A.B.C-Z戸塚、主演ミュージカルの見どころは乃木坂46樋口＆京本大我絡む“ラブ事情”

ミュージカル「恋する▽ヴァンパイア」が、本日3月9日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕。これに先駆けて、会場にて囲み取材と公開ゲネプロが行われた。

「恋する▽ヴァンパイア」は、バンパイアと人間の許されない恋を描く物語。2015年の映画版ではバンパイアのヒロイン・キイラと人間の青年・哲の恋模様が描かれたが、児玉明子が演出を手がける今回のミュージカル版では、哲がバンパイア、キイラが人間という設定で上演される。

囲み取材にはキャストから戸塚祥太（A.B.C-Z）、樋口日奈（乃木坂46）、京本大我（SixTONES / ジャニーズJr.）が登壇。主人公の哲を演じる戸塚は「1カ月近く稽古してきたので、幕が上がるのが楽しみです。最高の恋のミュージカルになっていると思います」と出来栄えに自信をのぞかせる。哲のライバルであるハルトを演じる京本は「尊敬する大好きな戸塚くんの舞台に出させていただく貴重な機会なので、稽古でたくさん学ばせていただきました。ステージ上ではライバルではありますが、学べるところはしっかり学んで務めていきたいと思います」と意気込む。そして、ヒロイン・キイラ役の樋口は「今日までたくさん稽古を重ねてきて、皆さんとより絆が深まったと思うので、あとは千秋楽まで楽しみたいと思います」と述べた。

記者から本作の見どころを尋ねられた戸塚は「バンパイアの世界と人間の世界が入り混じったファンタジーな世界ですが、その中でのキイラちゃんと哲くんの“ラブ事情”ですね。そこに京本大我が演じるハルトがどう絡んでくるのか？ という三角関係に注目して欲しいです」と回答。また京本は「見どころはたくさんあるんですけれども、バンパイアの学校が出てきたり、胸キュンなラブコメディ要素があったり、世界に入り込みやすいです。僕が出てないシーンでも、キュンとして思わず涙してしまうようなシーンがあります。まばたきせずに観てもらいたいぐらいです」と述べ、続けて樋口は「バンパイアの能力とか、人間界ではありえない現象を舞台でどうやって表現してるか、というのを楽しんもらえたらと思います」とアピールした。

製作記者発表時に減量を宣言していた戸塚が「体重は落としたのですが、何か違うなと思い、戻しました（笑）。7、8キロ落として、7、8キロ戻しました」と話すと、京本から「よく戻せましたね！」とツッコミが入る。これに対して戸塚は「ロバート・デ・ニーロです！」と会場の笑いを誘いつつ、体重の増やし方について「バンパイア役なので、牛肉や赤ワインなど、とにかく赤いものを食べました」と説明した。

一方、製作記者発表時に筋肉を付けるという目標を挙げていた京本は「思ったような体にはなりませんでしたが、いつものヘナチョコな京本大我に比べたら、だいぶカッコつけてやれてるんじゃないかなと思います。ハルトを通してカッコいい京本大我を見せつけたいです」と力強く宣言。そんな京本について戸塚は「劇中でハルトのソロナンバーがあるのですが、通しを見ていて、もうミュージカル界のスターだなと思いました」と絶賛する。対する京本は「いやいや、待ってください！ それ言われたらできなくなりますよ！」と恐縮していた。

ミュージカル初挑戦の戸塚は「乗り越えなきゃいけない壁もあったんですが、自分を映画『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングだと思い込んでやっていきます」と熱弁。京本が「戸塚くんには昨日の稽古最終日にジャージをいただきました」とエピソードを明かすと、戸塚は「急に『ジャージください！』って言われて、『お、おう』ってなって……」と返す。京本は「おねだりしちゃって……今日もそれを着て稽古していたんで、戸塚くんのパワーをもらいつつ初日に挑めそうです」と笑顔で語った。樋口は劇中でのギターの弾き語りシーンについて「ギターを弾くのってこんなに難しいんだって思いました。戸塚さん、京本さんにも難しいコードを教えてもらったり、ストロークをアドバイスしていただきました」とコメントした。

作品の仕上がりについて尋ねられた戸塚が「2000%です！ そのぐらいの気持ちが出ちゃってます。もし僕に何かあったら、あとは大我が……」と回答すると、京本は「戸塚くんについていこうと思ってたんで、そこは一緒にがんばりましょう！」と返す。最後に戸塚は「多くの人に楽しんでいただけるラブコメです。この恋するパワーで日本全国を盛り上げていきたいと思います。初日がんばるぞ！」と気合いを入れ、囲み取材を締めくくった。

本作は3月11日まで東京・天王洲 銀河劇場で上演されたのち、3月16日に広島・JMSアステールプラザ、3月23日から25日まで大阪・森ノ宮ピロティホールと巡演する。そして3月28日から4月1日までは天王洲 銀河劇場で東京凱旋公演が行われる。