アジカン喜多&山田、テナーホリエがニック・ムーンの魅力を熱弁

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Kyteのフロントマンであるニック・ムーンが3月20、21日に東京・青山 月見ル君想フにてライブ&トークイベント「CIRCUS LOVE” Pre-Shows - Live & Talk -」を開催。初日はASIAN KUNG-FU GENERATIONの喜多建介(G)と山田貴洋(B)、2日目はストレイテナーのホリエアツシ(Vo, G, Piano)をトークゲストに招き新作にまつわるエピソードを語った。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONとは?

1996年に同じ大学に在籍していたメンバーで結成。渋谷、下北沢を中心にライブ活動を行い、エモーショナルでポップな旋律と重厚なギターサウンドで知名度を獲得する。2003年にはインディーズで発表したミニアルバム「崩壊アンプリファー」を再リリースし、メジャーデビュー。2004年には2ndアルバム「ソルファ」でオリコン週間ランキング初登場1位を獲得し、初の東京·日本武道館ワンマンライブを行った。2010年には映画「ソラニン」の主題歌として書き下ろし曲「ソラニン」を提供し、大きな話題を呼ぶ。2003年から自主企画によるイベント「NANO-MUGEN FES.」を開催。海外アーティストや若手の注目アーティストを招いたり、コンピレーションアルバムを企画したりと、幅広いジャンルの音楽をファンに紹介する試みも積極的に行っている。2015年にヨーロッパツアー、南米ツアーを実施した。2018年3月にベストアルバムを3作同時リリース。2021年に結成25周年を迎え、2022年3月に10thアルバム「プラネットフォークス」を発表した。2023年7月に江ノ電の15駅をモチーフにしたアルバム「サーフ ブンガク カマクラ(完全版)」をリリース。2024年7月にデビュー20周年を記念してシングルコレクションをリリースし、8月に神奈川・横浜BUNTAIでアニバーサリーライブ「ファン感謝祭2024」を行う。

「CIRCUS LOVE” Pre-Shows - Live & Talk -」初日の様子。(Photo by Tetsuya Yamakawa)

「CIRCUS LOVE” Pre-Shows - Live & Talk -」初日の様子。(Photo by Tetsuya Yamakawa)

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山田貴洋(ASIAN KUNG-FU GENERATION)と喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)。(Photo by Tetsuya Yamakawa)

山田貴洋(ASIAN KUNG-FU GENERATION)と喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)。(Photo by Tetsuya Yamakawa)[拡大]

初日に登場した喜多はKyteの1stアルバムを聴き、彼らの初来日公演にも足を運んだほどの筋金入りのファン。4月11日にリリースされるニックのソロアルバム「CIRCUS LOVE」をひと足先に聴いたという喜多は「Kyteの頃はもっとアンビエントで、今回はエレクトロニック寄りなんだけれど、共通してびっくりするほどメロディがいいんですよね。そこが惹き付けられるポイントかな、と思いました」とコメントした。

ニックは5年前にアジカンのスタジオに遊びに行った際に、「CIRCUS LOVE」のデモ音源を一緒に聴いたこと、その後、音楽制作を学んでアルバムの完成に至ったことを明かす。日本語勉強の際には喜多が「ハイボール」と言わせたエピソードが語られ観客を笑わせる場面も。さらに、ニックが4月からしばらく日本に滞在し音楽活動を行うことを報告すると、山田は「今回のアルバムも東洋的な音やフレーズを感じた」「新しい発想で曲が生まれてくると思うし楽しみですね」と期待を膨らませる。そしてニックは6~7月に開催されるアジカンのライブツアーのオープニングアクトを務めることを発表し、「とても光栄だし、ありがたく思っています。よろしくお願いします」と観客に呼びかけた。

「CIRCUS LOVE” Pre-Shows - Live & Talk -」2日目の様子。(Photo by Tetsuya Yamakawa)

「CIRCUS LOVE” Pre-Shows - Live & Talk -」2日目の様子。(Photo by Tetsuya Yamakawa)[拡大]

2日目のトークゲストであるホリエも、Kyte初来日公演に足を運んだ1人。ニックに対する第一印象については「めちゃくちゃ気さくで」と振り返った。なおニックは昨年初めてストレイテナーのライブを観たと述べ、「Awesome! Amazing!」と興奮気味にライブの感想を語った。さらにホリエとニックは一緒にカラオケに行ったエピソードを披露し、Travisを一緒に歌ったことなど思い出話で盛り上がった。またホリエは「CIRCUS LOVE」について「静かなんだけど、ウェットな世界観でしたね」「Kyteのときはもっとアンビエントでディープだったけど、新作はダンスっぽかったり、メロディがポップで。今の自分に合うところがあって、すごく楽しく聴きました」と絶賛。これを受けてニックは「メロディは色彩豊かでポップなものを意識したんですけど、ライブではアンビエントなものを混ぜていきたいと思ってる」と返していた。

ニック・ムーン(Photo by Tetsuya Yamakawa)

ニック・ムーン(Photo by Tetsuya Yamakawa)[拡大]

その後も、帰国前に桜を見たいというニックにホリエが中目黒をオススメするなど、トークは和やかな雰囲気の中で進行した。最後にホリエは、ニックがASIAN KUNG-FU GENERATIONのツアーに同行することに触れ「行けるところに遊びに行きます。地方で一緒に飲めたらいいね」と語りかける。ニックも「楽しみにしています」と答えイベントは終了した。

なお両日のトークコーナーの前にはニックによるライブが行われ、「CIRCUS LOVE」の収録曲11曲のうち10曲が披露された。1人でステージに立ったニックはキーボード、リズムマシン、ループステーション、サンプラーなどを駆使しながらサウンドを紡ぎ、その上に繊細でドリーミーな歌声を重ねていく。その八面六臂の活躍にオーディエンスは釘付けになり、60分のステージが終わると大きな拍手を送った。

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ニック・ムーン「CIRCUS LOVE” Pre-Shows - Live & Talk -」2018年3月20日 / 21日 青山 月見ル君想フ セットリスト

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