BLITZに帰ってきたどついたるねん、ゲスト盛りだくさんのパーティ大成功

どついたるねんのワンマンライブ「Let's Go Party!! 4649!」が4月8日に東京・マイナビBLITZ赤坂で開催された。

彼らが同会場でワンマンライブを行うのはおよそ1年ぶり。Twitterではメンバーがチケットの売れ行きが悪いことを明かしていたが、当日会場には多くのファンが集まり大盛況となった。

これまでどつのワンマンの冒頭では“煽りVTR”が上映されてきたが、この日はバンドと長年関わりのある映像制作会社・HMJM（ハマジム）の営業部長、アキヒト氏が前説を担当。アイスクリームのコスチュームに身を包んだ彼は「いきなりステーキ」コールでフロアを温めつつ、どつとの出会いやエピソード、今回のワンマンに対する思いを語り、これから始まるライブへの期待を高めた。

アキヒト氏の前説が終わると、「ポジ男」のイントロに乗せてメンバーがステージに登場し、ライブはスタートした。この日はメインメンバー6人のほか、サポートメンバーとして吉澤幸男（G / GAGAKIRISE）が参加。前半では最新アルバム「どついたるねん」から「精神」「R☆」といったハイテンションなナンバーが次々と披露された。「口くさマシンガントーク」では浜公氣（Dr, Per, Vo）が絶叫する横で、山ちゃん（Vo, B）が早脱ぎであっという間にパンツ一丁に。山ちゃんはその姿で熱唱し、フロアのテンションを一気に上げた。

ワトソン（Vo, Dr）がゲーム「電車でGO!」のCMソングのフレーズを連呼した「人生の選択」を挟み、「さっきもいた人」ではMVに出演したろっきー（SEVENTEEN AGAiN、ex. フジロッ久（仮））が登場。彼は巨大なおにぎりを食べながらステージを徘徊し、同楽曲の終盤ではワトソンと映画「E.T」のワンシーンのように人差し指を合わせる場面もあった。うーちゃん（Vo, G）がソロ曲「ハッピーバースデー」を披露した際には、Aokidが舞台を縦横無尽に走り回りながら後転やブレイクダンスを披露。先輩（Vo, Key）がメインボーカルを務める「いきなり三男坊」ではバックダンサー・だらしないSEXシスターズが息の合ったダンスで先輩のパフォーマンスをサポートした。

「生きてれば」の途中では、ワトソンがスタッフのカメラを受け取りフロアへダイブ。先輩も「BOY」演奏中に客席へと降り、人混みの中へ潜り込んでいった。DaBass（B, Key, Vo） のボコーダーを使った歌唱がメロウな「若者のすべて」では、レコーディング時と同じくカンパニー松尾がゲストとして参加。「オシャレー……」「ああっもう入れちゃう！」と色気あふれるつぶやきで楽曲を彩った。そしてどつは「静かなるドン」で会場をノスタルジックな雰囲気で包みこんだのち、元メンバー、小林4000（Key）をゲストに迎えて「わたるちゃん2」をプレイ。意外なゲストにフロアからは歓声が飛び交い、本編は大盛り上がりで締めくくられた。

アンコールに入ると、ワトソンと先輩は新たなアルバムについて話題に上げ、その内容は「ダブとブラックミュージックの融合」になると説明。次のステップへと向かう意気込みを見せ、ファンの期待を煽った。最後にどつは新たなアレンジが施された「MY BEST FRIENDS」、最新アルバムの1曲目を飾る「ストレッチ」と新旧織り交ぜたセットリストを展開し、2回目のマイナビBLITZ赤坂ワンマンを無事終えた。

どつは5月から全国ツアー「ブリブリスプリングマウンテンツアー」を開催。ファイナルは7月19日に東京・UNITで行われる。