浅井健一ホールツアー最終公演、わずか2カ月で映像化

2010年1月28日 16:42 1 音楽ナタリー編集部

浅井健一の全国ツアー「2010 HALL TOUR "MERCURY"」の最終公演が、1月27日に東京・NHKホールにて開催された。

浅井健一とは？

1964年生まれ、愛知県出身のミュージシャン。1991年にBLANKEY JET CITYのボーカル＆ギターとして、シングル「不良少年のうた」とアルバム「Red Guitar and the Truth」でメジャーデビューを飾る。数々の名作を残し、2000年7月に惜しまれつつ解散。その後、SHERBETSやJUDEなどさまざまな形でバンド活動を続け、2006年7月にソロ名義では初となるシングル「危険すぎる」、同年9月に初ソロアルバム「Johnny Hell」を発表した。2016年5月に新たなソロプロジェクト・浅井健一 & THE INTERCHANGE KILLSを始動し、2017年3月にアルバム「METEO」を発表。2021年4月には約1年半ぶりのソロアルバム「Caramel Guerrilla」をリリースした。同月末には浅井とUAが中心となって結成したバンド・AJICOを20年ぶりに再始動させ、その後楽曲リリースやツアー開催など精力的に活動を続けている。2024年10月に約3年半ぶりのアルバム「OVER HEAD POP」を発表した。

ホールツアー最終公演ではアンコールも含め合計25曲を披露。

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グレッチをかき鳴らすベンジー。

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約2年ぶりのオリジナルアルバム「Sphinx Rose」を引っさげ、「2009～2010 LIVE HOUSE TOUR "GOD MOTEL"」「2010 HALL TOUR "MERCURY"」と立て続けにライブを行ってきたベンジー。東名阪の3会場で実施されたホールツアーでは、先だって行われたライブハウスツアーと少し趣を変え、じっくりと聴かせるナンバーが数多く披露された。

ツアーファイナルとなったNHKホール公演は、ミディアムナンバー「道」で幕開け。ベンジーが作り出す唯一無二の世界観に、観客は瞬時に引き込まれていく。「コヨーテ」「エメラルド」と楽曲が進むにつれ、じわりじわりと熱さを増す会場内に「Mad Surfer」のイントロが流れると大歓声が巻き起こった。

ライブ中盤戦では「大きな木」「Your Smile」「FRIENDLY」といった静けさと強さを併せもつナンバーでオーディンスを包み込み、終盤ではふたたびライブハウスさながらのスピード感あふれる展開へ。ベンジーが叫ぶ「Are You Ready?」の呼びかけに、オーディエンスはこぶしを挙げ応戦した。「Dark Cherry」「RUSH」「危険すぎる」を立て続けに演奏し、本編は終了。アンコールではBRANKY JET CITY時代の名曲「ライラック」「SALINGER」を含む4曲が披露され、2時間15分に及ぶツアーファイナルは幕を閉じた。

なお、3月31日には早くもこの日のステージを収めたライブDVD（タイトル未定）のリリースが決定。初回生産限定盤は2枚組のボックス仕様で、DISC 2にはライブハウスツアーのドキュメンタリーや、自身のレーベル「Sexy Stones Records」の立ち上げ10年目という節目を迎えた現在の心境を語るインタビュー映像などが収録されたDVDが付属。さらにベンジー自身がデザインしたオリジナルTシャツも同梱される。

2010年1月27日（水）NHKホール「Kenichi Asai HALL TOUR "MERCURY"」セットリスト

01. 道
02. コヨーテ
03. エメラルド
04. スケルトン
05. Mad Surfer
06. SENSATIONAL ATTACK
07. Green Jerry
08. 原爆とミルクシェイク
09. チーズバーガー
10. COOLER
11. サニー
12. Runaway Girl
13. 大きな木
14. Your Smile
15. FRIENDLY
16. SPRING SNOW
17. SAD PARTY
18. Super Tonga Party
19. Dark Cherry
20. RUSH
21. 危険すぎる
＜アンコール＞
EN1. 何も思わない
EN2. 水
EN3. ライラック
EN4. SALINGER