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エクスタシー獲たけりゃ日出郎よ!電気グルーヴのワンマンに“おかまの大統領”光臨

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「燃える!バルセロナ」での日出郎。(撮影:成瀬正規)

「燃える!バルセロナ」での日出郎。(撮影:成瀬正規)

電気グルーヴが3月3日に大阪・Zepp Namba、3月16、17日に東京・Zepp Tokyoでワンマンライブ「クラーケン鷹」を開催した。この記事では3月17日の最終公演の模様をレポートする。

開演を迎えてステージの幕が開くと、石野卓球とピエール瀧、そしてサポートメンバーの牛尾憲輔(agraph、LAMA)が登場。「Fallin' Down」を皮切りに次々に楽曲が披露され、作り込まれたVJの映像とレーザーなどの派手なライティングも相まってフロアは一気に熱気を帯びていく。セットリストは近年の楽曲を中心としつつも、1992年のアルバム「KARATEKA」の収録曲「March」をライブ当日が3月であることにちなんで歌唱。また卓球の2001年のソロアルバム「KARAOKE JACK」に収められた「flight to Shang-hai」もパフォーマンスした。

「flight to Shang-hai」終了後、卓球が途中から尿意をがまんしていたことを明かし、「50歳になると頻尿にもなるぜホント」と言いつつ退場。彼が不在の間に瀧が1人でトークで場をつないだ。卓球がトイレからステージに戻ったあとは、卓球と瀧による頭に思い浮かんだことをそのまま口にするかのような終着点の見えないムダ話タイムに突入。約15分にわたって会場中を爆笑で包んだのち、「ガリガリ君」でライブを再開させた。

ライブ終盤の「柿の木坂」からは、ゲストプレイヤーとしてギタリストの吉田サトシが参加。その後の「Caty Summer」「UFOholic」といった楽曲でも、クリーントーンのファンキーなリズムギターで楽曲に彩りを添えていく。そして本編最後の楽曲「CATV 2017」が始まると、瀧は消火器のホースを口にしてサックスのように吹き、卓球は最前列の観客にRoland Boutique TB-03を触らせた。

アンコールの声に呼び戻された卓球と瀧は、それぞれ臀部に穴が空いたOバックのブリーフを履いてステージに登場。卓球は「もう特に話すこともないので、最後に瀧くんと相撲を取ります」と宣言して相撲の立ち合いを始めた。瀧は飛びかかってきた卓球をキャッチしてそのままお姫様抱っこをし、会場は大盛り上がりに。うれしそうに後方のDJブースに向かう卓球を指さしながら、瀧は「親友」と言って笑った。

その後、吉田が爪弾くガットギターに乗せて、真っ赤なドレスに身を包んだ日出郎がフラメンコを踊りながら出現。2月末に配信リリースされた、日出郎の1992年の楽曲「燃えろバルセロナ」を卓球がリメイクした「燃える!バルセロナ」がスタートした。思わぬゲストの登場に沸くフロアを前に、日出郎は妖艶に舞いながら「エクスタシー獲たけりゃ肛門よ!」と熱唱。オーディエンスも興奮状態で一斉に「肛門よ!」と叫んだ。狂乱のパフォーマンスを終えたのち、日出郎をステージに残してそのまま「人間大統領」に突入。曲中で瀧が「日本の皆さんこんばんは。本日はおかまの大統領でございます」と日出郎を紹介すると、フロアから「おかま大統領!」というコールが上がった。そしてこの曲が終わるとメンバーと日出郎はステージから退場。観客からは彼らに惜しみない拍手が贈られた。

電気グルーヴ「クラーケン鷹」3月17日 Zepp Tokyo セットリスト

01. Fallin' Down
02. Missing Beatz
03. プエルトリコのひとりっ子
04. いちご娘はひとりっ子
05. March
06. トロピカル・ラヴ
07. Slow Motion
08. 顔変わっちゃってる。
09. The Big Shirts
10. flight to Shang-hai
11. ガリガリ君
12. SHAME
13. SHAMEFUL
14. B.B.E.
15. Upside Down
16. モノノケダンス
17. MAN HUMAN
18. Baby's on Fire
19. 柿の木坂
20. Caty Summer
21. UFOholic
22. CATV 2017
<アンコール>
23. 燃える!バルセロナ
24. 人間大統領

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