片平里菜、“お嬢ズ”と新旧曲届けたライブハウスツアー閉幕

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片平里菜がライブツアー「ライブハウスツアー2017-2018」の最終公演を昨日1月20日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて開催した。

片平里菜「ライブハウスツアー2017-2018」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:山川哲矢)

片平里菜「ライブハウスツアー2017-2018」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:山川哲矢)

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昨年10月に始まった今回のツアーで、片平は伊澤一葉(Key / the HIATUS)、戸高賢史(G / ART-SCHOOL、Ropes、Crypt CityMONOEYES)、須藤優(B)、玉田豊夢(Dr)をサポートメンバーに迎え全10公演を行った。

片平里菜「ライブハウスツアー2017-2018」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:山川哲矢)

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ライブは軽快なロックチューン「Party」でスタート。片平はステージ上を軽やかに動き回ったり、フロアにマイクを向けてファンの合唱に耳を傾けたりしながらパワフルな歌声を聞かせていく。さらに彼女は“かわいい女の子の歌”「lucy」や、楽しげな合唱が発生した「Love takes time」といった楽曲を続け、場内を温めていった。

片平里菜(撮影:山川哲矢)

片平里菜(撮影:山川哲矢)[拡大]

最初のMCで彼女は本来であれば今回のツアー前にアルバムを発表し、レコ発ツアーにしたかったと明かす。アルバム制作に時間をかけたかったため、アルバムの発売が12月になったと残念そうに話しつつも、「時間をかけたからこそすごくいいものができた」と最新アルバム「愛のせい」に対しての自信をのぞかせ、アルバム制作をしながら回った今回のツアーについて「いろんな感情をステージでぶちまけていたと思う。過程を見守ってもらったツアーだったな」と回想。加えてこの日は新旧の楽曲を織り交ぜたセットリストになることを説明した。

中盤は片平もアコースティックギターを手にし、「子供時代」「舟漕ぐ人」をゆったりと歌い上げる。続く「なまえ」は片平の歌声と伊澤の伴奏のみで届けられ、場内にはエモーショナルなムードが広がった。さらにダイナミックなバンドサウンドに負けじと片平が声を張り上げた「愛のせい」、マイクスタンドを握りしめて勇ましく歌唱した「ラブソング」が連投されると、場内に張り詰めた空気が漂った。

片平里菜「ライブハウスツアー2017-2018」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:山川哲矢)

片平里菜「ライブハウスツアー2017-2018」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:山川哲矢)[拡大]

片平が「やっほー!」と声を上げ、和やかに突入した後半のMCでは今回のバンドメンバーについての話題に。現体制のバンドについて戸高が“お嬢ズ”と命名したことが発表され、その理由について戸高が、片平がゲスト参加した東京スカパラダイスオーケストラのシングル「嘘をつく唇」のアーティスト写真の彼女が“極道のソレ”だったことと、“演奏が上手”であることをかけていると笑いを交えながら説明した。

片平の指名で玉田が曲紹介を行った「女の子は泣かない」でライブはラストスパートに突入。「Hey boy!」では“お嬢ズ”によるソロ回しも織り交ぜられ、にぎやかなムードが広がった。最後に片平が「日々私の曲をたくさん聴いてくれて、この日を楽しみにしてくれた皆さんに『ありがとうございます』と伝えたくてここに立ってます」とファンへメッセージを送り、「皆さんに寄り添うように」と前置きして「結露」をしっとりと届けた。

アンコールではMCがさらにユルくなり、戸高がラップを披露する一幕も。5人の雰囲気のよさを伺わせたのち、片平は弾き語りで「異例のひと」を演奏。2番からバンドメンバーが演奏に加わり、この日ならではのアレンジで届けられる。演奏後にはバンドメンバーが加わるのは予定外だったことが明かされ、会場からは驚きの声が上がった。そして片平はバンドメンバーと共に「始まりに」を演奏をしたのち、「今年はにぎやかな1年になると思いますので、どうぞよろしくお願いします」と改めてファンへ言葉を送り、最後に「からっぽ」を弾き語りで歌いツアーの幕を下ろした。

Spotifyではこの日のセットリストをプレイリストとして公開中。また片平はデビュー5周年を記念して3月に「60分一本勝負弾き語りライブ」、5月に「『愛のせい』アルバム全曲再現ライブ&シングル全曲ライブ」と銘打った2つのライブツアーを行う。チケットの発売状況など詳細はオフィシャルサイトにて確認を。

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片平里菜「ライブハウスツアー2017-2018」
2018年1月20日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. Party
02. BAD GIRL
03. カフェイン
04. lucy
05. Love takes time
06. 子供時代
07. 舟漕ぐ人
08. なまえ
09. 愛のせい
10. ラブソング
11. 女の子は泣かない
12. Hey boy!
13. Oh JANE
14. Come Back Home
15. 結露
<アンコール>
16. 異例のひと
17. 始まりに
18. からっぽ

デビュー5周年企画 60分一本勝負弾き語りライブ

2018年3月2日(金)大阪府 knave
2018年3月4日(日)愛知県 HeartLand
2018年3月6日(火)東京都 下北沢SHELTER

デビュー5周年企画 -2部構成- 「愛のせい」アルバム全曲再現ライブ&シングル全曲ライブ

2018年5月10日(木)東京都 EX THEATER ROPPONGI
2018年5月24日(木)愛知県 DIAMOND HALL
2018年5月25日(金)大阪府 なんばHatch

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shuji @run2daylight

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