チームしゃちほこ伊藤千由李、20歳の誕生日に初のオリジナル曲を披露

チームしゃちほこの伊藤千由李が1月24日に20歳の誕生日を迎え、誕生日当日に愛知・DIAMOND HALLにてソロライブ「▼ちゆ誕▼～もう子どもじゃないんです！～」（▼は黒塗りハートマーク）を開催した。

開場直前から大雪が降り出す中、会場には伊藤のイメージカラーであるういろうイエローのグッズを身に付けたファンが集結。熱気渦巻く会場に、伊藤は背面にスパンコールの刺繍で「20」と書かれた白いジャケットにショートパンツを合わせた衣装で登場し、チームしゃちほこ「Kissy-麺」の替え歌「Chiyu-誕」でライブをスタートさせる。続いて、てんかすトリオ「永遠のトリニティー」をパワフルに歌い上げた。

伊藤が「私、なんと今日でハタチになりました！」とファンに直接報告すると、フロアからは大歓声が起こる。セットリストや構成も自分で考えたというソロライブでは、伊藤がデビュー前から憧れていたスマイレージ（現：アンジュルム）のメドレーも披露された。以前から“振りコピ”をしていたという「夢見る15歳」「有頂天LOVE」をキレのあるダンスと共に届けたあと彼女は「○○ がんばらなくてもええねんで!!」をステッキを持ってパフォーマンス。これまでにもソロライブで取り上げてきた「スキちゃん」を歌いながらサブステージへ移動し、最後はスマイレージのインディーズデビュー曲「ぁまのじゃく」でメドレーを締めくくった。

ファンとの撮影タイムを終え、幼少期から成人式の振袖姿までを振り返る映像アルバムを上映している間に伊藤は一度退場。映像が終わると黒いレースのブラウスと紺色のロングスカートという大人っぽいコーディネートで再登場した。そして彼女は黄色いボディのアコースティックギターを抱え、チームしゃちほこのディレクターで、レコーディングやライブサポートで活躍する“コナンくん”こと小名川高弘（Key, G）と共にアコースティックセットのライブを展開。軽快なコードストロークでアコギを演奏しながら歌ったYUI「Happy Birthday to you you」やチームしゃちほこの「レースのカーテンを揺らした」などを歌唱した。小名川のキーボード伴奏のみで歌ったSEKAI NO OWARI「RAIN」のカバーでは、表情豊かな歌声はもちろん指先の細やかな動きまで意識を配るなど表現力の高さを見せつける。彼女は高橋優「明日はきっといい日になる」を晴れやかに歌って、アコースティックコーナーを終えた。

その後伊藤は「じりじり夏活委員会 feat. しまじろう」「でらディスコ」を歌い、「ハタチになる当日にたくさんのファンの人に祝ってもらえるなんて。ハタチも自由にマイペースに楽しんでいけたらと思ってます」と挨拶して、本編の幕を下ろした。

アンコールならぬ“千由李コール”を受けて始まったアンコールでは秋本帆華と咲良菜緒からのビデオメッセージが上映された。2人が「ハタチもちゆらしく歩んでいきましょう」とスクリーンからコメントを送ると、ステージには大黒柚姫と坂本遥奈がケーキを持って登場。2人は、バースデーサプライズに驚く伊藤をステージ上で祝った。

サポートの小名川を呼び込んだ伊藤は自身のソロ曲「泣いてなんかいないよ」を披露。さらに「今日はこれで終了……なんだけど、自分で曲を作ってみたんです。今日しか歌えない歌、みんなに聴いてもらいたい」と、自身が作詞・作曲したナンバー（タイトル未定）をソロ弾き語りで演奏した。緊張からかイントロで2度ほど間違えてしまったものの、たくさんの人に支えられながら20歳を迎えた感謝の気持ちと、大人としてしっかり歩み始める決意を込めてオリジナル曲を歌い、すべての演目を終えた。彼女は「ハタチになって最初にみんなと過ごせてうれしかったです。これからもチームしゃちほこのういろうイエローとしてがんばりますので、応援よろしくお願いします！」と力強く語り、大歓声を浴びながらステージをあとにした。

チームしゃちほこは2月3日に愛知・日本特殊陶業市民会館 フォレストホール、10日に東京・Zepp Tokyoにてライブ「鯱詣2018」を開催。2月28日にはニューシングル「JUMP MAN」をリリースし、3月からキャリア最大規模のライブツアー「チームしゃちほこ SPRING TOUR 2018～日本中でJUMP MAN！？幸せの使者は君だッ！～」を行う。