヶ月かけて地球を一周した。それまで忙しくしてたから、子供達(当時8才と3才)とゆっくりする時間もあまりなかった僕。今回子供達の成長も共に過ごすことで日々体感できた。一人や音楽仲間との旅が中心だったけれど“誰と旅をするか”が変わるとその視線が大きく変わることを改めて教えられた。見る。比べる。知る。気付く。そんな非日常の中で、浮き彫りになった気持ち。自分の街に帰ればまた日々の日常がやってくる。楽しいことも、そうでないこともきっとそれまでと同じように。
旅の間、コーヒー豆をドリップするようにノートにゆっくりと言葉を書き続けた。ちょっとほろ苦くて、でもなんかクセになる。爽やかな朝の目覚めから生活を彩るような、たまにくる孤独な夜を締めるそれのような。
「毎日の生活を彩る言葉を書きたい」
それが僕の旅の回答だ。
Rappuccino。ちょっとほろ苦くて甘い13杯のラップミュージック。出来ました。是非ご堪能ください。
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